キウイに白い粉がついている・白い斑点があるけど食べられる?原因と対策を解説

皆さんはキウイはお好きですか?甘くてとろけるような食感と、程よい酸味が組み合わさったキウイは子供から大人まで誰もが美味しく食べることができる果物ですよね。皮を剥いて食べる必要もなく、半分に割ってそのままスプーンで食べることができるのもキウイのメリットです。そして美味しくて食べやすいだけでなく、栄養価も他の果物に比べてとても高いのです。

そんなキウイですが、外側の皮に白い粉や斑点のようなものがついていてちょっと不気味に思ったことはありませんか?

今回の記事ではキウイとはどのようなものなのか、キウイの栄養素、キウイにつく白い粉のような斑点は何によるものなのかについて解説していきたいと思います。

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キウイってどんな果物?

キウイフルーツは意外にも中国が原産地の果物です。当初は「チャイニーズグーズベリー」と呼ばれていましたが、やがてニュージーランドの国鳥である「キウイ」に似ていることから現在の「キウイ」という名前に変わりました。

日本に伝来したのは1960年代のことです。食物アレルギーが起こりやすい果物の一つですが、ビタミンCが豊富で美容や健康にも良い果物です。

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キウイの主な栄養成分

キウイには食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消したい方にオススメです。また、利尿作用を促すカリウムは、果物の中でもトップクラスです。主な栄養成分はコチラです。

  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。

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キウイにつく白い粉の正体は?

あまり多くはありませんが、販売されているキウイなどで白い斑点がついているものがあります。これの正体は「カイガラムシ」という虫の仲間です。カイガラムシはカメムシの仲間で、名前の通り貝殻をかぶって果物にくっつくことで生活しています。

移動するタイプのカイガラムシや、その場に居続けるタイプなど様々いるようです。ちなみに白い斑点がついたキウイも食べる分には全く問題はありませんただ大量に発生してしまうとキウイの品質が下がってしまうので、積極的に駆除し ています。

キウイの実にある白い斑点

キウイの実にうっすらと5 mmほどの小さな白い斑点がついていることがあります。肉眼で見ても虫のようなものは確認できないときは、カイガラムシが吸汁した跡が残っている物だと考えられますこれは農薬を使用していない、有機栽培のキウイなどでたまに見られるものです。むしろ農薬を使っていない安全なキウイの証拠にもなりますね。

キウイの木にカイガラムシがついていたら

商品としてキウイを買った時に白い斑点がついている場合もあると思いますが、自宅で育てていたキウイにカイガラムシがついてしまう場合もありますよね。カイガラムシは非常に厄介な虫で、増えすぎてしまうと枝や葉を枯らしてしまう恐れがあります。

早めに防虫剤などでカイガラムシの繁殖を防がないと、どんどん増えてしまって農薬が効かなくなってしまう可能性があるので、そうなる前に対処しましょう。農薬を使いたくない場合は、ブラシや軍手などでカイガラムシをこすり落とすだけでもOKです。そうする場合はメンテナンスの回数を増やしてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?甘くて栄養満点な果物ですから害虫がついてしまうのも仕方がないのです。ただ最近ではメンテナンスがしっかりされている果物ばかりですので、このような虫害にさらされた果物を見る機会が減ってきていますよね。 

少しでも見た目に異常があったら捨ててしまうのではなく、それがどんなもので食べても問題ないのかをしっかり調査することでフードロスを防ぐことができますよ!

この記事をまとめると

  • キウイは中国が原産の果物で日本に来たのは1960年代
  • ビタミンCや食物繊維などの栄養素が豊富に含まれている
  • キウイについている白い粉の正体はカイガラムシ
  • カイガラムシ自体がついていなくても中の果汁を吸った跡が残っている可能性がある
  • カイガラムシがついているキウイを食べても人体には全く問題ない

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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