レモンが体に悪いと言われる理由!副作用がある?効能・ 栄養|効果的な食べ方

レモンが体に悪い」と言われることがありますが、その理由は何なのでしょうか?副作用や栄養価・効能についても着目しました。今回は、

  • レモンが体に悪いと言われる理由
  • ポッカレモンは体に悪い?
  • レモンの栄養と効果 / 効果的な食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

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レモンが体に悪いと言われる理由は?

「レモンは体に悪い」と言われることがありますが、この理由はレモンに含まれる成分によって腹痛や下痢などの症状が出ることがあるからです。どんな栄養成分でどんな症状が出るのでしょうか?

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ビタミンC

レモンに含まれる栄養成分といえば?で思い浮かぶ「ビタミンC」。ビタミンCには抗酸化作用があり、美肌効果や美白効果免疫力を上げて風邪を予防する効果など様々な効果が期待できる栄養素です。

しかし、 ビタミンCを過剰摂取すると嬉しい効果だけでなく、腹痛や下痢といった消化器系のトラブルが生じる ことがあります。これには、ビタミンCが肝臓機能をアップさせる働きが関係しています。

ビタミンCには肝臓を元気に活発にさせる働きがありますが、沢山摂ることで元気になりすぎた肝臓は「疲労状態」に陥ります。 肝臓が疲労すると消化器系に影響が出るため、下痢や腹痛などの症状を発症する のです。これが、レモンの食べ過ぎで腹痛・下痢になる根本の原因です。

クエン酸

レモンの酸っぱい成分は「クエン酸」でできていますが、 クエン酸が胃の粘膜を刺激するため過剰摂取すると胃痛を起こす ことがあります。しかし、適量であればレモン果汁には胃をさっぱりさせる効果があるので、過剰に摂らなければ心配する必要はありません。

また、レモンの酸によって歯が溶けることも。レモンやグレープフルーツなどの柑橘類を食べると口の中が酸性になります。歯のエナメル質は酸性に弱いため、口の中にレモン果汁が充満していると歯を溶かしてしまうのです。

ポッカレモンは体に悪い?添加物は?

生レモン汁の代わりにポッカレモンを使う人も多いですが、ポッカレモンはレモン果汁100%で添加物も不使用なので体に悪いことはありません

そのため、瓶入りのポッカレモンでも傷むとカビが生えることがあり、知らずに飲むことで腹痛や下痢を起こすケースもあります。未開封であれば賞味期限は長いですが、開封後の賞味期限は1〜2週間ほどなので、できるだけ期限内に使い切るようにしましょう。

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レモンの栄養と効果

レモンはビタミンたっぷりのイメージがありますが、全体的にどんな栄養素が含まれているのでしょうか?レモンが持つ栄養成分とその効能について見てみましょう。

栄養

レモンの代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。また、酸っぱさの元であるクエン酸・食物繊維のペクチン・葉酸・カリウムも含まれています。

  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

効能

レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。

それ以外のレモンにより期待できる効能には、ビタミンCとクエン酸による疲労物質の除去効果や、免疫力アップ冷え性改善効果などがあります。

  • 疲労回復
  • 免疫力アップ
  • 抗ストレス効果
  • 高血圧予防・改善

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レモンの効果的な食べ方

レモン果汁の栄養を効果的に摂取するには、ちょっとしたポイントがあります。レモンによる副作用を防ぐ方法とあわせて見てみましょう。

加熱しない

レモンの代表的な栄養成分ビタミンCは、熱に弱い性質を持っています。加熱すると壊れてしまい効果がなくなるため、レモン果汁は加熱しない方が効果的にビタミンCを摂ることができます。

食べるのは夕方以降

レモンを食べるのは、朝よりも夕方以降の方がオススメです。その理由はレモンが持つ「ソラレン」という成分にあります。ソラレンは太陽の光によって活性化する成分で、シミやそばかすの原因になります。紫外線を浴びやすい朝や日中に食べるよりも、日が傾いてくる夕方以降に食べる方がリスクが少ないです◎

酸蝕症予防で口をすすぐ

レモンの酸には、歯のエナメル質を溶かす働き(酸蝕)があるため、酸蝕予防として食べた後は口をすすいだ方が安全です。口内を酸性のままにしておくと歯が溶ける原因となります。

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まとめ

レモンが体に悪いと言われる理由や副作用」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • レモンのビタミンCは摂りすぎると腹痛や下痢の原因となる
  • レモンのクエン酸は摂りすぎると胃痛や嘔吐の原因となる

レモンは適量であれば健康効果や美容効果を期待できる果物なので、多くても1日半個分のレモンを目安に食べてみてください。

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