皆さんは黒にんにくという食材をご存知ですか?あまり食べたことはないという方がほとんどだと思いますが、黒にんにくはとても優秀な栄養価を豊富に持つ食材なんですよ!
しかも炊飯器を使えば家でも簡単に作ることができます!ただ自宅で作った黒にんにくはなんだか苦かったり酸っぱかったりすることがあるんですよね。
今回の記事では、
- 黒にんにくとは?
- 匂いが少ないって本当?
- 黒にんにくの味は?
- 炊飯器でも作れるの?
- 栄養価は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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黒ニンニクってそもそも何?
黒にんにくとは、生のにんにくを「高温・高湿の環境で1カ月ほど熟成させたもの」です。なので元は、私たちの知っている白いニンニクと同じということですね。
製造過程で添加物などは一切加えずに「メイラード反応」という化学反応が起こり、真っ黒になると考えられています。
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黒ニンニクは臭いが少ない?
普通、生のにんにくというと「すごく臭いがつよくて、味もかなり強烈」なイメージがありますよね。そしてたくさん食べるとそのあとの臭いが気になるという人も多いはず。
しかし熟成された黒にんにくは「にんにく特有のにおいが少なくて、甘酸っぱい香りへと変化する」のが特徴です。びっくりですよね。
黒にんにくの味は?
黒にんにくは甘酸っぱい香りになるだけでなく味にも変化があります。糖度が増えることでまるでドライフルーツのような食感となります。そのためフルーツニンニクとして販売されていることもあります。にんにくなのにフルーツなんてあまりイメージがわきませんよね!
黒にんにくが苦いのはなぜ?
黒にんにくは作り方によっては少し苦くなってしまうことがあります。これは作り方によって加熱温度が高すぎる可能性があるからです。熟成期間が長くなっていても苦味が強くなってしまうので適切な熟成期間を保つ必要があります。
もし自宅で黒にんにくを作ることがあり、どうしても見なくなってしまうのであれば、なるべく加温温度を下げるか熟成期間を短くするように見直しましょう。
ちなみにちょうどいい熟成期間でないと、今度は苦味だけでなく酸味が増えてしまうことがあります。ただしこの酸味は体によい成分ですので、腐ってるわけではありませんので食べても問題はありません。
熟成期間は短ければ短いほど甘くなり、長くなれば苦味が増しそして酸味になっていくというイメージで考えていただければOKです。
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黒にんにくは炊飯器を使えば作れるって本当?
黒にんにくは実は炊飯器を使えば自宅でも簡単に作ることができるとされています。黒にんにくを作る流れについて以下にまとめてみました。
- にんにくの底が綺麗なものを選ぶ
- 炊飯器の下にタオルを敷いて、その上にニンニクを並べる
- 炊飯器の保温ボタンで10日~20日程度保温する
- 熟成が完成したら1日程度黒にんにくを乾燥させる(天日干しでも日陰干しでもOK)
このようにすれば黒にんにくを作ることができます。炊飯器を10日から20日程度保温しておくというのはなかなか難しいかもしれませんが、使っていない炊飯器などがあれば作ることは容易でしょう!
後ほど紹介しますが黒にんにくはとても栄養価に優れた食材ですので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょう!
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栄養価が凄い!
にんにくは熟成させると見た目が黒く変化するだけではなく、抗酸化作用のある「ポリフェノール」「S-アリルシステイン」や健康維持に欠かせない「アミノ酸」などの有効成分が飛躍的にアップするといわれています。
黒にんにくの健康効果の検証も進んでおり、老化防止やガン予防に効果があるという研究結果がでているので、薬のように毎日継続的に食べている人もいるとのこと。ですが高い健康効果を持つ反面、黒ニンニクをたべることで今服用している薬の効果が薄れてしまったり、体調を崩してしまう人も中には稀にいるようですので、本格的に食べるときに、何か心配な持病があれば主治医に相談するのが良いでしょう。
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どこで食べられるの?旬はいつ?
黒にんにく発祥の地として有名なのは三重県で、にんにくの産地として知られる青森県でも同様に黒ニンニクの生産が盛んになってきています。
にんにくの旬は6〜8月頃なので、収穫後約1カ月熟成させた7~9月頃の黒ニンニクが特に旬で美味しいといわれています。夏から秋にかけて、様々な場所で販売されているので探してみてはいかがでしょうか。
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黒ニンニクの食べ過ぎに注意!
黒にんにくは白い通常のにんにくに比べてにおいがほとんどないため、とても食べやすいニンニクです。さらにフルーツのように甘みが強く、非常に体によいということからついつい食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。
ですが人によっては黒にんにくを食べ過ぎてしまうと非常に不快感が出てしまうことがあり、下痢や腹痛を引き起こしてしまうとされています。
1日何個までにしたほうがいいの?
黒にんにくは非常に栄養価が優れている食品ですので、1日に「1~3粒」までにしておいた方が良いとされています。栄養価が高いからといって一度にたくさん食べても、体の中で吸収しきれずに無駄になってしまいます。
黒にんにくの素晴らしい栄養素をしっかりと体で有効活用するために、1日の食べる量は守るようにしましょうね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 黒にんにくとは、生のにんにくを高温・高湿の環境で1カ月ほど熟成させたもの
- 通常のにんにくに比べて臭いが抑えられている
- 黒にんにくが苦い場合は熟成期間が長すぎたり加温温度が高すぎることが原因
- 熟成期間が長すぎると今度は酸味が強くなってしまう
- 熟成期間はなるべく短くすることで甘みがでて美味しくなる
- 炊飯器の保温機能を使えば家でも簡単に作ることができる
- 非常に栄養価に優れており、逆に食べ過ぎてしまうと体を壊してしまうことも!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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