キトラ古墳に描かれた壁画の意味とは?一般公開の応募方キトラ古墳に描かれた壁画の意味とは?一般公開の応募方法と駐車場・アクセス・おすすめランチまとめ法と駐車場・アクセス・おすすめランチまとめ

キトラ古墳は奈良県明日香村にあり、石室内に四神や天文図の壁画が描かれていることで高松塚古墳と並んでとても有名な古墳ですよね。

この天文図は現存する天文図では世界最古のものだとか。

キトラ古墳は発掘後、石室の中にカビが発生してしまい、この壁画を保存するために国により解体され、後に埋め戻されています。

国宝にも指定されているこの壁画は、文化庁が管理しているキトラ古墳壁画保存管理施設(キトラ古墳に併設)で保管されていますが、いつでも見られるというわけではありません。

一般公開は数カ月に1度で、しかも事前に文化庁のホームページから応募が必要です。

その応募方法やキトラ古墳に描かれた壁画の謎に迫っていきましょう。

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キトラ古墳とは

キトラ古墳の基本情報

読み きとらこふん
所在地(都道府県) 奈良県
住所

〒634-0134

奈良県高市郡明日香村大字阿部山243

営業時間 キトラ古墳壁画保存管理施設

9:30~17:00(3月~11月)

9:30~16:30(12月~2月)
休日 水曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
入場料/拝観料 無料
形状 円墳
大きさ 径13.8M
被葬者 天武天皇皇子が有力
時代  7世紀末
作られた時期 古墳時代後期

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キトラ古墳の歴史

7世紀末に作られ、高松塚古墳に次いで発見された、石室内に極彩色の壁画が描かれた二段築成作りの円墳です。

キトラ古墳って誰のお墓?

天武天皇の皇子である高市皇子、同じく天武天皇の皇子の弓削皇子、高官だった百済王昌成、また古墳の周辺は阿倍山という地名であることから右大臣の阿部御主人など、様々な人物が挙げられていますが、現在も特定には至っていません。

いずれにしても天体図や玄武などの四神、獣頭の十二支像が描かれていることや、副葬品などからも高貴な人には間違いないですよね。

石室から一部の人骨と歯牙が発見されていて、これは分析により50~60歳代の男性1体分のものとわかっています。

キトラ古墳の出土品

木棺の飾金具(金銅製鐶座金具、金銅製六花形飾金具、銀環付金銅製六花形飾金具)刀装具、玉類、漆塗木棺片など

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キトラ古墳の壁画について

キトラ古墳の石室には、四神十二支天文図日月の壁画があります。先に発見された高松塚古墳の壁画は南の壁が消失しているので玄武は確認できていません。なので、四神すべてが残っているこのキトラ古墳は大変貴重なのです。

  1. 四神→東壁に青龍、南壁に朱雀、西壁に白虎、北壁に玄武
  2. 十二支→北壁中央に子像があり、方位に合わせて各壁に3体ずつが配置されています。現在確認できているものは、子、丑、寅、午、戌、亥の6体です。
  3. 天文図→円形の中国式の天文図が描かれています。赤道や黄道を示す円を備えていて、本格的な中国式星図としては、現存する世界最古のものだと言えます。
  4. 日月→天井には、東の斜面に金箔で太陽が、西の斜面に銀箔で月が表されています。

壁画についての4つの謎

1.四神ってそもそも何?

古代の中国人は、東西南北をそれぞれ守護する神獣がいると考えました。それが、白虎(西)、青竜(東)、玄武(北)、朱雀(南)の「四神」です。

2.なぜお墓に四神が描かれている?

中国や高句麗の壁画古墳の影響で、神獣が墓を守るという思想からきています。

3.天井の天文図の意味は?

葬られた人物を中心とした小宇宙が表現されていたと考えられています。

4.どんな人が描いた?

日本書紀によると推古12(604)年に黄文画師(きぶみのえし)、山背(やましろの)画師という、公認の画家集団を置いたことが記されています。このことから壁画を描いたのは高句麗から渡ってきた絵師だどされています。

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壁画の一般公開と応募方法

文化庁が設置したキトラ古墳壁画保存管理施設では、古墳から出土した遺物を見学できますが、壁画の現物は定期的に部分公開されていて、事前の申し込みが必要です。

公開時期になるとキトラ古墳壁画保存管理施設のホームページにお知らせが掲載されるので、そこから事務局専用の申し込みサイトにアクセスします。

申し込みフォームに必要事項を入力し送信するようになっています。日にちと時間ごとの空き人数などが表示されるので、そこから希望の見学時間を選択して申し込みます。

電話での受付も行っているので、詳しくはホームページを確認して下さいね。

https://www.nabunken.go.jp/shijin/

キトラ古墳壁画保存管理施設

文化庁が設置したキトラ古墳壁画保存管理施設が、平成28年9月にオープンしました。

この施設は国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」の1階にありキトラ古墳の壁画や出土品が展示されています。

