皆さんは「生麩」という食材をつかって料理をした経験はおありですか?生麩は日本料理に使われる事の多い食材ですが、あまり日常的に使う人は少ないですよね。
そんな生麩ですが、実はダイエット中の食事に効果的とされ徐々に認知度が上がっている食材でもあります。
今回の記事では、
- 生麩ってどんな食品?
- 他の麩との違いは?
- カロリーや糖質は?
- 生麩の食べ方は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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麩ってどんな食品?
生麩とはいったいどのようなものなのかを理解する前に、一般的な「麩」とはどのようなものかをおさらいしていきましょう。
麩とは小麦粉と食塩水を練って生地を作り、粘りが出たところを布で濾しだした「グルテン」を蒸したものを麩といいます。その状態のままのものを「生麩」といい、乾燥させたものを「麩」、それを油で揚げたものを「揚げ麩」、板状にしたもの「板麩」、ちくわのように回転させながら焼いたものを「車麩」というなど、様々な形で加工されています。
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生麩とは?
生麩は様々な麩になるまえの状態のもちもちとしたグルテンのことを言います。鎌倉時代の末期頃に中国から伝わってきた食材で、当時の京都では肉を食べられない人達にとって貴重なタンパク源となっていたと言われています。
とても低カロリーでありながら、消化吸収が良いためダイエット食品としても人気が高いのです。生麩の味はほとんどなく、ほんのり甘いお餅みたいな感じです。一方でしっかりとした弾力があり、もちもち感を存分に楽しむことができます。
乾燥させた麩や焼き麩との違い
生麩はグルテンを蒸しただけのものです。他には生麩を乾燥させた乾燥麩や、火を通した焼き麩という種類があります。基本的には使いやすく加工されただけのものですので、大きな違いはありません。
ただ生麩の場合は、ひと工夫されていることが多く、より柔らかさを出すために白玉粉もち粉を加えてあったり、香りを楽しめるようによもぎや青のり、ゴマなどが含まれている場合があります。お祝い用に複雑に色付けされたものや、もみじや桜などに象って作られている生麩もあります。
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生麩のカロリーと糖質
<生麩100gあたりのカロリーと糖質>
- 生麩のカロリー:163kcal
- 生麩の糖質:25.7g
生麩を100g食べることはなく、基本的には一個当たり10g程度になりますのでカロリーや糖質は上記の表の10分の1程度になります。
これを考えても生麩はとてもヘルシーで糖質もそこまで多くない食材だということがわかりますね!なので生麩を食べることで太るという事はなさそうです。
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生麩の食べ方とは?
ヘルシーで糖質も低い生麩ですが、実際に料理に使うことってほとんどないと思います。では次にどんな食べ方があるかを紹介していきたいと思います。
そのまま食べる
生麩は「刺身のようにそのまま食べる」という食べ方ができます。生麩が手に入ったら薄くスライスして、塩やわさび醤油につけて食べてみましょう。
軽く焼いて田楽のようにたべるのもオススメです。もちもちの食感がとても美味しいですよ!ヨモギや抹茶が練りこまれている生麩なら、生麩のお刺身にすれば風味をダイレクトに感じることができるでしょう。
スイーツとして食べる
お刺身のような食べ方のほかにも「デザート」として味わうのもおすすめなんですよ!アイスクリームやあんことの相性がとてもよく、プルモチとした触感を楽しむ新感覚のスイーツになります。
素材の味がそこまで強くない生麩はあんこや抹茶アイスなどの和のスイーツと相性がとても良いです。
煮物にして食べる
生麩は他の乾燥麩や焼き麩のようにつかうこともできます。例えば「おでん」などの煮物などに生麩をいれると、他の麩よりも水がしみこみにくいので、フワフワというよりももちもち感のつよい具になってくれます。
生麩は味の主張が全くないので、どんなものにも合わせることができる所もよいポイントですね。
ピザにして食べる
生麩はなんとピザにして食べることもできます。ピザ生地の代わりに生麩を使うことによってさらにカロリーや糖質を抑えることもできますし、ダイエット中でもピザを食べたい方にとてもおススメです!
<作り方>
- 生麩1本を1~1.5センチ間隔で切る
- 耐熱皿にオリーブオイルを塗って生麩を敷き詰めていく
- 乗せたい具材をのせ、塩コショウで味付けし、最後にチーズを振りかける
- 200℃に熱したオーブンで約5分ほど焼き目ができたら完成!
こんな感じで簡単に生麩のピザが出来上がります!生麩自体に味がないのでいろいろなアレンジができるのも良い点ですよね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 生麩は麩とは小麦粉と食塩水を練って生地を作り、そこでできたグルテンを蒸したもの
- しっかりとした弾力がありもちもち感を楽しめる
- カロリーや糖質は低め
- 食べても肥満に直結することはなさそう
- そのまま刺身で食べたり、煮物にしたり、ピザにして食べるのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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