空芯菜はシュウ酸が多く結石ができるって本当?含まれる栄養素・効果を紹介

皆さんは空芯菜という野菜をご存じですか?あまり聞き馴染みのない食材だと思いますが、実は空芯菜は育てるのも簡単ですし栄養が豊富なのでとても便利で体にいい野菜なんですよ!今回はそんな「空芯菜」についての解説をしていきますね。

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空芯菜とは

そもそもどんな野菜?

科名属名 ヒルガオ科サツマイモ属
別名 ヨウサイ、エンツァイ、アサガオナ、ウンチェ、ウンチェーバー
主な生産地 東南アジア、沖縄
7~9月

空心菜は若い葉と茎を食べる野菜です。茎の食感はシャキシャキとしていますが、葉はぬめぬめとしたヌメりがあるのが特徴です。中が空洞になっているため「空芯菜」という名前が付けられているんですね。見てみると本当にストローの様になっています。

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空心菜の主な栄養素と働き

空芯菜の栄養

生空芯菜100gあたり

  • カロリー 17kcal
  • 水分 93g
  • タンパク質 2.2g(50g)
  • 炭水化物 3.1

<ミネラル>

  • ナトリウム 26mg(600mg)
  • カリウム 380mg(2000mg)
  • カルシウム 74mg(650mg)
  • マグネシウム 28mg(290mg)
  • 鉄 1.5mg(11mg)
  • 亜鉛 0.5mg(6~8mg

<ビタミン>

  • ビタミンA 4300μg(700μg)
  • ビタミンE 2.2mg(6.5mg) 
  • ビタミンK 250μg(65μg)
  • ビタミンB 10.10mg(1.1mg)
  • ビタミンB2 0.20mg(1.2mg)
  • 葉酸1 20μg(240μg)
  • ビタミンC 19mg(100mg)
  • 食物繊維総量 (17g) 3.17g

()内は成人女性の1日の推奨量または目安量です。

特にビタミンA(βカロテン)とビタミンKは空芯菜を食べるだけで1日の推奨摂取量を補えます。とても栄養価が高いですよね!

βカロテンとは?
β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きのほかに、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあることがわかってきています。また、β-カロテン自体がどれだけ役立っているかははっきりしないものの、β-カロテンが豊富な野菜や果物を十分に摂取することによって、心疾患やある種のがんのリスクが低減することも示されています。β-カロテン当量が多い食品は、にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃなどの緑黄色野菜や、かんきつ類、スイカなどの果物です。※引用:栄養相談ナビゲーター

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カルシウムが骨を丈夫に

空芯菜には骨を強くしてくれるカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムのほかにもマグネシウムやビタミンKなどがカルシウムと組み合わさり、より丈夫な骨を作ってくれるのです。

夏バテに効く!

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空芯菜には汗ともに失ってしまうカリウム、ビタミンB1、ビタミンB2がたくさん含まれています。この栄養素が足りなくなってしまうといわゆる夏バテを起こしてしまうのです。空芯菜を食べるだけで夏バテになりづらい体づくりができる、いわば夏の救世主なのです。

カリウムって?
カリウムは、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧(水分調節)を維持しているほか、酸素と二酸化炭素のバランスを整えたり、神経伝達の調節を行っています。そのほかにも心臓機能や筋肉の収縮をサポートしたり、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進して、血圧を下げる働きがあります。尿の排出を促して体温を下げる効果もあるので、夏バテ防止にも一役かってくれる成分なのです。ただし過剰摂取にも注意が必要で、カリウムは大部分が尿中に排泄されますが、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になります。高カリウム血症になると、筋収縮が調節できなくなり、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。

貧血予防にもなる!

空芯菜には血液を作るときに欠かせない鉄分や、赤血球を作る働きがある葉酸が豊富に含まれています。貧血予防に非常に効果的であることから、妊娠中に食べるべき食品として知られています。

生活習慣病予防に効く緑黄色野菜

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空心菜には大量のβカロテンが含まれています。このβカロテンは強い抗酸化作用(アンチエイジング効果)を持つ特徴があります。そのほかにも抗がん作用や免疫機能の向上、髪の毛や視力の健康を維持してくれるなどとても良い栄養成分なのです。

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空芯菜は生でも食べられる?

シュウ酸が多いから結石ができやすいってホント?

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ほうれん草などに多く含まれるといわれているシュウ酸は多く摂取してしまうと、尿道結石や骨粗しょう症の原因になると言われていますよね。なので野菜を生で食べるときはシュウ酸の量がどれくらいなのかをしっかり見てから食べる必要があります。

実は空芯菜はシュウ酸の量が非常に少ない野菜なのです。100gあたりのシュウ酸は0.1g以下と言われています。

シュウ酸が多い食材 100gあたり

  • パセリ 1.7g
  • チャイブ 1.48g
  • スベリヒユ 1.31g
  • キャッサバ 1.26g
  • アマランサス 1.09g
  • ココア 0.7g
  • ほうれん草 0.7g
  • つくだ煮 0.1g
  • ジャガイモ 0.1g
  • さといも 0.1g

これらがシュウ酸がおおい食材と言われていますが、調べていても空芯菜のシュウ酸の量が指摘されている記載はどこにもありませんでした。このことから空芯菜は「生でたべても問題ない」と言えるでしょう。気になる方は茹でて食べても問題ありませんので、お好きな方で召しあがってください。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 空芯菜はビタミンA・Kを豊富に含む夏野菜!
  • シュウ酸の量は比較的少ない野菜なので生で食べてもOK!

今回のように食品についての幅広い知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。

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