キトラ古墳壁画保存管理施設の見どころ1

地下エントランスの壁に映し出されるプロジェクションマッピング

青龍、朱雀、白虎、玄武、の四神が順番に幻想的に映し出されています。

キトラ古墳壁画保存管理施設の見どころ2

展示室中央の天井に設置されている、天文図のライトアップ

時間ごとに天文図のライトがついたり消えたりしてプラネタリウムみたいでとても綺麗です。

キトラ古墳壁画保存管理施設の見どころ3

実物大に再現された石室のレプリカ

今にも剥がれ落ちそうな壁画の様子も細部までリアルに再現されています。

その他にも、シアタールームで飛鳥文化やキトラ古墳の歴史などが上映されていたり、スタンプラリーや勾玉つくりの体験コーナーなどもあるので、お子さんも楽しめる施設となっていますよ。

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キトラ古墳へのアクセス

大阪駅から50分

無料駐車場

名称 キトラ第一駐車場
料金 無料
台数 大型6台普通車18台 身障者用2台
連絡先 飛鳥管理センター 0744-54-2441
所在地 奈良県高市郡明日香村大字阿部山190

電車

近鉄吉野線 壷阪山駅から徒歩15分

近鉄吉野線 飛鳥駅より徒歩30分

※飛鳥駅からはバス便あり(乗車約5分)。

バス

近鉄吉野線 飛鳥駅から奈良交通飛鳥キトラ線で5分

キトラ古墳周辺のおすすめランチ5選

里山料理 おく村

 

風情豊かな店内で味わえるのは明日香で取れた新鮮な食材を使った懐石料理です。

京風懐石弁当  3,500円 (焼き魚・煮物・和え物・明日香米ご飯・果物・コーヒー)

3日前までの予約が必要なのでご注意ください。



 

住所 奈良県高市郡明日香村大字阿部山397
TEL 0744-54-4670
営業時間 11:00~15:00 ※3日前までに要予約
定休日 木曜
12席
駐車場 あり
HP http://www.eonet.ne.jp/~abeyama/

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町屋カフェ「noconoco」のこのこ

モーニングメニューもあり、ランチメニュー、パフェなどのデザート、ドリンクもメニューも豊富です。のこのこランチ 1100円、豆腐ハンバーグランチ1000円、キッズプレート550円

住所 奈良県高市郡高取町上土佐57
TEL 0744-52-4771
営業時間 ■3月~11月

平日 9:00~17:00

土日 9:00~17:00

※12月~2月は16:00まで
定休日 木曜
51席 テラス席あり
駐車場 あり
HP http://noconoco.takatori.info/shop.html

やまと吉永

江戸時代の造り酒屋を改装したとても趣のあるお店です。落ち着いた雰囲気の店内ではこだわりの和食が味わえます。

松花堂弁当の2200円コースが人気です。お昼は予約制になっています。

住所 奈良県高市郡高取町大字観覚寺1433
TEL 0744-52-1008
営業時間 11:30~13:30(要予約)

17:00~22:00
定休日 月曜日 火曜日はランチなし
カウンター8席、テーブル12席、座敷(堀りごたつ)4席
駐車場 あり

手作りうどん にしかわ

ミシュランに載った有名店です。注文が入ってから麺をゆでるので20分ほどゆっくり待ちましょう。天ぷら肉うどん1600円が人気です。

住所 奈良県高市郡高取町土下佐409-6
営業時間 11:30~13:30

18:30~20:30

※麺切れ時は早く終了
定休日 月曜日
駐車場 あり

双葉食堂

壺阪山駅から歩いてすぐの場所にある食堂です。「奈良うまいもの」ガイドブックにも載っている、お里にゅうめん定食をはじめ、丼物やお好み焼き、麺類などメニューも豊富です。アルコールも置いているのでちょい飲みにもおすすめです。

住所 奈良県高市郡高取町大字観覚寺880番地
TEL 0744-52-2238
営業時間 11:00~22:00
定休日 水曜
駐車場 あり

まとめ

いかがでしたか?キトラ古墳を調べていくと、中国や高句麗の文化や思想などが日本に伝わっていることががわかりましたね。

国宝に指定されている壁画の公開も2.3か月ごとに行われているので是非見ておきたいですね。

キトラ古墳の付近は飲食店の数は決して多くはないものの名店ぞろいでした。

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