くさやはどんな味?ニオイはキツいの?どんな食べ方がおすすめ?

腐ってる・臭い

「くさや」というと、味よりもとにかく「臭い!!」というイメージが先行していますよね。くさやの臭いについても気になるところですし。そのお味は一体どんなものなのかも気になるところですよね。今回は、

  • くさやとは
  • くさやの臭いの原因は
  • くさやのおすすめの食べ方は

についてご紹介させていただきます。「くさやというととにかく臭いというイメージしかない・・・。」という方や、「くさやの味がどんなものなのかが気になる!!」という方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください。

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くさやってどんな味?

くさやは臭いとうイメージしかないという方も中にはいらっしゃるかと思います。くさやとは一体どんな魚なのでしょうか?また、そのお味は一体どんなものなのでしょうか?以下に記載させていただきますのでよろしければ読んで参考にしてみてください。

くさやってどんな魚?

くさやとは、アジ科の鮮魚の腹を開いて内臓や血合いを取り除き、塩漬け発酵させたあとに「くさや液」と呼ばれる独特の調味液に浸して乾燥させた食品のことを言います。くさや液へ漬け込む時間はその魚の種類や気温に合わせて異なりますが、一般的には10時間~20時間ほど漬け込みます。そしてその後に水に浸けて塩分やくさや液を抜き、天日や乾燥機を用いてゆっくり乾燥させます。くさやにするのに適しているのは脂気の少ない魚で、特に多く使われる魚は「むろあじ」という種類の魚です。「むろあじ」は関東より南の海に生息する魚で、青むろ・真むろ・尾赤むろ・赤背むろの4種類に分けられますが、この中でも特にくさやに向いているのが青むろで、脂肪が少なくくさやに適しています。そのため青むろは「くさやむろ」呼ばれることもあるほどくさや御用達の魚なのです。アジ科の魚以外でも、トビウオやサメのくさやもあります。

ニオイは?なぜくさい?

くさやはなんと世界でも5番目に臭いと言われている食べ物です。臭いが独特である納豆や沢庵の古漬けよりも臭いと言われています。くさやの臭いの原因は、くさやを作る過程で浸すくさや液にあります。くさやの歴史は意外に長く、くさや液は、まだ塩や水が貴重であった時代に一度使った塩水に塩を足して何度も魚の漬け込みを繰り返す間に、魚の成分から微生物が発生して塩水が発酵し、独特な臭いになったと言われています。そしてこのくさや液はぬか床のように守り継がれているのです。

味は?

くさやはものすごく臭いですが、それでも食べたくなってしまうほど実はおいしい食べ物なのです。くさやは普通の干物よりもしょっぱくなくて、噛むほどに魚の味がしみ出てきます。そこにくさや液の独特の甘み・旨味がプラスされています。

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オススメの食べ方は?

はてな

くさやはその臭いから敬遠されがちで、食べたことがないという方も多いかと思います。ですがこの記事を読んで「くさやを食べてみてくなった!」という方もいらっしゃるかと思いますので、以下に「くさやのおすすめの食べ方」をご紹介させていただきます。

焼き魚がおすすめ

くさやはシンプルですが焼き魚にして食べることがおすすめです。

焼く時のポイント

くさやのおすすめの食べ方は「焼き魚」ですが、実は焼き方にもコツがあります。くさやをおいしく焼くためのポイントは、

  • 焼き方は半生程度を意識する
  • 弱火で焼く
  • 焼く時には、表7割・裏3割を意識して焼く


焼き過ぎない方がくさやの風味が残って良いと言われています。また、くさやはじっくり焼いた方が臭いが飛ぶようなイメージがあるかもしれませんが、半生程度で焼いたほうがおいしいです。

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くさやのにおいは抑えられる?

くさやはおいしいですが、できればあの臭いをなんとかして抑えたいところですよね。「くさやの臭いを抑える方法」を以下でご紹介させていただきます。

醤油をかけると抑えられる

自宅でくさやを焼く時は、魚焼きグリルの中に醤油を入れたアルミホイル容器を入れて一緒に焼くのがおすすめです。醤油が焦げる香ばしい匂いでくさや独特の臭いが和らぐためです。

お酢を加えるのも手

お酢を加えることでもくさやの臭いが抑えられると言われています。おすを加えた場合には、味もほんのり酸味がプラスされますので、くさやの甘みが引き立ちます。

焼酎をかけてもOK

くさやに焼酎をかけることでもくさやの臭いを抑えることができます。しかし、臭いが抑えられる代わりに焼酎の酒くささが残ってしまう場合もありますので、朝食には不向きになってしまうかもしれません。

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まとめ

この記事をまとめると

  • くさやとは、アジ科の鮮魚の腹を開いて内臓や血合いを取り除き、塩漬け発酵させたあとに「くさや液」と呼ばれる独特の調味液に浸して乾燥させた食品のことを言う。くさや液へ漬け込む時間はその魚の種類や気温に合わせて異なるが、一般的には10時間~20時間ほど漬け込む。そしてその後に水に浸けて塩分やくさや液を抜き、天日や乾燥機を用いてゆっくり乾燥させる。くさやにするのに適しているのは脂気の少ない魚で、特に多く使われる魚は「むろあじ」という種類の魚である。
  • くさやの臭いの原因は、くさやを作る過程で浸すくさや液にある。くさやの歴史は意外に長く、くさや液は、まだ塩や水が貴重であった時代に一度使った塩水に塩を足して何度も魚の漬け込みを繰り返す間に、魚の成分から微生物が発生して塩水が発酵し、独特な臭いになったと言われている。
  • くさやのおすすめの食べ方は焼き魚にすることである。