一見カブのように見える不思議な形をしたコールラビをご存知ですか?日本では馴染みがなくなかなか普及しない野菜ですが、どんな味をしているのでしょうか?どうやって食べたらいいのかも気になりますよね。この記事では、 これらのテーマについてご紹介いたします。 目次 コールラビは、ドイツ語でキャベツを意味するkohlとカブを意味するrabiが名前の由来とされています。ヨーロッパや中国、台湾では古くから食用として用いられてきました。ここでは、コールラビの歴史や栽培方法について紹介します。 コールラビはアブラナ科のヤセイカンランの変種の野菜です。日本名は蕪甘藍(カブカンラン)や蕪玉菜(カブタマナ)といいますが、コールラビの名の方が浸透しています。コールラビの品種には緑色のタイプと紫色のタイプがありますが、皮をむくとどちらも中は白色で風味や食感に違いはありません。 地中海沿岸のヨーロッパが原産のコールラビは、15〜17世紀ごろから食べられていたとされています。日本に渡来したのは明治時代初期ですが、あまり普及していません。温和な気候を好むので、日当たりや風通しの良い場所が栽培に適しています。根を土中に深く伸ばすことはないので、家庭菜園やプランターでも栽培できます。日本での食べ頃の旬は6月から7月にかけての初夏と、11月から12月初旬にかけての晩秋です。 スポンサードリンク
原産地のヨーロッパでは古くからスープや煮込み料理として親しまれてきたコールラビ。中国では漬物やザーサイにして食べられています。コールラビはどんな味をしているのでしょうか。また、栄養面で期待できる効能はあるのでしょうか?コールラビの味や栄養についてみていきましょう。 ヤセイカンランの変種であるコールラビ。キャベツやケール、ブロッコリーもヤセイカンランの変種です。見た目が似ていることからカブや大根の仲間と思われそうですが、コールラビはキャベツの仲間です。 コールラビはコロンとした丸い球体の部分を食用にします。キャベツに似た味をしていて、食感はキャベツの芯やブロッコリーの茎、カブや大根に近い歯応えをしています。大根のような香りをほのかに感じますが、辛みはありません。 コールラビは味にクセがなく、ほんのりとした甘さとみずみずしさが特徴です。大きくなりすぎると中にスが入って硬くなり、みずみずしさが失われてしまいます。また、持った時に軽いものも水分が少なくスが入っている場合があります。コールラビの特徴である甘さとみずみずしさを味わうなら、あまり大きすぎず球体の部分の表面に張りがある新鮮なものを選びましょう。 コールラビの栄養成分はキャベツに似ています。主な栄養素としては、ビタミンCやカリウム、葉酸が挙げられます。栄養素に期待できる効能はコチラです。 スポンサードリンク
コールラビは丸い根の部分を食べますが、皮が硬くて筋があるので厚めにむいて中の白い部分を食べるのがおすすめです。アクが少ないので下処理がいらず、生でも加熱しても食べられます。ここでは、コールラビの食べ方について紹介します。 コールラビは加熱しても栄養素が失われることがありません。無駄なく栄養を摂取できるので食生活に取り入れたい野菜です。生ではシャキシャキした食感を楽しめますが、煮物にすると甘みが増しホクホクした食感へと変わります。 コールラビはサラダや炒め物、スープ、煮込み料理など幅広い料理に使える万能な野菜です。日が通りやすく、和風・洋風・中華どんな味付けにも合うので様々な料理が楽しめます。炒め物にする時はやや大きめにカットした後サッと下茹でしてから炒めると、均一に火が通ってシャキッとした食感に仕上がります。 コールラビは薄めにスライスしてサラダにしたり、塩やだしを加えて揉み込み浅漬けにすると付け合わせにぴったりです。また、おすすめしたい食べ方は天ぷらです。衣をつけてサッと揚げると山芋のようなホクホクした食感の天ぷらに仕上がります。 スポンサードリンク
コールラビの味や食べ方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。 この記事をまとめると コールラビは下処理がいらずクセがないので、料理に取り入れやすい野菜です。生と加熱後では食感が変わるので、様々な味わいが楽しめますよ。なかなか見かけない珍しい野菜ですが、見つけたらぜひ試してみてはいかがでしょうか。 スポンサードリンク
コールラビって何?
コールラビとは
歴史や栽培方法や旬
コールラビはどんな味?
キャベツの仲間
風味や食感はキャベツの芯やカブや大根
味はほんのり甘い
栄養や効能
コールラビの食べ方
加熱すると甘みが増し栄養は失われない
使い方は万能
おすすめレシピ
まとめ