コールラビの保存方法は?葉と実を分けて冷蔵保存!賞味期限やレシピも

カブのような見た目をした野菜、コールラビをご存じですか?日本ではあまり認知されていない野菜ですが、クセがなく保存方法も幅広いのでおすすめしたい野菜です。この記事では、

  • コールラビって何?
  • コールラビの保存方法は?
  • コールラビの食べ方

これらのテーマについてご紹介いたします。

コールラビって何?

コールラビは地中海北岸地方を原産とする野菜です。ドイツ語で、キャベツを表す「kohl」とカブを表す「rabi」が名前の由来とされています。ここでは、コールラビの栽培方法などについて紹介していきます。

コールラビとは

コールラビはアブラナ科の野菜で、根元部分の丸く膨らんだ茎の部分を食用にします。日本名は「蕪甘藍」や「蕪玉菜」、「球茎キャベツ」と付けられています。一般的には緑色をしていますが、赤紫色をした品種もあります。色の違いは表面だけで皮をむくと中は白色をしています。コールラビは生食もOKで、炒め物や煮物にも使えます。外側の皮は硬いので、厚めに向いた方が食感がよくなります。皮の部分も千切りにして炒め物にすれば美味しく食べられます。カブや大根のような食感でクセがなく、キャベツのようなほのかな甘みがあります。

歴史や栽培方法や旬

地中海沿岸のヨーロッパが原産のコールラビは15〜17世紀頃には食べられていました。18世紀以降にアジアへ、日本には明治時代初期に渡来したとされています。温和な気候を好む野菜で、旬は初夏の6月から7月頃と晩秋の11月から12月初旬です。深く根を伸ばす野菜ではないので、家庭菜園やプランターでも栽培できます。

(参考:
旬の食材百科)

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コールラビの保存方法は?

コールラビを保存するには0℃から15℃くらいの温度が適切です。比較的日持ちする野菜で、常温・冷蔵・冷凍など、色々な方法で保存できます。常温では日の当たらない冷暗所に置きましょう。ここではコールラビの保存方法について紹介します。

賞味期限の目安

コールラビの賞味期限を保存方法ごとにまとめました。

  • 常温:3日
  • 冷蔵:5日
  • 冷凍:1か月

常温や冷蔵でも比較的日持ちしますが、冷凍すると長期保存が可能です。

乾燥に注意して冷蔵保存

コールラビを冷蔵保存する場合は乾燥しないように注意が必要です。乾燥すると新鮮さが損なわれてしまうので、葉野菜を保存する時のように少し湿らせた新聞紙などで包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。新聞紙がない時はビニール袋に入れ、口は閉じずに空気に触れさせた状態で保存しましょう。

冷凍もOK

コールラビは冷凍保存も可能です。皮をむいて食べやすい大きさに切り、冷凍用保存袋などに入れて密封し冷凍庫で保存します。食べる時は凍ったまま、煮物やスープがおすすめです。解凍すると水分と栄養分が流れ出て、食感もべちゃべちゃして柔らかくなってしまいます。

葉と実を分けて保存する

コールラビは葉と実の部分を切り分けてから保存します。葉を付けたままにしておくと栄養分が葉に取られたり、葉から水分が実蒸発しやすくなります。保存する時は葉を根元近くから切り離しておきましょう。肥大した根の部分にうまみを保ったままで日持ちがよくなります。

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コールラビの食べ方

コールラビには、ミネラル・カリウム・ビタミンCが含まれています。加熱調理しても栄養素が流出しにくいため、下茹でして炒め物や煮物にしても無駄なく栄養素を摂取できます。また、コールラビはアクが少なく、生のままサラダなどにしても食べられます。ここでは、美味しいコールラビの見分け方とおすすめの食べ方について紹介していきます。

新鮮で美味しいコールラビの見分け方

コールラビは大きく育ちすぎると硬くなり、中にスが入ってしまいます。あまり大きくない、直径5〜8cmくらいのものを選ぶとよいでしょう。カブのような形の根の部分の表面がみずみずしくふっくらとしていて葉や茎にも張りがあるもの、手に乗せた時にずっしりと重みがあるものが水分を含んでいるのでおすすめです。実が割れていたり傷があるもの、切り口が乾燥してしおれているものなどは傷んでいる可能性があるので避けるようにしましょう。

おすすめレシピ

生のコールラビは薄くスライスしてサラダやナムル、漬物にするとシャキシャキした食感が楽しめます。また厚めにカットしてスープや煮物にすると大根を煮た時のようなホロホロと崩れる食感を、肉類と一緒に炒めるとコリコリした食感になります。和風・洋風・中華どのような味付けでもOKです。

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まとめ

コールラビの保存方法や食べ方などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • コールラビは地中海沿岸のヨーロッパが原産のアブラナ科の野菜
  • コールラビはカブや大根のような食感でクセがなく、キャベツのようなほのかな甘みがある
  • コールラビは常温・冷蔵・冷凍など保存方法は様々で長期保存もできる
  • コールラビはサラダや漬物、スープ、炒め物など色々な料理に使える

コールラビは調理方法によって色々な歯応えを楽しむことができます。味にクセがないのでどのような味付けにも合います。まだあまり馴染みのない野菜ですが、見かけたら試しに食べてみてはいかがでしょうか。

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