大阪府堺市、古墳文化の中心で日本最大の「大仙陵古墳」が有名な街です。
今回お話しする『孫太夫山古墳』は、「大仙陵古墳」の陪塚として知られています。一体、どのような関係があったのか?
今回はそんな『孫太夫山古墳』を一緒に見ていきましょう!
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目次
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孫太夫山古墳とは
『孫太夫山古墳』の読み方は「まごだゆうやまこふん」と読み、名前の由来はかつての所有者であった南孫太夫さんに由来するそうです。
先述したように日本最大の「大仙陵古墳」の陪塚であることから、『孫太夫山古墳』は大仙陵古墳の南側に位置しています。
『孫太夫山古墳』の形状は帆立貝形前方後円墳で前方部が短いのが特徴です。また、周濠があったことも確認されていますが、この周濠と先述した前方部は発掘調査した際の結果に基づき復元されたものとなっています。
そのため非常に珍しいことに、『孫太夫山古墳』は前方部の一部と周濠は堺市が管理し、後円部は宮内庁の管理下に置かれています。
『孫太夫山古墳』の大きさは全長約56メートル、後円部径48メートル、後円部高約7.6メートル、前方部幅約30メートルで周濠は幅約10メートルで復元されています。
詳しくは後述しますが、築造時期については出土品から5世紀中頃と考えられています。
また、築造時期が「大仙陵古墳」と同時期なことから、『孫太夫山古墳』の位置は築造前から計画的に配置されていたと推測されています。
埋葬施設や内部構造については分かっていないことが多く、そのため被葬者も明らかになっていません。
2017年に堺市の指定史跡に登録され、2019年に百舌鳥・古市古墳群のひとつとして世界文化遺産に登録されました。
孫太夫山古墳の基本情報
読み | まごだゆうやまこふん |
所在地 | 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 |
営業時間 | 無休 |
入場料 | 無料 |
形状 | 帆立貝形前方後円墳 |
大きさ | 全長約56メートル、後円部径48メートル、後円部高約7.6メートル、前方部幅約30メートル |
時代 | 古墳時代 |
作られた時期 | 5世紀中頃 |
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出土品
墳頂から勾玉が発見されたことに加え、濠からは小型の円筒埴輪、朝顔形埴輪が出土しています。
出土した埴輪の製作時期が5世紀頃であると考えられることから、先述した「大仙陵古墳」との関係が考えられ、陪塚として知られるようになりました。
孫太夫山古墳周辺の観光スポット
ここからは『孫太夫山古墳』周辺の観光スポットについて紹介します。
ぜひ、古墳巡り以外でも楽しんでみてください!
見どころ1:堺市漁連 とれとれ市
堺市の漁連が運営している出島漁港で毎週土曜、日曜に「とれとれ市」題して新鮮な魚介類の販売を行なっています。
加えて、海鮮のバーベキューや鮎の塩焼きなど、思わずよだれが出てしまいそうな魅力的な食べ物をその場で食べることができます。
駐車場も300台収容と車で行きやすいのもポイントなので、家族連れの方々はぜひどうぞ!
見どころ2:家原寺
「知恵の文殊さん」として知られているお寺で、受験シーズンには多くの受験生が合格祈願に訪れます。
さらに、無病息災のお寺としても知られており、毎年1月の最終日曜日には天へ5mもの炎を巻き上げ無病息災を祈願します。「大とんど」として知られており、地元の人たちに愛されています。
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孫太夫山古墳古墳へのアクセス
車
近隣の大仙古墳駐車場を利用
電車・バス
JR阪和線百舌鳥駅 徒歩約10分
孫太夫山古墳周辺のランチおすすめ3選
お食事処花茶碗
古墳に扮したカレーを食べることができるお店です。盛り付けされたご飯は古墳型にかたどられており、周りがルーで埋め尽くされています。ぜひ、訪れてみてください。
住所 | 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2-265 |
TEL | 072-244-8725 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |
席 | 未 |
駐車場 | 無 |
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松島家
定食、うどん、そばと”和の料理”を楽しむには最適なお店です。カレーうどんが人気のようなのでお試しあれ。
住所 | 大阪府堺市堺区五条通1-39 |
TEL | 072-238-8092 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 土曜 |
席 | 28席 |
駐車場 | 有 |
カフェ イロハ
喫茶店の静かな雰囲気を保ちつつ、美味しい料理も提供してくれるお店です。イチオシの堺生プリンは一見の価値ありなのだとか
住所 | 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2-160 大仙公園 |
TEL | 072-245-0168 |
営業時間 | 火~金 9:00~18:00 土日祝 8:00~18:00 |
定休日 | 月曜 |
席 | 未 |
駐車場 | 有 |
HP | https://www.facebook.com/cafe.iroha |
まとめ
いかがでしたか?
今回は「大仙陵古墳」の陪塚として知られている、『孫太夫山古墳』のお話でした。
名前の由来はもちろんのこと、築造前から計画的に考えられた位置などワクワクしますね。
ぜひ、実際に訪れて自分の目で「大仙陵古墳」と『孫太夫山古墳』の位置関係を見てみてください!
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