琥珀糖を煮詰めすぎないようにするコツは?粉末寒天がおすすめ?

琥珀糖は日本の伝統的な和菓子の一つで、その特徴は外はシャリっと中はプルっとした食感が特徴的です。琥珀色はもちろんの事、水色や黄色など、原料によって様々な色があり、まさに宝石のような見た目です。

今回は、琥珀糖を作る際に意識すべきポイントについていくつか紹介していきます。琥珀糖は材料こそシンプルですが、感覚的な要素が多いため失敗してしまう方も多いです。どのようなことを意識すると良いのでしょうか。今回紹介していくテーマは、

  • 琥珀糖の煮詰め方や煮詰めすぎないようにするコツ
  • 琥珀糖作りには粉末寒天がおすすめ
  • その他の琥珀糖の失敗の原因と対処

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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琥珀糖の煮詰め方や煮詰めすぎないようにするコツ

琥珀糖をうまく作るためには、まず寒天を上手に溶かす必要があります。寒天を煮詰めていく際に注意すべきポイントについて見ていきましょう。

寒天液がしっかり沸騰してから砂糖を

琥珀糖を作る際には、まずは寒天液を作るところからスタートです。寒天液を作る際はじっくりと水に浸し、それから煮詰めることが大切です。水に浸けてからすぐにぐらぐらと煮詰めてしまうと、うまく固まらなくなってしまいます。

寒天をしっかり溶かすためには1日程度水に浸してふやかしておき、そこからさらに水と寒天だけで煮詰めて溶かす必要があります。まずはじっくり水に浸すことから意識しましょう。

かき混ぜすぎない

よく寒天を溶かす際に、必要以上にくるくるとかき混ぜる方がいますが間違いです。へらをゆっくりと混ぜながら、丹精込めて混ぜることが基本です。多くかき混ぜれば上手に作れるわけではありません。

ちょうどいい煮詰め具合の目安は?

琥珀糖を作る際に難しい点は、寒天液の「濃度」でしょう。寒天を煮詰めていくとトロっとしてきますが、へらを持ち上げた際に「糸を引く程度」が最高の状態と言われています。

糸を引く程度になったらすぐに火からおろし、必要以上に煮詰めすぎないようにしましょう。

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琥珀糖作りには粉末寒天がおすすめ

琥珀糖には棒寒天や糸寒天、粉寒天などを使用しますが、中でも初心者に一番おススメは「粉寒天」と言われています。粉寒天を使用するメリットについて詳しく見ていきましょう。

水で戻す工程がいらない

琥珀糖を作る際に粉寒天を使うと、水に浸けるという工程を省くことができます。通常寒天液を作る際、煮込む前に1日程度水に浸ける工程が必要です。しかし粉寒天であれば、そのまま水と混ぜて煮詰めることができるため時短になります。

具体的な作り方

粉寒天を使用した琥珀糖の作り方をまとめてみました。作る際は参考にしてみてくださいね。

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その他の琥珀糖の失敗の原因と対処

琥珀糖がうまく作れないという方は、うまく固まらない、食感が悪いなど様々な壁にぶつかります。考えられる様々な失敗について、それぞれの対処法を解説していきます。

固まらない

まず一番多い失敗は「固まらない」事でしょう。うまく固まらないのは色々な原因が考えられますが、特に多いのは「水分と砂糖の比率」が悪いことでしょう。

着色の為に市販のジュースなどを使用することもありますが、砂糖や水分の比率がズレるため、しっかりと分量を量る必要があります。

ジャリジャリになる

続いて多い失敗は「食感がジャリジャリとしている」というものです。これは煮詰め過ぎが原因で、水分が蒸発しすぎて砂糖の濃度が高くなりすぎ、再結晶化したことが原因です

強火で煮込み過ぎた、冷蔵庫などで急激に冷ましてしまった、沸騰してから度々かき混ぜてしまったという場合はこのようにジャリジャリとした食感になりやすいです。

ベタベタになる

続いて多い失敗は「乾燥させてもベタベタしている」というものです。これは水分の割合が多いか、煮すぎて飴状になってしまったことが原因として考えられます。

ベタベタになってしまっても、しっかりと形になっている場合は修正も可能です。グラニュー糖を振りかけたり、更に長く乾燥させるなどの方法で修正を試みましょう。

改善しない場合は、潰してジュースのトッピングに使用したり、杏仁豆腐のトッピングにするといったリメイクレシピを考えてみましょう。

カビが生える場合

一番防ぎたいのは「カビが生える」ことです。カビが生えてしまった琥珀糖は食べられなくなってしまいますから、未然に防ぐことが大切です。

風通しの良い場所を選ぶことや、湿度・温度の管理、手で触るなどの雑菌が付着する原因を増やさないといった未然に防ぐ方法を意識しましょう。

まとめ

今回は、琥珀糖を作る際に失敗しがちな原因である「煮詰めすぎ」について解説していきました。

この記事をまとめると

  • 寒天液を作る際に棒寒天や糸寒天を使用する場合、じっくりと水に浸してから煮詰めることが大切。
  • 必要以上に煮詰めたり、かき混ぜたりすると、出来上がりがべたべたしたり固まらなかったりする。
  • 琥珀糖を乾燥させるためには、「湿度・温度・風通し」の管理が大切。

いかがでしたか?琥珀糖を作る際のポイントについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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