香辛料でアレルギーになる時の症状を紹介!対処法や特に危険な物も

香辛料、スパイス

料理に入れることで香りや辛味を出してくれる香辛料ですが、香辛料が原因でアレルギー症状が出てしまうことはあるのでしょうか?今回は、

  • 食物アレルギーとは
  • スパイスアレルギーとは
  • 特に危険な香辛料は?
についてご紹介させていただきます。「スパイスが効いた料理が大好き!!」という方や、「香辛料を食べることでアレルギーが出てしまうことがあるのか気になる…。」という方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください。

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香辛料でアレルギーになる時の症状

食物アレルギーとは、ある特定の食べ物を食べたりある特定の食べ物に触れたりした後に起こるアレルギー反応のことを言います。食物アレルギーの原因となる物質は「アレルゲン」と呼ばれており、主に食べ物に含まれるタンパク質です。それでは香辛料でアレルギーを起こした場合にはどのような症状が起きる可能性があるのでしょうか?以下に記載させていただきます。

痒み・蕁麻疹

食物アレルギーの症状は皮膚にも現れます。皮膚に食物アレルギーの症状が現れる場合には、痒みや蕁麻疹・むくみや発赤・湿疹などの症状が起きる可能性があります。

下痢・嘔吐

食物アレルギーの症状には消化器症状もあります。消化器に症状が現れる場合には、下痢や嘔吐・吐き気や血便などの症状が起きる可能性があります。

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香辛料のアレルギーの原因は?

香辛料とは植物から採取され、調理の際に香りや辛味、色を出す調味料の一種のことを言います。香辛料は食事をおいしくしたり食欲を増進させたりしてくれます。そんなお役立ち食材である香辛料ですが、香辛料を摂取することでアレルギーが起きてしまう原因は何なのでしょうか?以下に記載させていただきます。

スパイスアレルギー

スパイスアレルギーの報告は、北欧諸国では多数あるそうです。そして、これらの報告の大多数はセリ科のスパイス類を原因抗原としたものだそうです。

花粉などにも反応

花粉症が食物アレルギーのきっかけになることもあると言われています。そもそもスパイスも植物ですので、ヨモギなどの花粉症がスパイスにも反応してしまい、アレルギー症状を発症してしまうこともあってもおかしくはないと言われています。

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香辛料のアレルゲンは避けられる?

はてな

香辛料でもアレルギー症状を起こす可能性はあることがわかりましたね!それでは香辛料のアレルゲンは避けることができるのでしょうか?以下に記載させていただきます。

避けるのはなかなか難しい

香辛料は案外いろいろなものに入っていますので、避けて食べるのはなかなか難しいと言われています。

治療方法はある?

もしも香辛料アレルギーになってしまった場合にはまずはお医者さんに相談してみると良いでしょう。

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特に危険な香辛料は?

香辛料と一言で言っても、その種類は様々なものがありますよね。ここからはその中でも「特に危険な香辛料」についてご紹介させていただきます。

ナツメグ

ナツメグは、ペッパー・クローブ・シナモンと並んで世界4大スパイスの一つと言われています。そんな良く目にするスパイスであるナツメグですが、なんと過剰摂取により死亡例もあるんです。そのためナツメグは「特に摂取量に注意が必要なスパイス」と言われています。ひき肉料理や乳製品を多く使うお菓子などの臭み消しに用いられることの多いナツメグですが、その安全性についての知識がないと中毒症状を起こしてしまう危険性があります。ナツメグには中毒性があり、自殺目的やドラッグ代わりの目的で使われることもあるのです。その中毒症状を引き起こす原因は、ナツメグに含まれる「ミリスチシン」や「エレミシン」という揮発性油成分によるもの。このミリスチシンなどには、必要以上の量を摂取すると向精神作用や抗コリン性の症状を引き起こしてしまうことがあるのです。しかし、毒性があるとは言っても毒物なわけではないので、過剰摂取しなければ大丈夫です。

シナモン

シナモンもかなり有名な香辛料ですが、シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」という香気成分は胎児へ悪影響を及ぼすと言われておりますので、妊娠中には摂取しない方が良い香辛料になります。その他にも、シナモンに含まれる「クマリン」という成分には肝障害を引き起こす可能性があると言われています。この「クマリン」という成分は、「感受性の高い人では比較的少量でも治癒可能な肝臓障害を引き起こす場合がある」とドイツのBfRによる報告で述べられているので気をつけましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 食物アレルギーとは、ある特定の食べ物を食べたりある特定の食べ物に触れたりした後に起こるアレルギー反応のことを言う。食物アレルギーの原因となる物質は「アレルゲン」と呼ばれており、主に食べ物に含まれるタンパク質である。食物アレルギーの症状か皮膚にも現れる場合には、痒みや蕁麻疹・むくみや発赤・湿疹などの症状が起きる可能性がある。また、食物アレルギーの症状が消化器に現れる場合には、下痢や嘔吐・吐き気や血便などの症状が起きる可能性がある。
  • スパイスアレルギーの報告は、北欧諸国では多数あるはしい。そしてこれらの報告の大多数はセリ科のスパイス類を原因抗原としたものだと言われている。
  • 特に危険な香辛料は「ナツメグ」と「シナモン」である。