巨峰に似たぶどう|ナガノパープル・ピオーネ・藤稔・ブラックビートの違い

巨峰は他のぶどうの品種に比べて、粒も大きいことから「ぶどうの大様」と呼ばれていて人気ですよね。

皆さん、巨峰に似たぶどうがあるのはご存知ですか?

巨峰に似たぶどうとして、ナガノパープル・ピオーネ・藤稔・ブラックビートがあるのですが、それぞれの違いは何なのでしょうか?

今回は

  • 巨峰に似たぶどうには何がある?
  • ナガノパープルとはどんな葡萄?
  • ピオーネとはどんな葡萄?
  • 藤稔とはどんな葡萄?
  • ブラックビートとはどんな葡萄?

これらのテーマでご紹介いたします。

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巨峰に似たぶどうには何がある?

巨峰は、他のぶどうの品種と比べて粒が大きいことから、「ぶどうの王様」と呼ばれています。

巨峰は 1房の大きさ(粒の数)と糖度は比例する と言われており、大きな房になると、色づき・糖度ともにやや落ちる傾向にあると言われています。

1粒の重量は 約10g~12g程度 が多く、粒の数が増えすぎると糖度は低くなり、色付きも悪くなることが多いです。

一方、粒の数(量)を少なくすると色付きは良くなり色は濃く、糖度は高くなりやすくなります。

しかし、栽培時の手間が大幅に増えてしまい、また収穫量が減少してしまうことから、大きな房にする場合もあります。

巨峰に似たぶどうには以下のような品種のぶどうがあります。

  • ナガノパープル
  • ピオーネ
  • 藤稔
  • ブラックビート

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ナガノパープルとはどんな葡萄?

特徴

「ナガノパープル」は長野県のオリジナル品種で、 「巨峰」と「リザマート」の交配により誕生した大粒の黒ぶどう です。

長野県須坂市の長野県果樹試験場で育成され、2004年(平成16年)に品種登録されています。

どんな味?

果皮は黒紫色で、糖度が18~20度くらいと甘みが強くて酸味はおだやかです。果肉はプリプリで、口に含んだ時にふわっと鼻に抜ける香りもよくおいしいです。

また、ナガノパープルは皮が薄いため 皮ごと食べられるのも魅力 です。

黒ぶどうの皮には健康によいとされる ポリフェノールが含まれている ので、皮ごと食べることで栄養を摂取できます。

もちろん皮をむいて食べてもOKですが、皮が薄いのもありますし、果肉と皮が分離しにくいのでむきにくいです。

旬の時期

ナガノパープルは、9月から10月頃に出荷されます。

生産地

ナガノパープルの生産地は長野県です。ナガノパープルは長野県でのみ栽培されていています。

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ピオーネとはどんな葡萄?

特徴

ピオーネの粒の大きさは、他のぶどうの品種と比べても大粒のサイズ感が特徴です。

同じ黒系ぶどうの仲間でもある巨峰から受け継いだ粒の大きさは、食べ応えもあり美味しく食べ進めることのできる品種です。

また、巨峰から受け継いだとされる 見た目にも美しさがある と言われています。

どんな味?

ピオーネの味の特徴として、糖度の高さも魅力のひとつでしょう。ピオーネの糖度は、16度以上にもなると言われています。

甘さもしっかり感じられるピオーネですが、そこへ酸味も加わっているので、 甘みと酸味のバランスも良いぶどうの品種 としても注目を集めています。

旬の時期

ピオーネの栽培には、ハウス栽培と路地栽培の2種類に分類されます。

 ハウス栽培 では、早いものでは4月頃から出回りはじめ、 7月から8月頃が旬のピーク を迎えるといわれています。

 路地栽培 では、 8月から10月頃が旬の時期 とされており、ピオーネの旬の時期として一番美味しく食べられるのが9月頃であるといわれています。

生産地

現在のピオーネの主な生産地は山梨県や岡山県が主となっています。ピオーネ一番の生産地と言われる山梨県では、ピオーネの収穫量が約1000tと 全体の50%以上を占めています。  岡山県でのピオーネの収穫量は、約500tほどとなり山梨県に次いで2位の収穫量を誇っています。

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藤稔とはどんな葡萄?

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特徴

果皮が紫黒色の「藤稔(ふじみのり)」は神奈川県のぶどう農家で育成された品種です。 1粒が20g前後と大粒なのが特徴 で、大きいものは30g以上にもなります。

どんな味?

甘みと酸味のバランスがよく、果汁が豊富でみずみずしい食感です。肉質は少しやわらかめですが、ほどよくしまりもあり、 外観と食味のよいぶどう です。

旬の時期

藤稔が出回るのは8月頃からです。

生産地

藤稔の作付面積のトップは山梨県です。作付面積は約74.9ヘクタールで、 全体の約34%を占めています。  2位は約25.5ヘクタールの兵庫県。3位は約19.1ヘクタールの神奈川県です。

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ブラックビートとはどんな葡萄?

特徴

ブラックビートは、ピオーネと藤稔が交配されて誕生した黒ぶどうです。 丸く紫黒色の果実は、世界最大級の大きさ といわれ、食べる前に強い印象を与えます。

まだ新しい品種のため生産量は少ないですが、着色しやすく成熟するのが早い特徴があり、近年生産量が増えてきています。

どんな味?

ブラックピートの果肉は、甘みと酸味のバランスが丁度よく、苦みと香りは少ないです。しっかりした弾力のある果肉で、一口食べると果汁が口いっぱいに広がります。

ピオーネよりも藤稔の味を強く引き継いでおり、 糖度16~17度ほどであっさりしています 。さっぱりした飽きのこない味わいが特徴です。

ブラックビートは、極早生品種で 熊本県 では 7月下旬から収穫が始まります。  そして、 山梨県 では 8月中旬から下旬ごろが旬 となっています。

生産地

ブラックビートの原産地は熊本県です。国内の主な産地は以下のとおりです。

  • 熊本県
  • 山梨県
  • 長野県
  • 香川県

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まとめ

この記事をまとめると

  • 巨峰に似たぶどうにはナガノパープル・ピオーネ・藤稔・ブラックビートがあります。
  • ナガノパープルとは長野県のオリジナル品種で、「巨峰」と「リザマート」の交配により誕生した大粒の黒ぶどうです。
  • ピオーネは、巨峰から受け継いだ粒の大きさで食べ応えもあり美味しく食べ進めることのできる品種です。

    また、巨峰から受け継いだとされる見た目にも美しさがあると言われています。
  • 藤稔とは果皮が紫黒色で、は神奈川県のぶどう農家で育成された品種です。1粒が20g前後と大粒なのが特徴で、大きいものは30g以上にもなります。
  • ブラックビートとはピオーネと藤稔が交配されて誕生した黒ぶどうです。丸く紫黒色の果実は、世界最大級の大きさといわれ、食べる前に強い印象を与えます。

巨峰に似たぶどうの品種はたくさんあるあることがわかりましたね。食べ比べをしたら楽しそうですね。

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