奈良の名産品としても知られる「葛(くず)」、みなさんは好きですか?夏にぴったりなプルプル食感の葛切り以外にも、天ぷらや和え物などおいしい食べ方がたくさんあり、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。
そこで今回は、
- 葛とは
- 葛の食べ過ぎは危ないのか
- 葛の成分・効果
- おすすめの葛湯2選
こちらについて紹介していきます。
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目次
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葛とは
葛は意外にもとても身近な植物で、ナデシコや桔梗などと並ぶ秋の七草の1つです。大体7〜9月頃に開花時期を迎え、甘く爽やかな香りが楽しめます。まずはそんな葛の特徴について詳しく解説していきます。
葛の特徴
初めに、葛の基本情報です。
学名 | Pueraria lobata |
科名・属名 | マメ科クズ属 |
分類 | 多年草 |
別名 | ウマフジ、カンネなど |
太く丈夫なつるを持ち、赤紫色の花が鮮やかです。 また、新芽や茎葉、つる先、花までが食用とされており、食べられる部分が多いのが葛の特徴です。
葛の価格・販売場所
葛そのものを購入することは一般的には難しいです。食用に加工されたものを購入したい場合には、専門店などのネットショップを利用しましょう。
一方で、すでに粉として加工されている葛粉であれば、スーパーの粉物製品コーナーで購入することができます。
商品や原材料によっても変わりますが、100〜130gで180〜300円程度で販売されています。
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葛の食べ過ぎは危ないのか
葛は食べられる部分が多く、古くから日本人の生活に深く根付いてきました。また、食用以外の使い方も多いのが特徴です。そんなさまざまな利用方法がある葛ですが、食べ過ぎは危険なのでしょうか。
ほどほどの量が良い
体にとって嬉しい効果を持つ葛は、医薬品や漢方として使われています。つまり効力が強い分、摂取量には注意しなければなりません。
特に体の不調があり通院している人や妊娠中の人は、薬として使うとしても摂取量については医師や薬剤師などに相談するようにしましょう。
明確な1日の目安摂取量が定められている訳ではありませんので、あくまで常識の範囲内でほどほどの量にとどめておきましょう。
葛湯は毎日飲みたい健康食
過剰摂取に注意をすれば、葛は私たちの健康を作ってくれます。「葛根湯」という漢方薬もあるように、葛の根を細かく挽いてお湯に溶かした葛湯は、毎日でも飲みたい健康食です。
特に日頃から次のような症状や悩みがある人におすすめです。
- 毎日疲労感が強い
- 精神的に不安定な日が多い
- 更年期障害に悩んでいる
- 小さなことでもイライラする
- 肩こりがひどい
- 血流が悪く冷え性である
- 骨を強化したい
- 肥満体質である
- 肝臓が悪い
- 食欲がなく消化器系が弱い
- 動悸がする
- ひどいPMS(月経前症候群)がある
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葛の成分・効果
おいしいお菓子、食事としてのイメージがある一方で、既述のように葛はさまざま悩みを持つ人におすすめしたい健康食です。ここからは、葛に含まれる成分からその効果までを詳しく解説していきます。
胃の調子を整える
葛には、血液中のコレステロールや脂質を運び血流を改善する効果をもつ「サポニン」という成分が含まれています。
サポニンは根や葉、茎にも含まれているため、葛を摂取することで、胃や腸の中が綺麗になり、調子が整えてくれるのです。
さらに肝機能も高めてくれるため、ダメージ数値の改善や二日酔いにも効果があります。
体を温める
葛が医薬品や漢方として使われるのは、葛に含まれる「サポニン」や「イソフラボン」により、体を温める効果があるからです。
風邪を引いた時に葛湯を飲むことで、だるさや吐き気を和らげたり、解熱・発汗作用が働きます。 また、くず湯は冷めにくいという特徴があるため、体が冷え体調を崩しやすい冬の時期にもおすすめです。
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おすすめの葛湯2選
葛湯の魅力が分かったら、ぜひ生活に取り入れてみましょう。ですがその種類はとても豊富で、初めての人は何を選ぶか迷ってしまいますよね。最後に、おすすめの葛湯を2点紹介します。
みやこ飴 くず湯
1つ目は、株式会社みやこ飴本舗から販売されている「くず湯」です。国産の本葛を使ったみやこ飴本舗のくず湯は、匂いや味のクセが少なく初めての人でも飲みやすいタイプです。
プレーンタイプの他に、「コラーゲン くず湯」や「生姜 くず湯」、「抹茶 くず湯」の4種類が販売されており、好みに合わせて選ぶことができます。
松月堂 くず湯
2つ目は、静岡の葛湯専門店として知られる松月堂の「里の香 くず湯」です。製品になるまでの全ての工程を手作りするこだわりの1品です。
また香料や合成着色料などの添加物が使用されておらず、葛本来の味をしっかり味わうことができます。
まとめ
「葛の食べ過ぎは危ない?適量は?効果的な食べ方や成分・効能を紹介」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 葛は植物で秋の七草の1つ
- 葛の特徴は食べられる部分が多い
- 葛は効果が高いため食べ過ぎは注意
- 適量を守れば葛湯は毎日飲むのがおすすめ
- 葛は整腸作用や体を温める効果がある
葛に限らず、なんでも食べ過ぎはNG行為です。ほどほどの量を守って、効果的に摂取しましょう。体の悩みが多い人は、ぜひこの記事を参考に飲みやすい葛湯から初めてみてくださいね。
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