肌に塗った精油が紫外線に当たることでシミやそばかすの原因となる光毒性というものを知っていますか?アロマや化粧品に使用されているものの中には、光毒性を持つものがあります。爽やかな香りが特徴のレモングラスに光毒性はあるのでしょうか?今回は、
- 光毒性って何?
- レモングラスに光毒性はある?
- 光毒性を持つ精油
- 光毒性があってもアロマディフューザーは使える?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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レモングラスってどんなハーブ?
英名 | Lemongrass |
別名・和名 | 檸檬草、檸檬茅 |
レモングラスはインドが原産で、イネ科だけあって稲のような葉をしています。レモングラスは数千年前から食用や薬用として用いられていたとされ、日本では1914年に温室栽培していたことが確認されています。
レモングラスの効果として特徴的なのは殺菌・抗菌効果です。風邪予防になったり腹痛予防・下痢にも効果的なハーブです。レモングラス香りは虫が嫌うので、虫除けとしても活用できます。
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光毒性って何?
今回のテーマは「レモングラスに光毒性はあるか?」ですが、まずは光毒性について解説したいと思います。光毒性とは、 光毒性を持つ精油などを肌に塗ってから紫外線に反応することで皮膚トラブル症状が出ること を言います。
精油に含まれる「ベルガプテン」という成分が原因で、ベルガプテンの含有量が多いほど紫外線に注意が必要になります。
読み方
光毒性は「ひかりどくせい」と読みます。
症状
光毒性を持つ精油などを肌につけた状態で太陽の日差しに当たると、シミやそばかすなどの色素沈着や炎症などの皮膚トラブルを起こします。日光に当たっていない部分に症状が出ることはなく、必ず当たった箇所に症状が出ます。重度の場合は水泡が出来たり、火傷になることもあります。
時間
光毒性は通常の日焼けよりも浸透スピードが速く、皮膚トラブルが起こるまでの時間が短いのが特徴で、光毒性の症状が出るまでの時間は日光に当たってから数時間以内と言われています。
レモングラスに光毒性はある?
レモングラスは、レモンのような爽やかな香りを持ち化粧品やアロマなどに使用されているハーブですが、光毒性は持っていません!そのため、レモングラスを使用した精油などを肌につけても、光毒性症状が出ることはないので安心してください。
ちなみに、レモンには光毒性があります。柑橘系に光毒性があるというルールでもなく、同じ柑橘類の中でも光毒性があるものとないものがあります。また、光毒性を持つレモンやライムでも、 水蒸気蒸留で抽出した精油には光毒性がない という特徴もあります。
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ホホバオイルの光毒性は?
ホホバオイルは様々な化粧品に使用されている身近なハーブですが、ホホバオイルに光毒性はありません!なので、ホホバオイル使用の化粧品をつけて日中外出しても問題ありませんよ◎
光毒性を持つ精油には何がある?
では、光毒性を持つ精油には何があるのでしょうか?その種類をご紹介いたします。
- ベルガモット
- ライム
- レモン
- グレープフルーツ
- タンジェリン
- マンダリン
柑橘類が多い印象ですが、柑橘類=光毒性があるというわけではありません。柚子は柑橘類の一つですが、光毒性を持たない果物です。蒸気の精油は光毒性を持つため、肌に塗った状態で日光を浴びるとシミ・そばかすなどの色素沈着になることがあります。
せっかく美容用品として使用していても、使い方によっては逆効果となるので注意しましょう。
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光毒性があってもアロマディフューザーは使える?
光毒性を持つ精油の中にはアロマオイルとして用いられるものも多くありますが、アロマディフューザーで使用するのは大丈夫なのでしょうか?空気中に出た水蒸気が肌につくことによって、光毒性症状が出るのでは?と思うかもしれません。
実は、光毒性を持つ精油でも水蒸気蒸留で抽出した精油は光毒性を持たない性質があります。そのため、アロマ専用のオイルは水蒸気蒸留でつくられたものが多いです。アロマ用の精油なのかどうか確かめてから使用するようにしましょう。
まとめ
「レモングラスには光毒性がある?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 光毒性とは、精油を肌に塗って日光に当たることでシミや炎症などのトラブル症状が出ること
- レモングラス・ホホバオイルには光毒性はない!
- 光毒性を持つ精油でも、水蒸気蒸留によってつくられた精油は光毒性を持たない
レモングラスはアロマや化粧日などでよく用いられているハーブですが、光毒性は持たないので安心してOKです。精油には種類によって光毒性を持つものがあるので、肌に塗る時は光毒性の有無を確かめてみてください。
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