ロウカット玄米と金芽米の違い|栄養成分・効果・太る?カロリーは?

『ロウカット玄米』や『金芽米』というお米の名前を聞いたことがありますか?スーパーなどで見かけたことはあっても、詳しく知らない方も

  • ロウカット玄米とは?
  • 金芽米とは?
  • 栄養成分・メリット・危険性

こちらのテーマについて紹介いたします。

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ロウカット玄米とは?

特徴

玄米の表面には「ロウ層」と呼ばれる硬い層があるのですが、ロウカット玄米とはそのロウ層を取り除いた玄米のことを言います。

なぜ取り除くのかと言うと、ロウ層には防水性があり、水の吸収率が低いのでなかなか柔らかく炊き上がらないのです。

玄米を炊いた時に、食感が硬いと感じたり、水の量が少なかったかな?と思った経験はありませんか?それは、玄米のロウ層が水分の吸収を邪魔したことが原因なのです。

そのため、玄米は炊飯器のスイッチを押す前に20〜30分ほど水に浸す時間が必要で、通常の白米よりも炊くのに時間がかかります。そんな点を解消したのが「ロウカット玄米」なのです。

どんな味?まずい?美味しい?

ロウカット玄米の味は、通常の玄米とあまり変わりません。玄米に慣れている方であれば、美味しいと感じるかと思います。

ロウカット玄米のメリット

ロウカット玄米のメリット
  • 炊きやすい
  • 食べやすい
  • 栄養価が高い
  • 糖質量が少ない

ロウカット玄米のメリットには、このようなものがあります。”ロウ層=硬い部分” なので、取り除かれていることで食べやすさにも違いが出ます。

また、白米と比べると食物繊維やビタミンB1の含有量が多く、栄養価が高いのもメリットです。ロウ付きの玄米と比較するとやや少ないものの、食物繊維は白米の7倍にもなるので便秘解消にも効果的です。

カロリー/ダイエット効果

メリットの一つとして「糖質量の少なさ」を挙げましたが、ロウカット玄米は白米に比べ糖質量・カロリー共にが30%カットされています。そのため、ダイエット中の主食や、血糖値が高い方にオススメです。

危険性は?

“ロウカット玄米に危険性はある?”と言われることがありますが、その理由は玄米に含まれる「アブシシン酸」という成分にあります。

アブシシン酸は、発がん性や体を冷やす作用があると言われていますが、他の穀類にも含まれている成分です。玄米は炊く前にしっかり吸水させることで毒性はなくなると言われているので、正しく炊けばすぐに体に影響が出る心配はないでしょう。

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金芽米とは?

「金芽ロウカット玄米」という商品がありますが、ロウカット玄米と金芽米は何か違うのでしょうか?

特徴

金芽米とは、精米技術によってお米の栄養と旨味成分が多く含まれる部分を残したお米のことを言います。通常の白米では、精米する際に米ぬかと一緒に取り除かれてしまう部分なのですが、少しずつぬかを取り除く技術によって美味しく栄養豊富な部分を残しています。

含まれる主な栄養成分としては、食物繊維・ビタミンB1・カリウム・ナイアシンなどがあります。

どんな味?まずい?美味しい?

金芽米は旨味成分を残したお米なので、非常に美味しいのが特徴です。水分をたくさん吸収するため、お米の粒がふっくらしてみずみずしい炊き上がりになります。「炊き増え」と言う、少ないお米の量でいつもの量を炊くことができます。

カロリー/ダイエット効果

金芽米100gあたりのカロリー・糖質量を白米と比較すると、このような差があります。

  • 白米……168kcal / 36.8g
  • 金芽米…140kcal / 31.7g

金芽まいの方がカロリー・糖質量共に少々低いので、ダイエット中にもオススメです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ロウカット玄米とは、「ロウ層」という硬い部分を取り除いた玄米のこと
  • 炊きやすく食べやすく、栄養価も高いのが特徴
  • 金芽米は特別な技術で旨味・栄養が詰まった部分を残したお米のこと
  • ロウカット玄米・金芽米共にカロリー・糖質量が白米よりも少なくダイエット向き

ロウカット玄米や金芽米は、お米をより美味しく食べるために開発されたものです。製法に手間がかかっているので値段は少々高いものの、味や栄養価にしっかり差がでるので、機会があれば是非一度食べてみてください。

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