レモンシロップが苦いのはなぜ?苦くないレモンの選び方を解説!

皆さんはレモンシロップを作ったことはありますか?

レモンシロップは水や炭酸水で割ることで簡単にレモネードにして飲むことができたり、ヨーグルトやプリンなどにかけてレモンのシトラス系のフレッシュな香りを纏わせることができるのでとても便利なアイテムです。

今回の記事では、

  • レモンシロップとはどのようなものなのか
  • レモンシロップの効果
  • レモンシロップが苦くなってしまう原因
  • 苦くないレモンの選び方

これらについて解説していきたいと思います。

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レモンシロップとは?

“レモンシロップ”とは、生のレモンと氷砂糖を漬け込んでレモン果汁を抽出したシロップです。たった2つの材料で簡単に作ることができ、10日〜2週間ほどで完成します。

レモンの酸っぱさが砂糖によってまろやかになり、酸味と甘みのバランスが美味しいレモンシロップは、長期保存できるので大量消費したい時や期限が迫ったレモンの消費にオススメです。炭酸水や水・お湯など好みの飲み物と割って飲むと美味しいです。

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レモンシロップの効果

レモンシロップではレモンの豊富な栄養素をいつでも簡単に摂取できるというメリットがあります。レモンの代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。

その他にもレモンには様々な栄養素が豊富です。

  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため、美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

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レモンシロップが苦くなってしまった!?なぜ?

レモンと氷砂糖の2種類の素材だけで簡単に作ることができるレモンシロップですが、作ったことがある方はご理解いただけるかもしれませんが「とても苦くなる時」があるんですよね。

せっかく砂糖を使っているのにレモンの苦味が強く出てしまうと、飲みづらくなってしまうのでなるべく苦味は出したくないですよね。

ではレモンシロップがどうして苦くなるのかについて解説していきたいと思います。

リモノイドが原因

 レモンの苦味の原因は柑橘類に多く含まれているリモノイドという成分が関係しているとされています。

リモノイドは皮や種に多く存在しており、実が若いうちはリモノイドが多く熟成するほど少なくなると言われています。

苦くないレモンのシロップを作りたい場合は、リモノイドが少ない「熟成されたレモン」を使うのがよいとされています。

熟成されたレモンの選び方

熟成されたレモンを選ぼうと言われても、レモンは見た目だけでは熟成してるかどうかいまいちよくわかりませんよね。

ですが熟成されたレモンを選ぶコツというものがあります。それは「レモンの表面に白い粉のようなものがついているものを選ぶ」ということです。

レモンの表面にうっすらとついている白い粉は、レモン自身が乾燥から身を守るために分泌したワックスです。このワックスをワックスブルームといい、新鮮で食べごろになった果物や野菜に多く見られるものです。

例えばぶどうやリンゴの表面に白い粉がついてあるのは見たことがある人が多いのではないでしょうか。それも全てワックスブルームです。

レモンの表面にもしっかりとワックスブルームがついているものに関しては、ある程度熟成が進んでいるだけでなく、鮮度も良いサインになるので積極的に選ぶようにしましょう。

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レモンの苦みは体によい!

ここまではレモンの苦味をできるだけ少なくするレモンの選び方について解説してきましたが、実はレモンの苦味というのは体にとても良いのです。

ある程度の苦味はむしろ摂取した方が体によいので、苦味を絶対にゼロにする!というよりも、ある程度の苦味は身体に良いから残しておこうというような考えの方がメリットが大きいです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • レモンシロップはレモンと氷砂糖だけで作ることができる
  • レモンの豊富な栄養素を簡単に摂取することができるのでおすすめ
  • レモンの苦味の原因はリモノイドという成分
  • 熟成されたレモンの選び方は表面に白い粉があるものにすること
  • レモンの苦味は体によいので、完全には失くさない方が良い 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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