クミンシードとクミンに違いはあるの?クミンパウダーとの違いは?

インド料理、エスニック料理でよく活用されるスパイス「クミン」。あなたは実際にクミンを使われたことがあるでしょうか?クミンには「クミンシード」と「クミンパウダー」があります。それぞれ、どんな特徴があるのでしょうか?今回はクミンについて、以下のような事を詳しくまとめていきます。

  • クミンとはどんなスパイス?
  • クミンシードって何?
  • クミンシードと、クミンパウダーはどうやって使い分けるのか?

こんな内容となっています。記事を最後まで読んで頂き、クミンについて詳しくなってしまいましょう。

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クミンってどんなもの?

クミンとは一体どんなスパイスなのでしょうか?特徴などを詳しくまとめています。

クミンとは

クミンとは、インド料理やエスニック料理には欠かせないスパイスです。カレーの臭いは、実は「クミン」の臭いだったのです。つまり、カレーを作る時には、クミンは必須のスパイスになります。最大の輸出国は「イラン」で、比較的高温になりにくく、乾燥していない地域で栽培されています。

特徴

クミンの見た目としては、細長いお米のような見た目をしています。香りをかぐと、ほのかな苦みと特有のスパイシーな香りを堪能することが出来ます。前述した通り、酷暑になったり乾燥が激しい地域では、中々栽培することが出来ないので、インドではあまり栽培されていません。

カレーのスパイシーな香りは、クミンによるもので、インドの人が他の国に行くと、クミンの香りで「臭い」と言われてしまう事もあるほどです。

効果・効能

クミンを食べると、以下のような効果が期待できます。

  • 消化促進
  • 免疫力アップ
  • アンチエイジング
  • 脂肪を燃やしやすくする
  • コレステロール値を安定させる

こんな効果です。クミンには「胃腸の働きを活発にしてくれる効果」があるので、消化促進が期待できます。また、豊富なビタミンAが含まれているので、免疫力もアップしてくれるでしょう。

さらには、抗酸化作用が高い物質がたくさん含まれているので、細胞を元気な状態にしてくれ、アンチエイジングの効果も期待できます。そして「植物ステロール」という物質が多く入っているので、悪玉コレステロールを抑えてくれる効果もあるのです。

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クミンシードとは?

クミンには「クミンシード」と「クミンパウダー」があります。その中でも「クミンシード」とは一体どんな物なのでしょうか?

そのままのクミンのこと

クミンシードとは「クミンのそのままの状態の物」を指します。いわゆる「ホール」の状態です。なので「クミン」というと通常はクミンシードの事を指していると思って間違いないでしょう。

クミンパウダーは使いやすく加工したもの

一方のクミンパウダーは、クミンシードを乾燥させ粉状にすりつぶしたもののことです。すりつぶして粉状にしてあるので、色々な料理にふりかけやすいのが特徴でしょう。スーパーなどでクミンとして販売されているスパイスは、クミンパウダーの方が多いかもしれません。

違いは?

クミンシードとクミンパウダーは見た目の違いだけでなく、使い方も違います。まず、クミンシードは、基本的に「食材を炒める前に、油に香りを出して使います」。スタータースパイスとも言われますが、低温の油にクミンシードを入れ、その時にクミンの香りを油に溶かすのです。

一方のクミンパウダーは「食材に香りを直接つけたい時」に使います。塩コショウの要領で、食材に直接ふりかけるだけなので、一般的にはパウダーの方が使いやすいはずです。ただし、クミンパウダーはすりつぶしてしまった時から香りがどんどん逃げて行ってしまいます。

そのため、パウダーとして使うのであれば、料理の度にシードをすりつぶした方が、美味しく食べられるでしょう。

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クミンシードとクミンパウダーの使い分け

では、最後にクミンシードとクミンパウダーの使い分け方をご紹介しておきます。

クミンシードの使い方

まずクミンシードですが、前述した通り油に香りを溶かして使うため、油を使った炒め料理に使いやすいでしょう。特にお肉の生臭い香りを取るにはぴったりのスパイスなので、牛肉の炒め物、チキンの炒め物、マトンなどの臭みのある肉の炒め物にはバッチリと合います。

低温でしっかりと焦げないように加熱するのがポイントです。

クミンパウダーの使い方

一方のクミンパウダーは、前述した通り加熱した食材に直接ふりかけて使います。ちょっとした隠し味などにも使えるので便利でしょう。野菜の炒め物、きのこの炒め物、カレーの隠し味などなど、様々なところで使いやすい特徴があります。

炒飯などに入れても、普通の炒飯と香りが変わるので、美味しくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はインドの伝統的なスパイス「クミン」について詳しく解説してきました。クミンシードとクミンパウダーの違いについても、よくご理解いただけたのではないでしょうか?最後に記事内容を振り返ります。

この記事をまとめると

  • クミンとはカレーの香りの素にもなるスパイス
  • クミンはクミンシードとクミンパウダーに分けられる
  • クミンシードとクミンパウダーは使い方が微妙に異なる

こんな内容となっていました。クミンが気になられたのであれば、早速購入して、クミンの入った料理を作られてはいかがでしょうか?

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