製菓材料によく使われるココアパウダーですが、なかなか普段使うことがないのでいざケーキを作ろうというときにうっかり買い忘れた、なんてこともありますね!そんな時のココアパウダーの代わりになるものはあるのでしょうか?今回は、
- ココアパウダーの原料や特徴
- ココアパウダーの栄養成分
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ココアパウダーとは?
まずはじめに、ココアパウダーがどうやって何からできるのか、ココアの種類についても見ていきましょう。
原材料
ココアパウダーはカカオ豆からできています。カカオ豆を発酵・乾燥し、焙煎した後に粉砕してカカオニブをとります。カカオニブをすりつぶしたものがカカオリカーです。カカオリカーとはカカオマスが液体の状態のとき、そう呼ばれます。
すりつぶすときにカカオニブから油分がでて、液状になるんですね。そしてカカオリカーを圧搾して最後にカカオバター、ココアパウダーが取り出されます。
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純ココア、ピュアココアとは違う?
純ココアまたはピュアココアは、ココアパウダーのことです。砂糖やバニラの香料以外のものを含まないココアのことを指しています。
飲むココア(調整ココア)との違い
飲むココアは、すぐに甘いココアが出来上がるように味を砂糖やその他の原料、添加物で調整されたものになります。水やミルクに溶けやすく加工されているのでココアパウダーから作るよりも夏場などは快適です。
ココアパウダーはココアにすると溶けにくさこそありますが、材料としてはカカオそのものなのでココアの香りや風味を高く出すことができますし、軽さがあるのでケーキをふくらましやすくします。また、余計なものも含まれていなくて、栄養価も高いです。
ココアパウダーの栄養成分
ココアパウダーには主に4つの栄養成分があるのでそれぞれ見ていきましょう。
- カカオポリフェノール:カカオポリフェノールには「抗酸化作用」があります。抗酸化作用があることで、血管を健康にし、動脈硬化を抑制したり、血圧を下げる働きをするので生活習慣病に効果があります。また、老化の原因となる体内の活性酸素を抑制するのでシミやシワを防ぎ若々しさを保ちます。
- カリウム:カリウムは体内のナトリウムと相互作用をし、余分な塩分を排出する役割をします。塩分を流すことでむくみに効果があると言われています。
- 食物繊維:リグニンという不溶性食物繊維をたくさん含むココアパウダー。その量はゴボウ以上にあるそう!少量で便秘解消に働きかけます。また、リグニンは便の消臭効果もあるようです。
- テオブロミン:カカオパウダーに含まれる苦味の成分ですが、体への効果は絶大です。カフェインの一種ですが刺激は少なく、自律神経に働きかける成分でリラックス作用があり、集中力や記憶力も高めます。さらに身体を温める効果もあります。
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ココアパウダーの代用品
お家にありそうなココアパウダーの代理になるものはこちらっ!
飲むココア(調整ココア)
飲むココアをココアパウダーの代用をするときは、ココアパウダーよりもカカオの風味が弱いため、多めに入れるといいでしょう。甘さが加わっているので砂糖の調整もするといいでしょう。
チョコレート
チョコレートもカカオの代わりになります。市販であれば カカオ分の高いダークチョコレートがおすすめ です。また、チョコレートは溶かして利用し、脂肪分・糖分も高めになるので本来の出来上がりとは差が出やすいです。初めて作るレシピでは失敗しやすいかもしれないので、何度か作ったことのあるものから試してみましょう。
コーヒー
インスタントコーヒーも製菓材料によく使われていますね。風味や香りこそ違いますが、色はブラウン系のものに仕上がり、香りも高いので雰囲気は似ています。扱い方も似ているのでチャレンジしやすいでしょう。
代用品を使用する際の注意点
甘さ
前項でも少し話に出ましたが、代用するものによって甘さ具合が違っています。なのでそれぞれに合わせた糖分の調整をしましょう。特にチョコレートは甘みが強くなるのでミルクよりもダークチョコレートを選ぶと良いでしょう。
風味の違い
ココアパウダーは、カカオ独特の風味を持っています。香りもとても高いので、それに敵う代用品はなかなかないでしょう。しかし、どの製品にもいいところがあるので、それを引き出せるようなバランスを見つければ、あなただけのオリジナルのレシピができるでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ココアパウダーの原料はカカオ豆!純ココア・ピュアココアも同じものを指す
- ココアパウダーの代用には、チョコレート/飲むココア/コーヒなどがオススメ
ココアパウダーは、カカオ分が高く風味が強いので、代用品を使うときはするときにはその分量を調節する必要があります。代用品を使った美味しくできるアレンジレシピもたくさんあるのでチャレンジしてみるのもいいですね♪またココアパウダーの成分には体に良いものもたくさんあるので、使えそうだな、と思えればぜひ利用してみてください。
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