皆さんはくるみはお好きですか?カリカリサクサクとした軽い口当たりのくるみは、そのままで食べても、砂糖がけで食べても、スイーツやケーキなどに入れても美味しいですよね。くるみは美味しいだけでなく素晴らしい効果をたくさん持っていることをご存知ですか?
特にくるみは脳に与える効果がとても優秀なんです!今回の記事ではクルミとは一体どんな食材なのか、くるみを食べる事によって得られる脳機能改善効果について解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
くるみはどんな食材?
くるみの歴史は紀元前7,000年頃から人類が食べていたとされる最古のナッツです。くるみは漢字で「胡桃」と書きますが、「胡」は中国の北エリアになった故国(ここく)を表し、形が果物の「桃」に似ていることから「胡桃」という漢字が使われるようになりました。
くるみの特徴としては約70%が脂質でできており、その脂質はアンチエングや生活習慣病の予防に効果があることがわかっています。
くるみに含まれる栄養成分
くるみは脂質を含んでいますが、体に必要なビタミン類やミネラル・食物繊維が含まれています。おやつにスナック菓子ではなく、ナッツを食べることで健康や美容面に効果的です。糖尿病・脳卒中・がんなどの生活習慣病にも効果があるので、積極的に摂取したい食材です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
スポンサードリンク
脳機能改善に良いとされているくるみの成分!
ここまでは様々な成分について解説してきましたが、ここからは「脳機能を改善させる効果が高い」と言われているくるみの成分について解説していきます。
オメガ3脂肪酸
くるみにはオメガ3脂肪酸という脂質が多く含まれています。オメガ3脂肪酸はナッツの中でもくるみに一番多く含まれており、くるみ10個食べるだけで成人が1日に必要なオメガ3脂肪酸を摂ることができると言われるくらい豊富なのです。
オメガ3脂肪酸は脳細胞や神経細胞に存在し、情報の伝達や発信を行う神経細胞「ニューロン」を作り出すために必要な栄養と言われています。
トリプトファン
くるみに含まれるトリプトファンという成分は私たちの脳機能を高めてくれる効果があります。何もやる気が出ない、食欲がないなどのぐったりした状態の時というのは脳内でセロトニンと呼ばれる脳内伝達物質が不足している状態とも言われています。
セロトニンがしっかり分泌されると気分がはつらつとしたり、精神を安定させてくれることから、セロトニンは別名幸せホルモンとも言われています。
先ほど紹介したトリプトファンはこのセロトニンを作り出すための材料になってくれる栄養成分です。トリプトファンは体内で合成することができないので必ず食品から補給しなければならないのですが、意外と気を付けなければ取ることのできない成分です。
ビタミンB群
くるみにはビタミンB群がバランスよく含まれています。その中でもビタミンB6や葉酸は認知症や脳卒中を発生させる原因となる、ホモシステインという物質を分解して体の外に出してくれる働きがあります。
ビタミンB群がバランスよく含まれている食材というのは、とても貴重なので手軽に摂取することができるくるみはとても優秀なんですよ!
スポンサードリンク
くるみは1日どれぐらい食べても良いの?
ここまではくるみが持つ素晴らしい健康効果について解説してきましたが、くるみは70%が脂質でできているので、食べ過ぎてしまうと脂質過多になってしまい逆に体に悪影響を及ぼす可能性があります!
くるみを食べるなら1日「10粒」までにしておくと良いでしょう。食べ始めると軽い口当たりで、簡単に10粒食べてしまえますがくれぐれも量は気をつけてくださいね!
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?くるみはスーパーであればどこでも販売していると言って良いほど手軽に手に入る食材になりました。私たちの身近なものでこんなに素晴らしい栄養素を含んでいる食材はなかなか珍しいので、ぜひ毎日の生活に取り入れるようにしてみてくださいね!
この記事をまとめると
- くるみは脳機能を改善する効果が高い!
- オメガ3脂肪酸は脳細胞を活性化する栄養素である
- トリプトファンをしっかり取ると幸せホルモンのセロトニンがたくさん分泌される
- ビタミンB群は認知症や脳卒中を予防してくれる効果が高い!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク