近年、スーパーフードとしても注目されている菊芋。水溶性食物繊維のイヌリンが豊富で血糖値のコントロールや便秘解消に役立つと言われています。
しかし「どうやって保存すればいいの?」「洗い方や下処理は?」「おいしい食べ方ってあるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。
- 菊芋の冷蔵・冷凍保存の方法。乾燥や土中保存の方法も。
- 皮むきや下処理はとっても簡単。金タワシで軽く擦るだけで皮剥きできる。
- 菊芋のサラダや炒めもののレシピを紹介。
馴染みがなくて手が出しにくい菊芋の正しい保存方法やおいしい食べ方を知っていきましょう。
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目次
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菊芋の保存方法
菊芋はあまりメジャーな野菜ではなく、保存方法に悩む方もいるでしょう。名前に芋と入っており、見た目は生姜に似ているので長持ちしそうですが、比較的保存期間は短いと言えます。
そこで、菊芋の正しい保存方法について解説します。
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冷蔵保存
冷蔵保存する場合は、新聞紙に包んで、袋に入れてから野菜室で保管しましょう。このとき、土は洗い流さずにそのまま保存するのがポイントです。
なぜなら、菊芋は水分に弱く、洗うと傷みやすくなってしまうためです。また、水洗いすると、イヌリンも減ってしまいます。冷蔵保存の場合、約1週間で食べ切ってしまいましょう。
冷凍保存
冷凍保存する場合は、皮を剥いて千切りや輪切りにします。密封できる袋に平らにして入れ、アルミトレイなどに乗せて冷凍してください。解凍後は煮物や炒め物など火を通す料理に使うといいでしょう。
なぜなら、菊芋は1度冷凍すると、本来のシャキシャキした食感が失われてしまうためです。冷凍保存の場合、約1ヶ月以内には食べ切るようにしてくださいね。
乾燥させて保存
菊芋は乾燥させることもできます。菊芋をスライサーで薄くスライスし、ザルや網に乗せ、数日天日干しします。完全に乾いたら密閉できる袋に入れて、涼しいところで保管してください。保存期間はうまく乾燥していると1年程です。
乾燥させてできた菊芋チップスはそのままでも食べられます。また、油との相性もいいので、天ぷらや炒め物にもよく合います。水で戻すときんぴらや味噌漬けとしても楽しめますよ。
長期保存
菊芋は土に埋めておくと、長期保存できます。これは、菊芋の生命力が強く、春に芽を出すまで自然な状態で生き続けられるためです。
ただし、菊芋の旬は冬であり、温度が高くなると発芽してしまうので、土中保存は冬限定にしましょう。
寒すぎても品質が劣化してしまうので、土中も凍るほどの寒い地域ではプランターなどに入れて室内で管理してください。土に埋めておくと2ヶ月以上長持ちします。
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菊芋の洗い方・下処理
菊芋は土がついたまま売られていることも多く、自分で洗う必要があります。ザルに入れて流水をかけながら硬いブラシや金タワシで軽く擦るとキレイになりますよ。
それでは、菊芋の生食と下処理について解説します。
生のままでも大丈夫
菊芋は生のまま食べても大丈夫です。生の菊芋はシャキシャキした食感を楽しめます。生姜のような見た目をしていますが、味はゴボウに近い。
皮を剥いて千切りやスライスにしたものをサラダや和え物に加えるのもおすすめです。
下処理
菊芋の下処理はとても簡単です。なぜなら、菊芋の皮は薄く、柔らかいためです。コブや土がついている部分を取り除くだけでも食べられます。
皮が気になる方や料理の仕上げをキレイにしたい方は皮を剥いてもいいでしょう。菊芋の皮は水ですすぎながら金タワシで擦ると簡単に剥けますよ。
皮にはポリフェノールがたくさん含まれているので、皮ごと食べることもおすすめです。
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菊芋の食べ方
あまり馴染みのない菊芋はどう食べるか悩んでしまう方もいますよね。そこで、菊芋の食べ方について解説します。
サラダ
菊芋のシャキシャキ感はサラダのアクセントにぴったり。菊芋は生で食べられるので簡単に作れます。
食べやすい大きさに切ったレタスとトマトに、スライスした菊芋を混ぜたり、ニンジン、キュウリ、菊芋を千切りにしてツナとマヨネーズで和えたり、シンプルに楽しめます。
あまりクセがなく、どんなドレッシングにもよく合うので、いろんなサラダを試してみてくださいね。
炒めものにも
菊芋は油との相性抜群。菊芋の炒めものもおすすめです。例えば、短冊切りにした菊芋とベーコンを炒めると塩・こしょうの味付けだけでシンプルに菊芋を楽しめます。
また、酒、醤油、みりんなどで作った甘辛い和風ソースとも合うので、ちくわや平天などの練り物と短冊きりにした菊芋を炒めるのもおすすめです。
和風にも洋風にもなるので、ちょっと一品足りないときはサッと菊芋の炒め物を足してみてくださいね。
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まとめ
菊芋の保存方法もおいしい食べ方も意外に簡単なんですね。
この記事をまとめると
- 冷蔵保存は土がついたままでOK。冷凍保存後は生食には向かない。
- 乾燥させたり、土に埋めたりすると、長期保存できる。
- 金タワシで軽く擦るだけで皮剥きできる。皮にはポリフェノールが含まれているので向かなくても◎
- スライスや千切り菊芋はサラダにぴったり。短冊切りにして炒めると、洋風にも和風にも合う。
馴染みのない菊芋も1度正しく保存しておいしく食べられると、ついついハマってしまうかも?体にいい菊芋を積極的に楽しんでくださいね。
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