山椒の若芽である木の芽。薬味や添え物としてはもちろん、木の芽味噌や木の芽和え・木の芽焼などさまざまな料理で親しまれています。
そんな木の芽ですが、いったいどんな食材なのかご存知ですか?この記事では、
- 木の芽とは
- 木の芽に代用できる食品
- 木の芽を使った料理は?
をテーマに紹介しています。木の芽について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポンサードリンク
|
|
木の芽とは
木の芽は「きのめ」または「このめ」と読み、一般的には山椒の若芽のことを指します。料理の味付けに使われたり、木の芽田楽や木の芽和えなど様々な料理で活用されたりしています。
3~4月頃から出回るので、春の訪れとして使用されることもあります。ここではそんな木の芽の特徴や使い方を紹介していきます。
特徴
木の芽は香りが良く、香辛料としても利用されることが多い食材です。薬味として使用されたり、お吸い物や炊き込みご飯の飾りに使われることもあります。
若葉が芽吹く4月~5月が食べごろで、そこを過ぎると葉が硬くなり香りも落ちてしまいます。
木の芽はとても乾燥しやすいので、保存する際には水で湿らせたキッチンペーパーに包み、さらにラップをかけて保存容器に入れておきましょう。
使い方
木の芽は、そのまま添える・細かく切り刻んで振りかける・木の芽味噌にするなどさまざまな使い方ができます。
- そのまま添える・・・付け合わせとして、焼き魚や肉料理などのメインディッシュに添えられているのを見たことがある方もいるでしょう。料理に爽やかな香りと彩りを添えてくれます。
- ふりかける・・・天日干しやオーブンで軽く乾燥させ、みじん切りにして料理に振りかけると、爽やか香りがプラスされます。
- 木の芽味噌にする・・・すり鉢ですって味噌と合わせて作る木の芽味噌。味噌田楽や、生野菜のディップなどで楽しめます。
どんな味?
香りはとても爽やかで柑橘類のよう。実の部分よりもほのかに香るのが特徴です。より香りを引き出したい場合は、手で叩いてから使うのがおすすめ。葉の組織が壊れて、香りが立ってきます。
山椒特有のスパイシーな味が楽しめます。このスパイシーな辛みはサンショオールという辛み成分によるもの。食欲増進などの作用が期待できます。
スポンサードリンク
木の芽に代用できる食品
木の芽はさまざまな料理で活躍するのを知っていただけましたか?しかし、木の芽を常備しているご家庭は少ないのではないでしょうか。
そこでここでは木の芽の代用になる食材を紹介していきます。
大葉
香味野菜の1種でそうめんの薬味や餃子の具材にしても美味しい大葉。風味が爽やかなので、木の芽の代用品になるでしょう。
大葉の爽やかな香りは主にペリアルデヒドという芳香成分によるものです。防腐・殺菌作用があり、食欲増進や腸内環境を整える効果も期待できます。
βカロテンが豊富に含まれており、生活習慣病や皮膚や粘膜の健康を維持する働きもあると言われています。
そのほか、ビタミンB群やビタミンK・Eも多く、食欲が落ちたときにぴったりの食材です。夏バテには薬味としてだけでなく、サラダや天ぷらにして積極的に食べましょう。
三つ葉
三つ葉は日本料理に欠かせない香味野菜の一種。原産は日本で、各地に自生しています。3枚の葉が付くことから、三つ葉と呼ばれています。
茶碗蒸しの添え物として使われているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。主な生産地は千葉・愛知・茨城です。
細い「根三つ葉」・茎が太い「切り三つ葉」・ハウスで水耕栽培されている「糸三つ葉」など、さまざまな種類が存在します。
シャキシャキとした食感と爽やかな香りが特徴。3月から初夏にかけてが食べごろです。
スポンサードリンク
木の芽を使った料理は?
ここでは、木の芽を使ったおすすめのレシピを紹介していきます。
佃煮
材料
- 木の芽 50g
- 日本酒 100cc
- 醤油 大さじ2
作り方
- 木の芽をザルに並べ、熱湯をかけてアク抜きをしてください。
- 水気を切り鍋に入れ、日本酒を加えて弱火で5分程煮ます。
- 水分がなくなってきたら醤油を加えて5~10分煮詰めます。焦がさないように気をつけてください。
できたては食べにくいですが、1日置けば味が馴染んで美味しくなります。
スポンサードリンク
木の芽和え
木の芽和えとは、木の芽をすりつぶして白味噌と混ぜ、貝やいか・たけのこを和えた料理です。ここではたけのこの木の芽和えを紹介します。
材料(4人分)
- たけのこ水煮 180g
- だし汁 200cc
- 塩 少々
- 木の芽 2g
- 白味噌 大さじ3
- 砂糖 小さじ1
- みりん 小さじ1
作り方
- たけのこを1cm角に切ります。
- 鍋にだし汁・塩・たけのこを入れ、だし汁がなくなるまで煮詰めます。
- 煮詰めたら、鍋のまま冷やしてください。
- すり鉢に木の芽の葉を入れてすります。飾り用に1枚残しておいてください。
- 白味噌・砂糖・みりんを入れて混ぜ合わせます。
- 冷やしておいたたけのこを加え、器に盛ります。
- 飾り用の木の芽を添えて完成です。
まとめ
木の芽について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 木の芽は山椒の若芽のことを指し、薬味や添え物として利用されている。
- 木の芽の代用品としては、大葉や三つ葉があげられる。
- 木の芽は佃煮や木の芽和えにして美味しく食べられる。
爽やかな香りが特徴の木の芽、紹介したレシピを参考に、美味しく調理して楽しんでください。
スポンサードリンク