近年ココナッツオイルはヘルシーなオイルとして注目されています。どこのスーパーでもみられるようになり、とても買いやすくなりました。そんなこココナッツオイルはそもそもどんな風にしてできているのでしょう?また危険性はあるのでしょうか?今回は、
- ココナッツオイルの特徴
- ココナッツオイルの効果 / 栄養素
- 過剰摂取による危険性 / 発がん性は?
- ココナッツオイルの使い方はコレ!
これらのテーマについてご紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
ココナッツオイルとは?
まず初めにココナッツオイルについて詳しく知っていきます!
何から出来ている?
その名の通り、ココナッツの油なので原料はココナッツです。ココナッツの種子の中にある、胚乳という成分から抽出されます。オイルの抽出方法は何通りもあり、水素、化学溶剤を使ったものや低温圧搾、発酵分離法といって酵素を使って油分を取り出す方法もあります。
スポンサードリンク
ココナッツオイルの特徴
中鎖脂肪酸
ココナッツオイルに含まれる脂質の60%以上は中鎖脂肪酸といって、一般のオイルと違う性質を持っています。一般のオイルは長鎖脂肪酸を多く含んでいてエネルギーに変わるまで時間が長くかかります。
しかし、 中鎖脂肪酸はその約4倍ものスピードでエネルギーへと変わり、体内へ脂肪としてつきにくい性質 をしています。また、ビタミン・ミネラル・カルシウムなどの吸収を高める作用もあります。
熱に強い
ココナッツオイルは熱に強く、酸化しにくい性質を持っています。熱に強いため揚げ物に使うと、軽く揚がり、時間が経ってもベトつきにくいです。
ココナッツオイルの栄養素
ココナッツオイルは美容、ダイエットに効果的な栄養がたくさん含まれています。
- ラウリン酸:ラウリン酸は、飽和脂肪酸の一種でココナッツオイルのほぼ50%はラウリン酸で占められています。ラウリン酸の体への効果は、「抗酸化作用」と「免疫の強化」があります。抗酸化作用は、体内の活性酵素を抑制しシミやシワを作るのを抑えます。また免疫力をつける作用もあるので風邪など引きにくくします。また、ラウリン酸は唾液と混ざることで「モノラウリン」という物質に変化し、腸内環境を整え悪玉菌を減少させ、善玉菌を増やします。
- ビタミンE:低温圧搾方法で抽出されたココナッツオイルにはビタミンEが多く含まれています。そのビタミンEの名称は「トリコエトノール」といって「‘スーパー‘ビタミンE」と言われています。強い紫外線に負けない抗酸化作用をもち、体内の脂質の酸化も防ぎます。また肌の乾燥を防いで肌質を柔らかくする作用も持っています。
ココナッツオイルの効果
ヘルシーで世界でも有名なセレブに愛用されているココナッツオイルですが、食べて期待できる主な効果を2つ解説していきます。
ダイエット
ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は体内で「ケトン体」という物質に変化します。「ケトン体」は体内のエネルギー源となるブドウ糖が減少すると肝臓で作られます。それは体内にある脂肪から作られ、血中にケトン体が多くあることで、脂肪はより燃焼されやすくなる効果があります。
認知症の予防
アルツハイマー病などの認知症にココナッツオイルは有効 と考えられています。その理由はまたしても「ケトン体」。ケトン体は脳内で第二のエネルギー源として働き、アルツハイマー病にかかるとブドウ糖の働きは脳内で鈍くなりますが、ケトン体は記憶力の低下を抑制する働きします。またそのケトン体は、一般的なオイルに比べて中鎖脂肪酸だと約10倍も多く作られます。スポンサードリンク
ココナッツオイルの過剰摂取による危険性
動脈硬化
ココナッツオイルは、あくまでラードやバターに多く含まれる飽和脂肪酸をたくさん持っているで、過剰摂取をしすぎると動脈硬化を招く恐れがあると言われています。
また、エネルギー源として分解されやすいといって、過剰に摂取しがちになります。1日の目安摂取量はスプーン1杯程度ということを記憶に留めておきましょう。
肥満
ココナッツオイルを取ることで、善玉コレステロールが増え食欲を抑制する効果がありますが、それを得るには脂質を取りすぎてしまう懸念が残っていて、飽和脂肪酸を取りたいがために脂質を適量以上取ってしまい結果肥満を招くことが考えられています。
ココナッツオイルには発がん性がある?
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸には発がん性があると一部で考えられています。その他、糖尿病や脳卒中などの発症にも関係があると言われています。
良質なココナッツオイルにはトランス脂肪酸は含まれていませんが、製造工程の中で水素添加をされている場合トランス脂肪酸が含まれているものがあります。
一般的にココナッツオイルとして販売されているものは、水素添加をされているものはありませんが、市販のラクトアイスに含まれる植物油はヤシ硬化油といって、水素添加されたものです。ラクトアイスの食べ過ぎには注意ですね。
ココナッツオイルの使い方
肌の保湿
ココナッツオイルには高い抗酸化作用。抗菌作用があるのでお肌を保湿し美肌効果があります!スプーン一杯程度のココナッツオイルを手のひらで溶かし、マッサージ、3分ほど蒸しタオルを被せて保湿するだけです。
飲み物に入れる
毎朝のスムージーに入れたり、寒い日のホットココアやレモネードに少量入れたり。スパイス系のチャイや豆乳とも相性◎。
炒め物など料理に
ココナッツオイルは熱に強く軽い油なので、炒め物や揚げ物するのもおすすめです!そのまま溶かしてドレッシングにしても、ビタミンを取れるのでいいですね。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- ココナッツオイルは中鎖脂肪酸で、エネルギーに素早く変わることで脂肪を燃焼しやすくする
- 抗酸化作用も高く健康や美容にも効果的
ココナッツオイルは体に良いオイルではありますが、あくまでコレステロール値を上げやすい飽和脂肪酸ということを忘れずに。過剰摂取にならないように、うまく食生活に取り入れていきましょう。
スポンサードリンク