腐っためんつゆを食べてしまった…食あたりになる?ウェルシュ菌とは

暑い季節になると食べたくなる“そうめん”や“ひやむぎ”などに欠かせない「めんつゆ」は、近年では“めんつゆ”を使用した簡単お手軽レシピなども多数紹介されており、常備している調味料!といったご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は「万能調味料・めんつゆ」が腐った時について注目していきます。

  • めんつゆが腐った状態とは?3つのポイントから解説!
  • 腐っためんつゆを食べてしまった際に起こる健康被害や、食中毒の可能性とは??
  • 近年、広く注意喚起されているウェルシュ菌とは?
めんつゆは万能調味料としても人気があることから、お醤油のように大きなボトルで購入するご家庭もあるかもしれませんね。

しかし、めんつゆは未開封と開封後では保存方法・保存期間が大きく異なることをご存知でしたか?是非、こちらを参考にめんつゆを賢く最後まで安心にご活用くださいね。

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めんつゆは腐ったらどうなる?  

めんつゆは市販されているメーカーやタイプにもよります

  • 未開封のもの・・・製造日から約1年程度
  • 開封後のもの・・・ストレートタイプで約3日程度、濃縮タイプで約3週間程度

賞味期限と言われています。ここからは、めんつゆが腐った状態の場合に見られる大きな変化を3つのポイントからお伝えしていきます。

腐っためんつゆに見られる大きな変化の1つ目

味わいの変化
が挙げられます。主に

  • 酸っぱい味わい

などの変化が見られる場合は

腐っている・傷みが進んでいる可能性が高い
ため、使用せずに廃棄することをおススメします。

匂い

腐っためんつゆに見られる大きな変化の2つ目

臭いの変化
が挙げられます。主に

  • 酸化した臭い
  • アルコール臭

などの変化が見られる場合は

腐っている・傷みが進んでいる可能性が高い
ため、使用せずに廃棄するようにしましょう。

見た目

腐っためんつゆに見られる大きな変化の3つ目

見た目の変化
が挙げられます。主に

  • 黒く濃い色に変色している
  • 白い沈殿物がある

などの変化が見られる場合は

腐っている・傷みが進んでいる可能性が高い
ため、必ず廃棄するようにしましょう。
めんつゆが腐ったサインは他にも?!
めんつゆが腐ったサインには、他にも①蓋を開けた際にプシュと音がしてガスを発生させている②蓋や注ぎ口がカビているなどが挙げられます。これらの場合も腐っている可能性が高いので処分するようにしましょう。

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腐っためんつゆを食べたらどうなる?

ここからは誤って「腐っためんつゆを使用してしまった」時に、考えられる体への影響や食中毒の可能性などについて詳しく見ていきましょう。

体調への心配は?

腐っためんつゆを誤って頂いてしまった場合に、起こるとされる代表的な不調

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢

などが挙げられます。これらの症状が見られた場合

  1. 自己判断で、吐き気止め・下痢止めなどを服用しない
  2. 脱水症状に気をつけ、水分補給を意識する
  3. 症状が悪化している、意識朦朧など明らかに異変を感じる時は医療機関を受診する

ようにしましょう。

食当たり・食中毒になる?

実は“多めに作り過ぎためんつゆ”などを頂いたことによる

ウェルシュ菌が原因となる食中毒症状

が報告されています。ウェルシュ菌とは

カレーなどの煮込み料理で多く発生しやすい
ことで知られていますが
前日などに大量に加熱調理され常温下で置いておいためんつゆ
でも食中毒の報告がされていますので、注意しましょう。

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ウェルシュ菌とは  

ウェルシュ菌とは

  • ヒト
  • 動物の腸管
  • 土壌
  • 水中

など自然界に広く分布している菌で、酸素を嫌う嫌気性菌と呼ばれるものです。ここでは、ウェルシュ菌による食中毒症状について詳しく解説していきます。

事例

ウェルシュ菌による食中毒の報告で有名な事例

前日に調理して置いたカレーが原因
となったものが挙げられます。前日に加熱調理して完成させたカレー
常温下で寝かしてから、翌日に再加熱して食べた
ところ

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐

などの症状が起こり、保健所の調査の結果

カレー鍋からウェルシュ菌が検出
されていたことがわかりました。

症状

一般的にウェルシュ菌による食中毒症状

食後6~18時間くらいで、腹痛や下痢
などの症状が起こるとされています。ウェルシュ菌による食中毒を防ぐためには

  1. 調理後は、すぐに食べ切る
  2. カレーなどを保存したい場合は常温で長時間放置せずに、粗熱を取った後に冷蔵・冷凍保存を行う
  3. 保存したカレーなどを食べる際は中心部までしっかりと再加熱し、熱いうちに食べきる

を徹底するようにしましょう。

ウェルシュ菌は加熱調理でも死滅はしない!
ウェルシュ菌は、100度以上で数時間加熱しても死滅せず“芽胞”という殻を作って生き残る性質があります。そのためカレーなどを常温下で保存していると“芽胞”となって生き残っているものが、冷めた食品内で増殖してしまうため、直ぐに食べない場合は早めに冷蔵・冷凍保存をするようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • めんつゆは腐った状態になる①見た目の変化②臭いの変化③味わいの変化が見られるので、少しでも異変を感じる時は食べずに廃棄するようにする
  • ウェルシュ菌は、100度以上で数時間加熱しても死滅せず“芽胞”という殻を作って生き残る性質がある
  • ウェルシュ菌は、めんつゆを常温下で保存していると“芽胞”となって生き残っているものが、冷めた食品内で増殖してしまうため、めんつゆをすぐに食べきらない際は粗熱を取り素早く冷蔵保存するようにする

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