フランスの焼き菓子として有名なマドレーヌとフィナンシェ。日本でも洋菓子屋さんだけでなく、スーパーでも買うことができる親しみのあるお菓子です。
マドレーヌとフィナンシェは形が違えど、色や見た目のふんわり感がよく似ていて、その違いを正確に説明できる方は少ないのではないでしょうか。
今回は、そんな疑問を解消すべく マドレーヌとフィナンシェの違い についてご紹介いたします。
- マドレーヌについて
- フィナンシェについて
- それぞれの原材料や味は?
- 人気なのはどっち?
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目次
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マドレーヌとは
貝の型で焼かれた可愛いマドレーヌの誕生にはいくつかの諸説がありますが、その中の一つをご紹介します。
そのパティシエの代わりに、メイドが祖母から習ったケーキを焼くことに。そのケーキをとても気に入ったロレーヌ公が、メイドの名前マドレーヌをそのままケーキにつけたそうです。
原材料
あとでフィナンシェの原材料もご紹介するので比べてみてください。
形
シェル型と言われる貝殻の形が特徴です。先ほどもお伝えしましたが、メイドが作った際にホタテの貝殻を使ったことがきっかけとも言われています。
一般的にはシェル型ですが、 丸く平たい形やバラの形 をしたものまであります。
味
バターが含まれているため、 ほんのり甘くバター風味 です。見た目通りふんわりとしていて、中はややしっとりめ。
バニラやレモンが足されることもあります。今は様々な種類があり、フレーバーが楽しめるようになっています。
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フィナンシェとは
平たい長方形が特徴のフィナンシェは、フランスのパリ証券取引所が多く佇む 金融街のパティスリーで誕生した と言われています。
よくお店を訪れるビジネスマン達のために、「背広を汚さず急いで食べることができるスイーツ」を考えて完成したのがフィナンシェなのだそう。
材料も当時ではリッチなものを使っていて、フィナンシェの意味 「お金持ち」 という名前ピッタリなお菓子です。昔は、Visitandines(聖母訪問教会)の修道女が考案したことからヴィジタンディンと呼ばれていました。
原材料
バターも、フィナンシェは焦がしバターで風味を強めているようです。
形
平たい長方形をしたフィナンシェですが、これは金融街にちなんで 金塊をイメージ して作られています。マドレーヌほどの膨らみはありませんが、緩やかに中央に向かって盛り上がりのある形です。
味
アーモンドとバターの 香り高い風味 が特徴です。バターを焦がしてあるため、マドレーヌよりも香りが強く香ばしい香りがします。
中はしっとりとしていますが、外はサクサクとほぐれるような食感です。
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人気なのはどっち?
それぞれの特徴や味の違いがわかってきました。どちらも美味しそうですが、選ぶべきものはどちらなのでしょうか。好みが分かれるところですが、特に手土産に買う際の参考にしてみてください。
香ばしい香りが好きな人は…
焦がしバターを使い芳醇な香りを演出している フィナンシェがピッタリ です。また、アーモンドがお好きな方には間違いないでしょう。
卵白を使用しているため、中はしっとり外はサクっとした食感。サクサク加減は出来立てがより感じられます。手作りするのもオススメです。
濃厚な味が好きな人は…
甘さのあるバターの濃厚な味が楽しめるのは マドレーヌ です。ベーキングパウダーを使用しているため、ふんわりと柔らかく程良くしっとりしています。
口の中で甘さがほどけていく時間は贅沢そのもの。素朴な味がお好きな方もマドレーヌがマッチするでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- マドレーヌもフィナンシェもフランスのお菓子。
- シェル型がマドレーヌ、金塊を表す長方形がフィナンシェ。
- マドレーヌは、マドレーヌというメイドがホタテの貝殻で作ったお菓子と言われている。
- マドレーヌは、全卵やベーキングパウダー、溶かしバターなどが使われる。
- マドレーヌは、甘くバターの濃厚な香りと素朴な味わいが特徴。
- フィナンシェは、金融街にあるパティスリーで誕生したお菓子。
- フィナンシェは、忙しいビジネスマンのために食べやすいお菓子を考案したもが始まり。
- フィナンシェは、卵白やアーモンドパウダー、焦がしバターなどが使われる。
- フィナンシェは、アーモンドと焦がしバターの芳醇な香りが特徴。
いかがでしたか。どちらもフランスのお菓子とあって違いがわかりづらいですが、由来や誕生秘話、原材料は違いがあり、それぞれ違った味を楽しめそうです。
違いをきちんと理解しておけば、手土産を選ぶときにもきっと役立ちます。
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