鰹節でアレルギーは起こる?赤ちゃんは大丈夫?ヒスタミン中毒とは?

鰹節はおひたしやふりかけなどにかけると手軽に魚がとれる、便利なアイテムですね。けれど鰹節でアレルギーが起こるかもしれないというネットの情報をみると心配になる人も多いでしょう。

この記事では鰹節でアレルギーは起こるのか?赤ちゃんは大丈夫なのか、ヒスタミン中毒について書いていきます。ぜひ最後までお読みください。

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鰹節とアレルギーの関係

鰹アレルギーはあまり聞かないですが、アレルギーとどのような関係があるのか解説していきます。

特定原材料をチェック

食品のパッケージにこんな表示があるのを知っていますか?

特定原材料の7品目・・・乳・卵・小麦・そば・落花生・えび・かに
特定原材料に準ずる20品目・・・あわび・以下・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつた気・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ・ごま・カシューナッツ

上記の27品目はアレルギーのでやすい食材です。アレルギーのある人が間違えて食べてしまわないように、原材料を表示する義務があるのです。

アレルギーの心配なし

鰹節は27品目に入っていないので、鰹節を食べてアレルギーが起こる可能性は極めて低いでしょう。けれど魚類を食べてアレルギーのような症状が出ると、鰹節を食べても大丈夫かなと心配になってしまいますね。鰹節を食べてアレルギー症状が出る可能性がある場合は次に書いていきます。

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鰹節のヒスタミン中毒に注意

鰹節を食べるときに気をつけるべき点を解説していきます。

ヒスタミン中毒の症状

ヒスタミン中毒という症状を聞いたことはありますか?

ヒスタミン中毒とは?

  • ヒスタミン中毒は、ヒスチジンを多く含む食品(主に魚)を常温で放置した場合にヒスタミン菌が増殖します。ヒスタミンは一度発生すると、調理で加熱してもなくなることはありません。ヒスタミン中毒にならないためには、魚は信頼できるお店から買い、購入した魚はすぐに冷蔵庫に入れましょう。

温度管理が大事

ヒスタミン中毒にならないためには、魚の温度管理が大切です。冷凍してある魚は、現地ですぐに冷凍されている場合がほとんどなので、ヒスタミン中毒の心配はないでしょう。切り身など生の魚を買う時は、温度管理が適切な店で新鮮なものを選びましょう。

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鰹節を赤ちゃんに与えても大丈夫?

鰹節はアレルギーの心配がないことがわかってきましたね。鰹節を赤ちゃんに与えても大丈夫なのでしょうか?

鰹節ってどんな食材?

  • 鰹節は鰹を加工した食品です。鰹を蒸す→燻す→乾燥させるという工程で作られます。乾燥させて、カチカチになった鰹を削ったものを鰹節といいます。削り方は、いろいろありますが離乳食では細かく削ったものにしましょう。大きく削った鰹節は、赤ちゃんの喉に張りつきむせてしまう場合があります。

離乳食にも向いている

実は鰹節は離乳食にむいています。鰹節は長期保存ができるうえ、小袋になっているので、使いやすい量になっています。赤ちゃんがおかゆを食べない時など、味変でおかゆに鰹節をかけてみるとおかