強力粉の代用3選！それぞれの違いの比較！おすすめの料理は？ |

小麦粉と一口に言っても「強力粉」「薄力粉」「中力粉」などのようにいくつかの種類に分かれています。今回の記事では、この3種類の小麦粉はどのように違うのか？また、強力粉の代用をその他の種類の小麦粉で出来るのか？ということなどを詳しく解説していきます。

先に記事内容の一覧に目を通してみましょう。

強力粉の代用にできる粉とは？
代用品でどんな違いがある？
代用の粉で作れる料理とは？

こんな内容となっています。記事をしっかりと読んで頂き、強力粉がない時でも上手に料理が作れるようになってしまいましょう。

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1 強力粉の代用3選！
2 それぞれの違いを比較！
3 どんな料理で代用できる？
4 まとめ

強力粉の代用3選！

強力粉の代用になりそうな粉は以下の3つの物です。

薄力粉
中力粉
全粒粉

それぞれの粉でどんな特徴があるのかを見ていきます。

薄力粉

まず、薄力粉です。薄力粉は小麦粉の中でも「グルテン」が発生しにくい粉です。グルテンを発生させるのは、小麦粉の中のたんぱく質なのですが、このたんぱく質の量が6.5から8%の小麦粉を「薄力粉」と言います。

強力粉は11.5%以上もたんぱく質が含まれているので、薄力粉の方がかなりグルテンは発生しにくいでしょう。

中力粉

次に、中力粉です。中力粉は薄力粉と強力粉の丁度間の粉。含まれているたんぱく質が8％から9％くらいのものを言います。強力粉と比べてもたんぱく質の量はまだまだ低いので、グルテンは発生しにくいでしょう。薄力粉か強力粉にするかで迷った時に、使いやすい粉だと言えます。

全粒粉

代用品になりそうな粉3つ目は「全粒粉」です。全粒粉は、薄力粉や強力粉とは違い、小麦の表皮、胚芽、胚乳の全てを粉にしたものです。なので、他の粉には含まれない栄養素がたくさん含まれています。グルテンの発生する量も、どの粉ともちょっと違う特殊な粉です。

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それぞれの違いを比較！

では、それぞれの代用品で、どんな特徴があるでしょうか？ちょっと詳しく解説していきます。

薄力粉

薄力粉は、前述した通り強力粉と比べてグルテンの発生量が少ない粉です。確かに、強力粉の代用になる場合もありますが、代用できる料理も限られます。強力粉と全く同じように使ってしまうと、うまく料理がまとまらないこともあるので、注意しましょう。

薄力粉は家庭で作る手作りクッキーなどに向いている粉で、サクサクした仕上がりになりやすい特徴を持っています。

中力粉

中力粉は、薄力粉よりもグルテンが発生しやすい粉なので、強力粉の代わりには使いやすい粉だと思っていいでしょう。強力粉と同じように使って料理をしても、多少の柔らかさがある仕上がりになる程度です。そのため、強力粉の代用にはかなり向いている粉だと言えるでしょう。

全粒粉

全粒粉は、小麦の全ての部分をすりつぶして粉にしたものなので、強力粉や薄力粉には含まれない栄養分がたくさん含まれています。一覧にすると、以下のような栄養分です。

食物繊維
鉄分
ビタミンB1

まず、全粒粉には多くの食物繊維が入っているため、便秘に悩んでいる方にはおすすめです。腸内環境を整えてくれる効果が期待できるでしょう。また、鉄分も多く入っているので、免疫力を高めたい方や、集中力を高めたい方にはおすすめです。

そして、ビタミンB1も全粒粉には多く入っています。ビタミンB1は疲労回復のビタミンと言われていて、体を元気にしてくれる効果があります。炭水化物の代謝を促してくれるので、エネルギーも燃えやすくなるでしょう。

このように、全粒粉にはその他の小麦粉に含まれない栄養素が満点なのです。ただし、全粒粉は全ての部位を粉にしているため、「茶色い色」をしています。そのため、全粒粉を使って料理をしてしまうと、料理全体が茶色っぽく色づいてしまうでしょう。見た目は、あまり良くありません。

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どんな料理で代用できる？

確かに、この3つの粉を使って強力粉の代用をすることは十分に可能です。ただし、使える料理に限りもあるので、どの粉がどんな料理に向いているのかをご紹介しましょう。

クッキー

まずは、クッキーです。クッキーを作る際には、グルテンがあまり発生しない「薄力粉」が元々向いています。なので、強力粉はクッキーには使わないことをおすすめします。そのため、中力粉もクッキーづくりには使用しない方がいいでしょう。

全粒粉で作っても色合いが黒くなってしまうので、あまりおすすめしません。