紅玉はそのままでもおいしい!?おすすめの食べ方やアレンジレシピも。

秋はなんといっても果物が美味しい季節です。中でもジューシーでみずみずしい食感と強い酸味を持った紅玉は、お菓子作りを始め様々な用途で楽しむことが出来るため特に人気が高い果物です。

  • 紅玉ってどんなりんご?
  • 紅玉のおすすめな食べ方は?
  • 紅玉を使ったレシピは?

今回は、これらについて解説していきます。

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紅玉ってどんなりんご?

まずは、紅玉がどんな特徴を持ったりんごなのかを解説します。

紅玉とは

紅玉は別名「ジョナサン」とも呼ばれているアメリカ原産のりんごです。その名前から、国産の品種であると思っていた方も多いのではないでしょうか?

日本には明治時代の初めに入ってきた経緯があり当時はとても人気のある品種でした。しかし、戦後になり様々な品種のりんごが増えてきたことで、徐々に生産量が縮小していった時期もありました。なお現在は、その強い酸味がお菓子や料理に最も適していると評価され、再び生産量が増えて来ている傾向になります。

紅玉の持つ最大の特徴は、なんといっても酸味の強さと言えるでしょう。現在は品種改良によって「甘い」りんごが主流となっているなか、昔ならではの「りんご」と言えるのがこの紅玉です。

おすすめの季節

紅玉の流通量が最も多くなる旬の季節は毎年10月頃になります。東京都中央卸売市場にて年間で取引される量は800トン以上で、そのうちの80%以上を青森県が占めているというデータがあります。

参考:果物ナビ 月ごとの取扱量(東京都中央卸売市場)紅玉

なお、現在は紅玉を通年購入することができますが、旬を外れて購入できる紅玉は大半が貯蔵販売されたもの。旬の時期に食べる紅玉は、それらと比べ物にならないくらいの味と香りを持っています。果物から栄養を得るためには、やはり旬の季節を逃さず食べることが最も重要なポイントになります。

食感

紅玉の果肉は身が締まっていて煮込んでも崩れにくいのが特徴です。そのため料理やお菓子の原料としても重宝されることが多いです。また、甘みだけでなく強い酸味と十分な香りがあるためにアップルパイなどの原料として特に選ばれやすい品種となっています。

Point
紅玉のシャキシャキとした食感を楽しむためには、全体が真っ赤に熟して果汁がたっぷりと含まれている重いものを選択するとよいでしょう。

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どんな食べ方がおすすめ?

料理

紅玉の持つ良さを活かして食べるためにおすすめな食べ方を紹介します。

デザートや料理に

最もおすすめなのは、やはり紅玉の一番の特徴でもある酸味を活かして料理やデザートに使用する方法でしょう。他の品種のりんごを使用した場合は、酸味が足りずにレモン汁を追加で加えなくてはならないこともありますが、紅玉を使用すればそのようなこともありません。特に、コンポートやジャム作りの材料としては、紅玉は最高の相性と言えるでしょう。

そのまま

そのままカットして食べるにも紅玉はおすすめですが、一口食べたときにはその酸味に最初はびっくりするかもしれません。しかし、よく噛んで味わっていると紅玉の持つ甘みを少しずつ感じられるははずです。

また、他の品種と比べても皮が薄く柔らかい特徴があるため皮ごと食べるのもおすすめ。なおりんごの皮には果肉以上に食物繊維やビタミンCなどの栄養素が詰まっており、様々な健康効果があると言われています。

<りんごの皮から得られる主な健康効果>

  • 生活習慣病の改善
  • 高血圧の予防
  • 便秘改善
  • 整腸作用
  • 貧血防止
  • 太りすぎ防止

煮るときの注意点

紅玉は煮崩れがしにくい品種として知られていますが、それでも煮ている最中にヘラや菜箸で触れる頻度が多いとその部分から少しずつ柔らかくなってしまいます。シャキシャキとした食感を残したい場合は、紅玉を煮る鍋を少し揺らす程度に抑えるのがポイントです。

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紅玉をつかったアレンジレシピ

レシピ

ここでは紅玉の魅力を活かしたアレンジレシピを紹介します。

紅玉りんごジャム

引用:クックパッド

紅玉を使ったジャムは数多くありますが、加熱時間を短くすることでみずみずしさとシャキシャキ感を残すことを意識したレシピです。出来上がったジャムはプレーンヨーグルトなどに掛けることでも美味しく食べることが出来ますよ。

焼きりんご

引用:クックパッド

紅玉を丸ごと使ってオーブンで焼くことで、紅玉自体を器代わりにすることが出来ます。見た目のインパクトもありとにかく目を惹くレシピです。作る際のポイントは紅玉の芯を最後までくりぬかないこと。こうすることで、砂糖やバターなどの調味料が下から流れ出ない仕組みとなっています。

コンポート

引用:クックパッド

紅玉を一番活かしやすいレシピとも言われるコンポートです。剥いた皮はお茶のパックに入れて一緒に煮ることで、出来上がりのコンポートに綺麗な紅色を付けることが出来ます。材料も紅玉の他にグラニュー糖と水だけで作れてしまうため、とってもお手軽なレシピです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 紅玉はアメリカ原産のりんごの品種でシャキシャキとした食感と強い酸味が特徴
  • 強い酸味を活かして料理やお菓子に使用されることが多いが、そのままでも十分楽しむことが出来る
  • 紅玉を煮る際は、煮崩れを防ぐために出来るだけヘラや菜箸で触れないようにすることが大切

いかがだったでしょうか。強い酸味が特徴の紅玉は、まさにこれからが旬の季節。秋の夜長を紅玉を使ったお菓子作りで過ごすのも楽しいですね。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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