店舗で調理したものを買って帰って食べる、いわゆる中食はここ数年需要が大きく伸びています。中でも家庭では手間が掛かる揚げ物は、出来ればお店で購入したいものですよね。でも、持ち帰った揚げ物が食べきれずに残ってしまうこともありますよね。
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目次
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串カツの冷凍保存
串カツを美味しく安全に長期間保存するにはズバリ冷凍保存が一番です。では、何故冷蔵保存してはいけないのでしょうか。
串カツを冷蔵保存してはいけない2つの理由
衣が水分を含んでしまい美味しさが損なわれる
衣を付けて揚げる串カツを冷蔵庫内で保存してしまうと、冷蔵庫内の水分を衣が吸収してしまいベチャッとなってしまい美味しさが大きく損なわれてしまいます。
冷蔵温度での保存は安全性が損なわれる
また、目に見えない微生物は冷蔵庫内の温度帯(5℃前後)でも活動が可能なため、長期間冷蔵保存してしまうと微生物が増殖して、腐敗してしまうリスクが高くなります。
冷凍保存を行うことで前述した2つのリスクをどちらも回避することが可能です。
揚げる前の冷凍保存方法
揚げる前の串カツを保存する方法は以下の通りです。
- バッター液とパン粉の付いた串カツ1食分(数本)をラップに包んで空気を抜く※
- ラップをジップロックに移し、空気を抜いてしっかりと封をする
- ジップロック表面に冷凍実施日をマジックで記入する
- 冷凍庫に入れて保存する
- 冷凍実施日から1ヶ月後を目処に使い切る
揚げた後の冷凍保存方法
基本的には揚げる前の串カツ冷凍保存と同様の方法となります。
- 串カツを十分に冷まして粗熱を取る
- 1食分の串カツ(数本)をラップに包んで空気を抜く
- ラップをジップロックに移し、空気を抜いてしっかりと封をする
- ジップロック表面に冷凍実施日をマジックで記入する
- 金属製トレーにジップロックを載せて冷凍庫に水平に入れる※
- 冷凍実施日から1ヶ月後を目処に使い切る
解凍方法
冷凍保存した串カツの解凍方法は以下の通りです。しっかりと手順を守れば手間を掛けずに美味しく串カツの解凍が可能です。
揚げる前の串カツ
常温解凍してしまうと、空気中の水分を衣が吸収してしまい揚げる際の油ハネの原因となります。そのため、冷凍庫から出した串カツをそのまま油に入れて揚げることをおすすめします。
1度に投入する本数は2〜3本までにするか、油の温度を確認することが出来る調理用の温度計を使用すると良いでしょう。
揚げた後の串カツ
電子レンジ
最も便利で簡単なのはやはり電子レンジでの加熱です。少しずつ加熱して温め具合を調整出来るのも嬉しいですね。
トースター
サクサク感を残したいときにオススメなのはトースターを使用する温め方です。トースターを使用すると揚げ物の表面が高温になることで余分な油が蒸発しやすく、結果的にサクサクとした食感に仕上げることが出来ます。
串カツ以外の揚げ物も冷凍保存できる?
串カツに限らず揚げ物全般は同様に冷凍保存が可能です。
ただし、形状の大きな揚げ物を温める場合は、一度電子レンジを使用して食材内部に熱を加えてからトースターを使用するようにしましょう。こうすることで、効率的に食材の中心部までしっかりと加熱を行うこと出来ます。
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揚げ物の消費期限・賞味期限
串カツを始めとした揚げ物には、各製造メーカーによって消費期限が設定されています。特に油で揚げて作ることにある揚げ物は時間経過によって油が酸素に触れて酸化してしまうため、短い消費期限が設定されていることがほとんどです。
串カツ
肉と野菜を交互に串に刺して揚げる串カツは、調理当日の消費期限となる場合が多いです。
唐揚げ
肉に下味を付けてから揚げる唐揚げも、同様に調理当日の消費期限が設定されています。
あじフライ
肉だけでなく、魚を使用した揚げ物も例外なく当日中の消費期限が設定されています。
とんかつ
他の揚げ物と比較すると食材のサイズが大きくなるとんかつは、その分油での調理時間が多くなります。油に触れる時間が多くなる分、消費期限もより短くなる傾向があります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 串カツは揚げる前、揚げた後どちらも冷凍保存が可能
- サクサク感を残して保存するなら、ステンレスバットを使用した急速冷凍がオススメ
- 再加熱する際は、電子レンジとトースターを併用することでサクサクした食感に仕上げることが出来る
- 購入した揚げ物は全て当日中が消費期限となるため、速やかに食べ切ることと冷凍保存を行うことが大切になる
いかがだったでしょうか。
購入した揚げ物を美味しく安全に食べるためには、第一は購入後は早めに食べきること。その後は、しっかりと冷凍保存を行うことが大切になります。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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