こうもり塚古墳を解説！アクセス・周辺おすすめランチまとめ

岡山県総社市、かつての吉備国の中心地として知られ桃太郎伝説の由来となった鬼神・温羅の伝説が残り、さらにその伝説を裏付けるように「鬼ノ城」跡まで残っている地に今回お話しする『こうもり塚古墳』はあります。

岡山県下三大巨石墳のひとつとされている『こうもり塚古墳』を一緒に見ていきましょう！

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こうもり塚古墳とは

『こうもり塚古墳』は箭田大塚古墳や牟佐大塚古墳と並んで”岡山県下三大巨石墳”とされている墳長約100メートル、後円部径約55～60メートルの大きな古墳です。

形状は前方後円墳で後円部内部には横穴式石室があり、全長19.4メートルの部屋（横穴式石室）に巨大な天井石が3枚積み重なっています。

隣にある玄室からは刳抜式家型石棺と呼ばれるものがあり、近くからは鉄釘が出土しています。

鉄釘の存在から、石棺以外にも木棺もあったと考えられており被葬者は複数いたのではないか？と推測されます。

築造は出土品などから6世紀後半の古墳時代後期〜終末期と考えられています。

非常に大きく価値のある古墳であることから1967年に国の史跡に登録されました。

こうもり塚古墳の基本情報

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出土品

武具である単鳳環頭柄頭や大刀、鉄鏃、馬具やガラス小玉、装飾品である水晶製切子玉や金環、鉄滓、須恵器、土師質亀甲形陶棺残欠や鉄釘が出土しています。

エピソード

『こうもり塚古墳』というめずらしい名称がついたのは発掘した際に、石室にコウモリが棲み着いていたことからこの名前がつけられました。

また、『こうもり塚古墳』には「黒媛塚」という旧称がありました。

この旧称の由来は仁徳天皇の寵愛を受けた吉備の美女・黒媛の墓であるとの伝承に基づいたものです。

しかし、仁徳天皇は4世紀頃の人であり、『こうもり塚古墳』は6世紀の築造であることから時代が合致しておらず、『こうもり塚古墳』という名前になりました。

こうもり塚古墳周辺の観光スポット

『こうもり塚古墳』のある総社市には先述した通り、桃太郎伝説の由来となった地でもあります。

そのため、『こうもり塚古墳』以外にも見どころ満載の場所になります。

ここからは『こうもり塚古墳』の周辺にある観光スポットを3つ紹介します！

スポット1：鬼ノ城（きのじょう）

標高500mにもなる高い場所にあるのが鬼ノ城です。古代の山城として知られ、吉備津彦命の温羅退治の伝説もこの城から来ています。

非常に険しい山道を登っていくため、道はまさしく”修羅の道”と言った感じです。しかし、鬼ノ城からの眺めは絶景で晴れた日には瀬戸内海まで見渡せます！

ハイキングコースとしても注目を集めているのでぜひ訪れてみてください。

スポット2：備中国分寺

聖武天皇によって建立された岡山県内唯一の五重塔を持つお寺です。元々の備中国分寺は南北朝時代に消失してしまいましたが、江戸時代に復元され現在まで残っています。

夕日と五重塔が合わさった光景はなんとも幻想的になります。

スポット3：農マル園芸吉備路農園

岡山が山地の野菜や果物が毎日入荷される直売所です。

地元の人にも愛されていて、G.Wやお盆の時期には人がごった返すほど賑わいます。おすすめはブドウの時期で、実際に自分でぶどう狩りをすることもできます。

家族揃って楽しめる場所です。

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こうもり塚古墳へのアクセス

車

岡山自動車道岡山総社ICから約10分または、山陽自動車道倉敷ICから約10分

電車・バス

JR総社駅からタクシー約15分

こうもり塚古墳周辺のランチおすすめ3選

洋食の店 ブーン

地元に愛されるボリューム感満載の料理が楽しめる洋食店です。お腹いっぱい食べるとはまさにこのことです。

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ヴィラージュ

リーズナブルな値段でフランス料理を楽しむことができるフレンチのお店です。盛り付けも綺麗でお皿が席についた瞬間から楽しめます。

バイキングレストラン きびきび亭

野菜中心のバイキング料理を楽しめます。ガッツリではなく、少し健康が気になるな・・・と感じていたらおすすめです。

まとめ

いかがでしたか？

今回はコウモリが棲み着いていたことが名前の由来になった『こうもり塚古墳』についてのお話でした。

箭田大塚古墳や牟佐大塚古墳と並んで”岡山県下三大巨石墳”のひとつですので、他のふたつと合わせてその大きさを実感しに行ってください！

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