粉ミルクと牛乳の違いは?フォローアップミルクは牛乳で?混ぜて良い?

赤ちゃんにとって貴重な栄養源となる粉ミルクですが、その見た目は文字通り粉状のミルクです。この粉ミルク、私達大人が普段から飲んでいる牛乳とどう違うのかご存知でしょうか?

  • 粉ミルクの定義って?
  • 粉ミルクと牛乳の違いについて
  • 粉ミルクをあげる際の注意点

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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粉ミルクとは

まずは、粉ミルクについて解説します。粉ミルクは、赤ちゃんが生まれてから離乳を始めるまでの約6カ月間を主として飲ませてあげる製品の総称であり、別名「育児用調整粉乳」と呼ばれるものです。

育児用調整粉乳とは
生乳や牛乳などを原料として製造した食品を加工したものに、乳幼児に必要な栄養素を加えて粉末状にした製品のことを指します。

赤ちゃんの栄養補給になくてはならない存在

粉ミルクは母乳と併せて赤ちゃんの生育及び栄養補給に無くてはならない存在です。粉ミルクを使うことで得られるメリットは以下の通りです。

ママやパパの負担を軽減出来る

粉ミルクを使用することでママはもちろん、パパでも授乳をさせることが出来るようになるため、結果として両親の負担を軽減することが出来ます。

場所を選ばずに授乳出来る

母乳を赤ちゃんにあげる場合は、授乳室が必要不可欠です。でも、お腹を空かせた赤ちゃんは授乳室まで待ってはくれませんよね。粉ミルクを使用すれば比較的場所を選ばずに赤ちゃんに飲ませてあげることが出来ます。

母乳を出すことが出来ないママの精神的負担を軽減出来る

全てのママが必ずしも母乳を出せるわけではありません。体質によって母乳の出があまり良くないママ、母子感染の恐れのある疾病に感染してしまっているママなど様々です。特に母子感染は赤ちゃんにとっても大きなリスクに繋がります。

そんな時は粉ミルクを選択することで、安心・安全に赤ちゃんに栄養補給を行うことが出来ます。

粉ミルクの栄養

粉ミルクは、単純に牛乳を粉にしたものというわけではありません。粉ミルクに使用されている原料は以下の通りです。

  • 脱脂粉乳
  • 乳糖(乳から分離された甘味料のことを指します)
  • 乳清パウダー

このほかに、製品の特性に合わせて赤ちゃんが成長するために必要な栄養素がバランスよく配合されていることが、粉ミルクの大きな特徴と言えます。

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粉ミルクは牛乳と違うの?

成分が大きく違う

粉ミルクが赤ちゃんに必要な栄養素を兼ね備えた食品ということは先程説明しました。改めて粉ミルクと牛乳の成分について比較をしてみましょう。

 製品種別  主成分
粉ミルク 鉄分 βカロチン タウリン EPA DHA など 
牛乳 液体 たんぱく質 糖分 カルシウム ミネラル など

赤ちゃんが十分に成長することが出来るよう様々な栄養素がバランス良く含まれているのが粉ミルクの特徴ですが、中でも鉄分が豊富に含まれていることが重要です。

その反面、消化機能が十分に成長していない赤ちゃんには牛乳は負担が大きくなりすぎることに加えて、牛乳には鉄分が含まれていません。体内で鉄分が不足した赤ちゃんは「鉄欠乏性貧血」と呼ばれる病気を引き起こすリスクがあります。そのため、牛乳を赤ちゃんに与える場合は、しっかりと時期を見定める必要があります。

鉄欠乏性貧血とは?
「ヘモグロビンの材料である鉄が不足して貧血症状になること」で、貧血の中で最も多い疾患のことを指します。

牛乳は満1歳を超えてから

牛乳をあげ始める時期は、赤ちゃんの生育状態によって個人差があります。一般的な目安としては、満1歳を超えてからあげるのが良いとされています。一方で、粉ミルクをあげる時期においては、いつまでに終わらせるべきという基準はありません。離乳を迎えて牛乳を飲めるようになると、自ずと粉ミルクを卒業することが出来るようになるでしょう。

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粉ミルクの回数や量はどれくらい?

基本はミルク缶に書いてある量で

赤ちゃんは1人1人体重や身長も大きく異なります。そのため、あげる粉ミルクの量もそれぞれ個人差があります。あくまで目安ではありますが、粉ミルクの缶に書かれている量を参考にしながら少しずつ量を増減させて赤ちゃんに合った量を見つけると良いでしょう。

また、大切なのは赤ちゃんの体重の増減をしっかりと把握しておくこと。基本的に生まれたばかりの赤ちゃんの体重は、1日ずつ増えていく傾向にあるため、増えた体重に合わせて粉ミルクの量も調節していく必要があります。

次のミルクまで3時間以上空けて

母乳と異なり粉ミルクは赤ちゃんのお腹の中で消化されるまでに時間がかかります。そのため、一度粉ミルクをあげたあとは、3時間程度を目安として間隔を開けるようにしましょう。こうすることで、赤ちゃんのお腹にかかる負担を軽減することが出来ますよ。

フォローアップミルクとは?混ぜて使っても良いの?

フォローアップミルクという製品をご存知でしょうか。離乳食売り場に置かれているものの、実際にどのようなときに赤ちゃんにあげれば良いのか判らない人もいると思います。

フォローアップミルクとは、簡単に言うと離乳食の補完として赤ちゃんにあげるミルクのことです。

離乳食には様々な栄養が含まれているものの、内容によっては栄養素が偏ってしまう場合があります。そのような場合、不足した栄養素を補う目的で離乳食に混ぜて食べさせたり、単独でミルクのように飲ませることがフォローアップミルクの主な用途となります。

その一方で、フォローアップミルクには成分にオリゴ糖などが含まれることが多い傾向があります。そのため、飲ませる場合はコップやマグカップで飲ませるようにして哺乳瓶で飲ませることは避けましょう。

なぜ哺乳瓶で飲ませてはいけない?
哺乳瓶でフォローアップミルクを飲ませてしまうと、歯の隙間や裏側にミルクが残りやすく虫歯が出来てしまうリスクが生じます。どうしても飲ませざるを得ない場合は、飲ませたあとに歯を磨いたり水を飲ませてミルクの成分を洗い流すと良いでしょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 粉ミルクは赤ちゃんに必要な栄養素が全て詰まった完全栄養食
  • 粉ミルクと牛乳は含まれる成分が全く異なる
  • フォローアップミルクは、離乳食で補えない栄養素を補う役目がある
  • フォローアップミルクをあげるときは、虫歯を予防するため必ずコップやマグカップを使用する

いかがだったでしょうか。粉ミルクと牛乳、そしてフォローアップミルク。含まれる栄養素がそれぞれ異なり、あげるタイミングも赤ちゃんの生育状況によって違います。それぞれの特性をしっかりと理解することは赤ちゃんの安全を守る上でも重要になりますよ。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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