クーガ芋(トゲドコロ)の特徴・旬の時期まとめ|ジオスゲニンの含有量が高い山芋

最近更なる健康志向が高まってきており、忙しい毎日を元気に過ごすため毎日の食事の見直しを意識される方も増えてきました。自身の持つ免疫力を下げないように季節の旬の食材を積極的に摂ったり、夜などの食事時間の不規則な方には胃腸への負担がかからないような献立を考えられたり工夫されている方も多いのではないでしょうか。

食事と補助的なサプリメントの活用などを取り入れられている方も多いそうですが、やはり日々の食事は欠かすことができないので、栄養価が高く体が喜ぶ食材を積極的に摂りたいですよね。

今回は、山芋の一種で最近注目されているジオスゲニンと呼ばれるステロイドサポゲニンを豊富に含んでいることで知られるクーガ芋(トゲドコロ)について詳しく見ていきます。

聞いたことが無い方も多いかも知れませんが、実は健康食品メーカーなどからも注目されている山芋で様々な効果が期待されており研究されているんですよ。

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クーガ芋(トゲドコロ)ってどんなやまいも?  

 読み方  くーがいも・とげどころ・はりいも
 旬の時期 2月下旬~4月上旬頃
 主な生産地 沖縄県
 種類 ヤムイモの一種・琉球自然薯

読み方  

クーガ芋(トゲドコロ)と読みます。和名でははり芋とも呼ばれ、琉球自然薯と表示されていることもあります。クーガ芋とは沖縄県の方言で鶏卵を意味し、形状が鶏卵のような山芋なことから名付けられたと言われています。

クーガ芋は1600年前後に到来したとされるサツマイモよりも歴史があるとされており、琉球諸島を中心に栽培され食べられてきたと言われています。

特徴(サイズ、味、形状など)

クーガ芋は名の通り鶏卵ほどの大きさで、サツマイモに似た形状です。黄土色の表皮に細かな根が生えており、甘味やコクのある味わい深く、粘り気が大変強い食感です。

国内で生産されている山芋の中でも、栄養価が非常に高いことでも知られ「畑のうなぎ」とも謳われています。

特にジオスゲニンと呼ばれる性ホルモンや免疫ホルモンに類似したステロイドサポゲニンが豊富に含まれているため、老化防止・糖尿病・心臓病・免疫システムの能力増加・更年期障害軽減などの効果があるとされています。

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クーガ芋(トゲドコロ)の旬の時期と主な生産地  

ここからはクーガ芋の旬の時期と主な生産地について詳しく見ていきます。

トップアスリートのウサイン・ボルトも幼少の頃から好んで食べていたと言われているヤムイモの種類・クーガ芋に含まれているジオスゲニンには、加齢による筋肉の減少を抑え・脂肪を減らす作用が期待できることから、筋トレなどの運動効果を高める働きがあるとされています。

旬の時期はいつ?

クーガ芋の旬は、2月下旬~4月上旬頃です。4月頃から種芋の植え付けが開始され始め、10月頃から芋が徐々に成長してきます。本格的な冬を迎え気温が下がる1月~2月頃にかけて綺麗なハート型の葉が枯れた頃が、収穫時期になります。

主な生産地はどこ?

クーガ芋などのヤムイモはその殆どが熱帯・亜熱帯地域で栽培されていることから、寒さに弱いのが特徴です。そのため日本国内での栽培の北限は沖縄県と言われており、沖縄県で主に栽培されています。

クーガ芋の栽培に最も適した土壌は沖縄県内の30%程度に分布されている島尻(しまじり)マージと呼ばれる隆起サンゴ礁石灰岩土壌とされていることや、収穫の際にクーガ芋の根元付近にあるトゲに注意しながらひげ根に付着している硬めの土を丁寧に落とす作業が必要なことから生産効率が悪く生産農家さんが少数です。

更に沖縄県は台風の上陸も多いため、気候によって生産量が変化することから希少性の高い山芋と呼ばれています。近年ではクーガ芋の栄養価の高さなどから需要が高まり、クーガ芋の産学農連携の研究もされ始めました。生産効率の向上が期待されている山芋です。

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クーガ芋(トゲドコロ)の価格相場ってどのくらい?  

