黒糖ひとかけらのカロリーはどれくらい?含まれる栄養や効果効能を解説 |

皆さんは黒糖をそのまま食べたことはありますか？黒糖といえば最近の有名なタピオカドリンクのフレーバーの黒糖ミルクなど様々なところで見かけますよね。独特な風味と濃厚な甘さを持つ黒糖は、若い世代の人を中心として注目を集めています。

そんな黒糖ですが意外と直接食べたことがないという人も多いのではないでしょうか。日本の北側に住む人たちにとってあまり黒糖はメジャーな調味料ではないかもしれません。

そこで今回は黒糖とはどのような食材なのか、黒糖に含まれる栄養素、カロリー、について解説していきたいと思います。

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1 黒糖とはどんな食材？
- 1.1 白砂糖と黒砂糖も材料は一緒
- 1.2 白砂糖と黒砂糖の違い
2 黒糖は栄養素がとても優秀
3 黒糖を食べると得られる健康効果
4 黒糖のカロリー
5 まとめ

黒糖とはどんな食材？

黒糖とはさとうきびから搾った汁を煮詰めてそのまま冷やしたものです。さとうきびが育ちやすい鹿児島県や沖縄県などの離島で生産されています。黒糖には純粋な黒糖と加工黒糖（黒糖に粗糖、糖みつを加えて加工したもの）の2種類があります。

白砂糖と黒砂糖も材料は一緒

白砂糖も黒砂糖も同じ原料を使っています。砂糖を作る中で不純物をできるだけ取り除いて作られたものが白砂糖になるのです。純粋な砂糖の結晶は無色透明で、細くすることで結晶に光が反射して全体的に白く見えているだけなのです。

白砂糖と黒砂糖の違い

白砂糖と黒砂糖の明確な違いは製造方法にあります。白砂糖は純粋な砂糖だけを取り出したものでそれ以外はほとんど何も含まれていない状態の砂糖を言います。一方で黒砂糖は白砂糖の成分に加えてビタミンやミネラルが残った状態のものを言います。原料はサトウキビでどちらも同じですが、水分量やたんぱく質、ミネラル、ビタミンの含有量が違うのです。

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黒糖は栄養素がとても優秀

黒糖は砂糖の主成分である「ショ糖」の他にも様々な栄養素が含まれています。先ほども少し紹介しましたがミネラル類は、通常の白砂糖よりも特に多く含まれているのです。

ミネラルとは？

ミネラルとは、生体を構成する主要4元素である酸素・炭素・水素・窒素以外の総称で「無機質」とも呼ばれます。私たちの体を構成する元素は、およそ95％を主要4元素が占めており、ミネラルは残りの5％ほどです。しかしこのわずかなミネラルは、骨や筋肉の元となったり、体の調子を整えたりといった重要な役割を果たしています。

ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。「必須ミネラル」：ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用：トリムミズラボ

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黒糖を食べると得られる健康効果

カリウムを補給できる

ミネラルの中でも特にカリウムは健康な体になくてはならない成分です。カリウムは体に含まれる水分や塩分の量をコントロールしてくれる大事な役割があります。

カリウムは体の中に余った余分な塩分と一緒に余分な水分を体外に排出する作用があるので、むくみや冷え性などの症状を改善する効果があると言われています。

豊富なカルシウムよって骨が丈夫になる

カリウムの他にもミネラル類が豊富に含まれており、特にカルシウムも優秀な栄養素のひとつです。黒糖には100gあたり240mgのカルシウムが含まれています。

丈夫な骨を作ったり免疫力を上げたり、筋肉や神経の働きをスムーズにしてくれる作用があるため、カルシウムは積極的な摂取が推奨されています。カルシウムはその他にもイライラを鎮めてくれる効果があったりと、メンタル面にも非常に優秀な効果を持つことが分かっています。

腸内の善玉菌を増やしてくれる

黒糖に含まれるオリゴ糖のラフィノースという成分が、腸内にいる善玉菌であるビフィズス菌を増やしてくれることが分かっています。腸内は善玉菌と悪玉菌と日和見菌という細菌が生息していますが、これらのバランスが良い状態というのが良い腸内環境です。黒糖のラフィノースというオリゴ糖は善玉菌の餌になり、善玉菌の数を増やすことができますので、腸内環境をきれいに整えてくれます。