カツオの身を燻製にした鰹節。和風出汁など幅広い使い道があり、便利な食材ですよね。
しかし、いざ鰹節を使うとした時に通常の色とは違う時がありませんか。では、鰹節が変色する原因は何でしょうか?この記事では、
- 鰹節が傷むとどうなるの?
- 本ガツオの表面についているのはカビ?
- 鰹節長持ちさせる保存方法
以上のテーマについて紹介していきます。鰹節を食べるけど、変色する原因や長持ちさせるための保存方法について詳しく知りたい方はぜひこの記事を参考にしてください。
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目次
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鰹節が傷むとどうなるの?
市販の鰹節は大容量で入っているものも多く、なかなかすぐに使いきるのは難しいですよね。食材は、時間の経過とともに傷みやすくなっていきます。
では、鰹節は傷むとどうなるのでしょうか。まずは、賞味期限をみてみましょう。
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鰹節の賞味期限はどれくらい?
鰹節の賞味期限は、1年〜2年ほどです。ですが、開封していない場合の期限なので、封を開けた時は1週間以内を目安にしましょう。期限が短くなるのは、空気に触れて変色や風味が落ちやすくなるためです。では、鰹節は腐るとどうなるのでしょうか。
腐るとどうなるの?
鰹節は、腐ると通常とは違う臭いとカビが生えます。賞味期限が過ぎた程度では腐りませんが、鰹節の天敵である湿気のある場所に置いておくと、腐るリスクが高まります。
また、鰹節は変色しやすいですが腐っているわけではないので安心してください。しかし、なぜ鰹節は変色するのでしょうか。
色が変わるのはなぜ?酸化とは?
鰹節が変色する原因は、酸化によるものです。酸化による変色は、湿度が高くなると乾燥している鰹節にカビが繁殖することで起こります。そもそも酸化とは、「物質が酸素と結びつく働き」です。
そのため、空気と触れる時間が長ければながいほど、酸化しやすくなります。変色させないためにも、必ず開封したものは密閉袋もしくは保存容器に移しましょう。後ほど、長持ちさせる保存方法について紹介していきますね。
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本ガツオの表面についているのはカビ?
では、鰹節以外にも本ガツオという食品をご存知ですか。本ガツオは、鰹節と違い表面にカビっぽいものがついています。しかし、本ガツオの表面についているのはカビでしょうか。
熟成のために使う良性のカビ
本ガツオのカビは、熟成のために使う良性のものなので体に害がありません。このカビは、ユーロティウムというものであり、わざと表面に付けています。カビを付着させて熟成させることで旨味だけでなく保存性も高めるメリットがあります。
カビで熟成することで旨味が増す
また、本ガツオはカビで熟成することで旨味が増します。良性のカビは、脂肪を分解させる効果があります。そのため、脂肪分が少なく上品な味わいが楽しめますよ。では、自宅で発生したカビはどのようなものでしょうか。
家で発生したカビは悪性のカビ
ですが、購入後に付いたカビは良性ではなく悪性のカビです。鰹節を作る時は、意図的にカビを生えさせているため、考えられて作られています。
しかし、自宅で発生したものは意図的なカビではなく悪い条件のもとで作られました。そのため、食べると体に悪いので購入後にカビが生えた場合は処分をしましょう。
家のカビは食べられないので注意
先ほど説明した通り、購入後に発生したカビは悪性のものなので食べられません。せっかく購入したものが食べられなくならないためにも、発生しやすい条件を覚えておきましょう。
カビが発生する条件
- 水分・・・水分によって腐りやすくなります。発生させないためには、水分を飛ばすことが大切です。
- 空気・・・空気に触れると酸化により変色しやすくなります。そのため、少しでも空気に触れる面積を減らしましょう。
- 温度・・・カビが発生しやすい温度が20〜30度で置いておくと発生しやすいです。
- 栄養・・・含まれるタンパク質が繁殖しやすくなります。
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鰹節長持ちさせる保存方法
では、鰹節を長持ちさせるためにはこのようなことに気をつけましょう。
- 湿度に気をつける
- 保存容器にも気を配る
湿度に気をつける
一つ目は、湿度に気をつけることです。鰹節は湿度により、変色や酸化から始まりカビが生える原因となります。そのため、湿度が変わらない冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
保存容器にも気を配る
二つ目は、保存容器にも気を配ることです。先ほど説明した通り、鰹節は湿度に気をつける必要があります。
そのため、必ず密閉できる袋や容器に入れましょう。手軽に手に入れられる容器であれば、100円ショップなどで販売されているジップロックもおすすめです。
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まとめ
鰹節が変色する原因は、酸化によるものです。 この記事で紹介したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- 開封した鰹節は、空気に触れると風味が落ちたり酸化したりして変色しやすくなるため、早めに食べ切る
- また、本ガツオの表面についているカビは意図的に付着させているもので、熟成のために使われる良性のカビ
- 一方で、購入後に発生したカビは湿度などの環境によるもので、悪性のため食べられない
- 少しでも鰹節を長持ちさせるためには、湿度の低い冷蔵庫に入れたり保存容器に気をつけたりする
出汁を取るのにも便利な鰹節ですが、酸化により変色するだけでなく保存状態が悪ければカビも生えるので気をつけましょう。
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