ロコモコはカフェやレストランでも人気のハワイ料理ですが、「ロコモコとハンバーグの違い」を知っていますか?ロコモコはご飯の上にハンバーグをのせた料理では?と思うかもしれませんが、実は味に違いがあります。そこで今回は、
- ロコモコの特徴・意味とは?
- ハンバーグとは何が違う?
- ロコモコとロコモコ丼の違いはある?
これらのテーマについて紹介いたします。
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ロコモコとハンバーグの違いは?
「ロコモコは、ハンバーグをご飯の上にのせて目玉焼きをトッピングした料理」という認識は皆さんお持ちではないかと思いますが、実は ロコモコとハンバーグにはソースの違い があります。
ハンバーグに使うソースは『デミグラスソース』、ロコモコに使うソースは『グレイビーソース』なのです。デミグラスソースは馴染みがある方も多いかと思いますが、グレイビーソースとは一体どんなソースなのでしょうか?
グレイビーソースとは?
グレイビーソースとは、調理したものの肉汁をベースとして作るソースです。英語では『gravy sauce』と書きますが、gravyは肉汁そのものを表す言葉です。
グレイビーソースはアメリカ発祥のソースで、ロコモコ以外にもマッシュポテトやローストチキン、ステーキ、ミートローフ、アメリカ風ビスケットなど様々な料理にかけて食べられています。
また、味に深みを出すためにカレーやシチュー、スープなどの煮込み料理に加えることもあります。
- グレイビーソース…肉汁をベースにして作るソース
- デミグラスソース…焼き焦がした牛肉の骨や肉で作るソース
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そもそもロコモコとはどんな料理?
ロコモコとハンバーグの違いはソースであることがわかりましたが、そもそもロコモコとはどんな料理なのでしょうか?言葉の意味や歴史について、詳しく見てみましょう。
意味
ロコモコは『Loco Moco』と書きます。これは実は英語ではなく、英語とスペイン語を掛け合わせた言葉なのです。
『Loco』はスペイン語で、「クレイジーな人」という意味があります。また、英語の「Local」との掛け言葉にもなっています。
『Moco』はハワイ語で「混ざる・入り乱れる」という意味があります。それぞれ食べ物にはあまり関係のない言葉ですが、どんな歴史があって誕生した料理なのでしょうか?
歴史
ロコモコの歴史は1949年が始まりです。考案者はレストランで働いていた日系人で、ハワイのヒロという地域で誕生しました。
きっかけは、お客さんから「料理提供時間の早さ」と「安さ」の要望があったことでした。たまたまハンバーグをご飯にのせ、グレイビーソースをかけたことでロコモコが生まれたのです。
当初は目玉焼き付きではありませんでしたが、やがて目玉焼きをトッピングしたものが主流となって人気料理となりました。
クレイジーという意味合いを持つ『Loco』が料理名になったのは、早くて安い料理が食べたいと要望したお客さんが若者でクレイジーな雰囲気で、「Loco」というニックネームが付いていたからと言われています。
ソースの味
ロコモコの味=グレイビーソースの味ですが、肉汁の味と野菜の風味が付いたソースです。塩気が強いので、料理と一緒に食べると程よい味わいです。
ロコモコとロコモコ丼の違い
「ロコモコとロコモコ丼の違いは?」と疑問に思われることもありますが、特に違いはありません。丼に入れるか、プレート皿に入れるかの違いのみです。
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まとめ
この記事をまとめると
- ロコモコとハンバーグの違いはソース
- ロコモコはグレイビーソース、ハンバーグはデミグラスソース
- ロコモコはハワイで1949年に誕生した「早くて安い」の要望をかなえた料理
- ロコモコ丼とロコモコの違いは器への盛り方の違いのみ
ロコモコは日本でも人気の料理ですが、ハンバーグとの違いはソースでした。デミグラスソースよりも肉汁感が強いソースなので、次回食べる時は是非よく味わってみてください。
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