きゅうりを塩もみする理由は？水分を搾り出して料理を美味しく！ |

サラダや酢の物などで使用されるきゅうり。シャキシャキした食感が美味しいですよね。そんなきゅうりは調理する前に「塩もみ」という下準備があることをご存知でしょうか？なぜ行うのでしょう？栄養は変わらない？そこで今回は

きゅうりを塩もみする理由は？
塩揉みのやり方
栄養は残る？

これらのテーマについて紹介いたします。

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1 きゅうりを塩もみする理由は？
2 塩揉みのやり方
3 栄養は残る？
- 3.1 きゅうりの栄養や効能
- 3.2 栄養は大きく変わらない
4 まとめ

きゅうりを塩もみする理由は？

きゅうりを調理する際に行う下準備の塩もみですが、行ったことはありますでしょうか？これから塩もみをする理由を解説します。

きゅうりはなんと97%が水分

キュウリの体積のうち、約97％が水分で出来ていると言われています。確かにみずみずしい野菜ですが、驚きですね。夏場には食べる事で水分補給になるほど、水分が多いのです。

そのまま食べるにはシャキシャキして美味しいのですが、料理で用いるとなると少々厄介なのです。

そのままだと料理が水っぽく

きゅうりを塩もみせず、そのまま使用してしまうと料理が水っぽくなってしまいます。大抵の料理では醤油やマヨネーズなど、塩分の含まれる調味料で味付けを行います。

その塩分がきゅうりに付くと浸透圧の関係で、きゅうりの水分がどんどん外へ排出されてしまいます。その為、折角作った料理が水っぽく仕上がってしまうのです。そのような事態を防ぐ為にも、塩もみを行うようにしましょう。

水分を搾り出すための塩もみ

きゅうりを塩もみする最大の理由は余分な水分を取り除くためです。塩もみを行い余計な水分を取り除くことで、料理が水っぽくなることを防ぐことができます。

また、青臭さが無くなる、味が染み込みやすくなるといった利点もあります。ひと手間加えるだけでメリットが増えますのでちゃんと行いたいですね。

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塩揉みのやり方

折角の料理を水っぽくしないよう、余分な水分を取り除くために塩もみを行うことが分かりました。それではその塩もみ、どのような手順で行うのでしょうか。また、塩もみしたきゅうりはどのような料理へと変身するのでしょうか？

塩揉みのやり方

きゅうりを切る
容器や保存袋にきゅうりときゅうりの２％分の塩を一緒に入れる
全体に馴染ませるよう混ぜ合わせる
5分ほど置いておく
出てきた水気をよく絞る

きゅうりの切り方は薄切りや細切りなど様々でしたので、作る料理によって切り方を変えてみましょう。また、塩気が気になる方は5分ほど置いた後、２～３回水ですすいでから使用しましょう。

塩揉みしないレシピ

上記で紹介した和え物やサラダとかは塩もみ不要なレシピも多くありました。塩もみしてしまうとシャキシャキパリパリした食感が損なわれてしまいます。きゅうりの食感を残したいのであれば塩もみは不要です。但し、塩もみせずに料理に使用してしまうと時間が経つにつれて水分がどんどん出てきてしまいますので、すぐ食べたほうが良さそうです。

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栄養は残る？

きゅうりの体積はほとんどが水分で出来ていますが、ちゃんと栄養素も含まれています。その栄養は塩もみで水分と一緒に流れ出ないか心配ですね。きゅうりの栄養価は変わってしまうのか、調べてみました。

きゅうりの栄養や効能

きゅうりには何も栄養が含まれていないと思われがちですが、栄養素は存在しています。

キュウリに含まれる栄養素

カリウム

ビタミンK

食物繊維

カリウムはナトリウムと協力して人間の身体にある水分量を調節する役割があります。他にも血圧を下げる、神経刺激の伝達、心臓や筋肉の機能を調整する役割を担っています。

基本的に取り過ぎることは無いかと思いますが、腎臓が弱い方は高カリウム症になる恐れがありますので注意が必要です。

ビタミンＫは怪我をした時などの血液を固める働きに必要な栄養素です。不足してしまうと血液が固まるのに時間がかかり、血がなかなか止まりません。

また、骨の形成を補助する働きもありますので成長期のお子様や骨粗鬆症の方などには嬉しい効果が期待できます。高齢者の方は不足しがちな栄養素の1つですので積極的に摂取していきたいですね。

最後に食物繊維ですが、整腸作用があります。腸で働く栄養素で、排便を促し腸の中を綺麗にしてくれます。便秘などで困っている方はしっかり摂取するといいかもしれません。