ここからはクーガ芋の価格相場について詳しく見ていきます。

クーガ芋は国内生産の北限が沖縄県なことから、沖縄県以外の地域では栽培されていることはなく生産地域が限定的です。また、栽培に適した土壌環境・台風などの気候条件・収穫時の手間などから沖縄県内でも限られた農家さんで栽培されているため非常に希少性が高い山芋です。

スーパーだと

ーガ芋は一般市場に流通していない品種なため、全国的にスーパーなどで販売されていません。沖縄県内でも戦前から県内の読谷村(よみたんそん)などで少量流通している程度で、大変希少で幻の山芋とも呼ばれていました。

2000年頃からクーガ芋に含まれる栄養価の高さが再評価され産学農連携でのクーガ芋の研究が始まり、生産効率の向上・クーガ芋の普及活動・クーガ芋の商品開発などがされるようになってきました。

しかし現在でも需要の高まりはあるものの希少なことには変わりなく、沖縄県内一部の道の駅・農家さん直売所・野菜マルシェなどで見かけることができる程度です。

ネット通販だと

クーガ芋はネット通販などで購入可能です。しかし旬の時期の期間限定販売であったり、数量限定での販売が多いです。また、クーガ芋を使用したサプリメントも商品化されているようです。

しかし近年の需要の高まりなどから、クーガ芋として販売されている山芋の中には品種の違うものが販売されていることもあるようで注意が必要です。

特にクーガ芋は割れた形状になることは極めて稀なそうで、大きさの殆どが鶏卵Lサイズ程度だそうです。その為、大薯(だいじょ)などと混同されている場合もあるので気をつけるようにしましょう。

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おすすめの食べ方

ここからはクーガ芋を美味しく頂けるおススメレシピをご紹介していきます。クーガ芋は生食でとろろにすりおろして食べる事もできますが、体質や体調によってはお腹が緩くなることもあるそうです。

とろろにした上で加熱調理するなどして、クーガ芋の甘味と濃厚な味わいを楽しんでくださいね。

クーガ芋のお味噌汁

クーガ芋は濃厚な甘味と粘り気の強さがあるので、すりおろしてとろろ状にして体に優しいお味噌汁で頂くと元気になれますよ。お好みの具材と一緒にゆっくり煮て作ってみてくださいね。

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まとめ

これまでクーガ芋について詳しく見ていきました。クーガ芋はトゲドコロとも呼ばれ、和名ではり芋とも呼ばれています。クーガとは沖縄県の方言で鶏卵を意味し、形状が鶏卵に似ていることから名付けられたそうです。伝来の歴史はサツマイモよりも古いとされ、琉球諸島を中心に古くから重宝・愛されてきました。

大きさは名の通り鶏卵Lサイズ程度で、サツマイモに似た形状をしています。表皮は黄土色をしており、細かなひげ根が生えています。濃厚な甘味とコクがあり、粘り気の強い食感が特徴的です。

特に他の山芋に比べてジオスゲニンと呼ばれる性ホルモンや免疫ホルモンに類似したステロイドサポゲニンが豊富に含まれているため、老化防止・糖尿病・心臓病・免疫システムの能力増加・更年期障害軽減などの効果があるとされています。

また加齢による筋肉の減少を抑え・脂肪を減らす作用が期待できることから、筋トレなどの運動効果を高める働きがあるため世界のトップアスリート達も食していると言われています。

旬は2月下旬~4月上旬頃で、1月~2月頃にかけて綺麗なハート型の葉が枯れた頃が収穫時期です。
寒さに弱いのが特徴で日本国内での栽培の北限は沖縄県と言われており、沖縄県で主に栽培されています。

栽培に適した土壌が県内の3割程度なことと収穫時の手間などから生産農家さんが少なく希少性が高いことでも知られています。更に台風などの気候条件によっても生産量に変化がありますが、栄養価の高さなどから需要は増えており、2000年頃から産学農連携での研究も行われています。

クーガ芋は一般流通されていないため全国的に購入することは難しく、ネット通販・沖縄県内の限定的な地域にある道の駅・農家さん直売所・野菜マルシェで購入が可能です。クーガ芋は生食でとろろにすりおろして食べる事もできますが、体質や体調によってはお腹が緩くなることもあるそうなので加熱調理して食べると良いようです。

幻の山芋と呼ばれるクーガ芋を是非一度食べてみてくださいね。

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