スイスのチョコレートブランド「リンツ」をご存じですか?リンツで思い浮かばない人でも「リンドール」の名前と、色鮮やかな包装をされたチョコレートを見れば気づくかもしれません。リンツは創業170年以上の歴史があり、世界120か国以上で販売されています。
もちろん日本でも販売されており、直営店やコストコ、輸入食材店などでも見かけます。リンツの代名詞ともいえるリンドールは、食べておいしく見た目も良いので、幸せな気持ちになりますが、どのように保存をされていますか?
この記事ではリンツチョコの保存法などについて説明します。
- リンツチョコの正しい保存方法
- もしもリンツチョコが溶けたらどうなる
おいしいリンツチョコをさらに美味しく食べるため、これから暖かくなる季節にどのような保存方法が向いているのか紹介します。
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目次
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リンツチョコの保存方法
画像出典:Lindt
リンツといえばリンドール!というほどインパクトのある包み紙がかわいらしく、そのまま飾っていてもオシャレです。しかし、そのままでは溶けてしまうかもしれません。リンツチョコには、どのような保存方法が向いているのでしょうか?
適温は?
リンツチョコ、特にリンドールの場合はチョコが2重構造になっています。外側の「シェル」部分と中の口どけのよいチョコレート(このチョコレート部分が色々な味となっています)が入っており、中のとろけるチョコレートがたまらなくおいしいのです。
外側が硬いチョコになっているので、溶けにくいのではないか?と思うかもしれません。しかし、溶けやすいものでもあるので、通常は冷蔵保存をしている人が多いようです。
リンツのホームページでは
「チョコレートは通常高温多湿を避け、涼しい場所で保管してください」
と説明しています。
リンツのみならず、チョコレートの保存は通常14~18℃が適温です。季節にもよりますが、夏場以外は常温保存でも問題はありません。
冷蔵庫はNG?
チョコレートの適温を常温保存では保てない時期(夏場など)は溶けてしまうので、冷蔵庫での保存も仕方がありません。冷蔵庫での保存は冷やしすぎになってしまいブルーミング(チョコレート内の砂糖や油脂が溶け出て、白っぽく変化した状態)を起こしてしまいます。
食べられないことはありませんが、おいしい状態を保つのであれば冷蔵庫での保存は避けましょう。
リンツチョコの賞味期限は?
画像出典:Lindt
リンツチョコの賞味期限・消費期限はどのくらいの期間なのでしょうか?
賞味期限
リンツチョコの賞味期限は以下の通りです。
- リンドール…販売時賞味期限が1ヶ月以上あるものを販売
- エクセレンス…販売時賞味期限が1ヶ月以上あるものを販売
- トリュフ&プラリネ…販売時賞味期限が1ヶ月以上あるものを販売
お気づきかもしれませんが、ホームページにも明確な賞味期限の記載はありません。販売されているものに関しては、10ヶ月の賞味期限とされています。
ただし、これは製造から10ヶ月なので、お手元にあるリンドールが10ヶ月賞味期限があるとはいえません。アウトレットであれば、最低限の1ヶ月以上の賞味期限かもしれませんし、私が店舗でチェックした時には8ヶ月ほどの賞味期限はありました。
消費期限
消費期限は、「安全に食べることができる期限」であり、お弁当やサンドイッチ、生めん、ケーキなど傷みやすい食品に表示されます。チョコレートであるリンツチョコは、消費期限の表示義務がありません。
日持ち期間は?
常温保存をした場合、最低でも1ヶ月以上は持つものが販売されているリンドールなので、日持ちも同様に最低でも1ヶ月以上はあります。適温が14~18℃ですが、溶ける事だけを気にした場合、28℃程度までは溶けません。
逆に冷蔵保存をしてしまうと劣化してしまうので、日持ちが悪く、出し入れしているとさらにブルーミングの原因となるため、避けましょう。リンドールの場合は、シェルの中のチョコレートが柔らかいので、28℃以下でも溶けてしまうことがあるので気をつけてください。
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リンツチョコが溶けたらどうする?
チョコレートは、暖かい場所で保存をすると溶けてしまうイメージがありますが、リンツチョコが溶けた場合はどのようになるのでしょうか?
リンドール
リンドールの場合は、適温の18℃以上でも溶けません。溶けるというと、トロトロになってしまうイメージがありますが、リンドールの溶けた状態は「柔らかくなり、手にチョコレートがくっつく」状態です。外側のフィルは28℃でも溶けないので、神経質になる必要はありません。
ただし柔らかくなってしまうので、持ったことでフィルが壊れて、中のチョコレートが飛び出してしまうので持つ時には注意が必要です。
冷蔵庫にもう一度入れる?
柔らかくなってしまったリンドールを再び入れて元に戻すことは可能ですが、繰り返してしまうと劣化します。柔らかくなったリンドールを取り出す時にも注意が必要で、温度差によって結露が発生し、さらにおいしさが半減してしまうのです。
冷蔵庫に入れる場合には、冷蔵庫内の野菜室などに入れる方がおいしく食べることができます。
まとめ
リンツチョコについて紹介しました。
この記事をまとめると
- リンツチョコも含めたチョコレートは賞味期限が長く、常温保存も可能な商品が多い
- リンツチョコは28℃でも表面が溶けにくいが、やわらかくなってしまう
- 柔らかくなった場合は冷蔵庫の野菜室に入れると硬さが元に戻る
チョコレートは賞味期限が長く、常温保存が可能です。冷蔵してしまうとおいしさが半減してしまうので、高温多湿を避け、涼しい場所での保存をしておいしく食べるようにしましょう。