腐ったジュースで食中毒になる?どんな症状?対処法や注意するべき人

皆さんはジュースを飲んで食中毒症状が出てしまったことはありますか?あまり食中毒を引き起こす食材としてメジャーなものではなく、イメージはないかもしれませんが食中毒のニュースは夏になると毎年一度はメディアで流れますよね。

今回の記事では、

  • ジュースは腐るとどうなるの?
  • ジュースで食中毒症状になる?
  • ペットボトルに注意?
  • どんな症状が出るの?

これらについて解説していきたいと思います。 

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ジュースが腐るとどうなるの?

見た目

果物ジュース・野菜ジュース・甘味料の入ったジュースなど、ジュースと言われるものは様々な容器で販売されています。紙パックやペットボトルの場合、腐っていると容器が膨張します。

この場合中身は腐敗が進んでしまい、分解により発生したガスが原因で容器が膨張していると考えられます。誤って飲んでしまった場合はツンとした酸味などを感じるでしょう。少量で気が付いたのであればすぐに吐き出し、廃棄しましょう。

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匂い

ジュースが腐ってしまった場合は匂いの変化も見られるでしょう。酸っぱい臭いやかび臭さなどを感じた場合は腐っています。いずれにしても、はじめに飲んだ時と明らかに違う場合は腐っている可能性が高いと言えます。

ジュースが腐ってしまった場合は味の変化も当然見られます。飲んだ際に明らかにおかしいと感じるような酸味を感じた場合は、腐敗している可能性が高いでしょう。

果物などが使用されており、初めから酸味を感じる場合もありますが、腐敗した場合に感じる酸味は異質です。口に入れた瞬間に本能的に「おかしい!」感じるものです。

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腐ったジュースでも食中毒になる?

ここまではジュースが腐るとどのような変化を生じるのかについて紹介してきました。次は腐ったジュースを飲むと食中毒症状が引き起こされるのかどうかについて紹介していきます。

結論から先に申し上げると、腐ったジュースを飲むことで食中毒症状が引き起こされることはあります。特にペットボトル飲料による食中毒は毎年ニュースになるほど問題視されています。

飲みかけのペットボトルに注意!

日本はこれから暑い夏を迎えますが、水分補給のためにペットボトルを持ち歩く人も多いでしょう。そして一度に全て飲むことはなかなか難しいので、飲みかけの状態で放置することもあるでしょう。

実は飲みかけのペットボトルというのは一度人間が口をつけていると、人間の口の中にいる細菌がペットボトルのジュースに入り込み、とてつもない速さで増殖していきます。

特に細菌が繁殖しやすいのは気温30℃前後の日です。気温30℃前後の日というのは日本の夏ではもはや当たり前ですよね。そしてこのような温度の日というのは飲み物を持ち歩かない方が健康を害してしまう可能性もあります。

細菌数が24時間後に50倍に!

飲みかけのペットボトルは24時間置いておくとなんと細菌の数が50倍以上になってしまったという研究結果もあります。ですので飲みかけのペットボトルというのは口をつけたら、夏の日であれば半日以内に飲みきるのが望ましいとされています。

その他にも冷蔵庫やクーラーボックスなどは冷やしておける場所があるようでしたら比較的長く保存することができます。

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腐ったジュースを飲むことによる食中毒症状は?

では腐ったジュースや飲み物を飲むことによる食中毒症状について紹介していきます。食中毒症状は以下のような症状が出る場合がほとんどです。

  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 吐き気
  • 発熱
  • めまい

食中毒を引き起こす可能性のある食品を口にしてから数時間程度で上記のような症状が出る場合がほとんどです。食品による食中毒の場合は、体の中に入ってしまった細菌が外に出るまで様々な症状が出ます。

逆に言うと細菌が外に排出されてしまえば症状が治りますので、まずは症状が出てきたら安静にして体を休めるようにしましょう。ここでポイントなのが市販薬などで下痢や嘔吐を止めてはいけないということです。

市販薬で下痢や嘔吐を止めてしまうと体の中に侵入してしまった食中毒菌を排出することができなくなってしまうからです。もし下痢や嘔吐が続くようでしたらぬるま湯を飲んで横になるなど、水分補給をした上で安静な姿勢を取り体を休めるようにしましょう。

特に免疫力が弱い人は注意

特に小さなお子様やご高齢者、妊娠中のお母さん、夏バテによって体力が落ちてしまっている人の場合は免疫力が低くなっているので重症な食中毒症状が出てしまう可能性があります。

少しでも怪しいなと思ったら免疫力の弱い方には絶対食中毒が疑われる食品を与えないようにしましょう。元々免疫力が弱い人に食中毒症状が出た場合は医療機関に相談することも念頭において対応するようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 腐ったジュースを飲むことによる食中毒はあり得る
  • 夏場は特にペットボトルに注意
  • 24時間置いておくと細菌の数が50倍にも増える
  • 免疫力が落ちている小さな子どもや高齢者、妊娠中の方、夏バテによって体力落ちている方は症状が強く出ることもある

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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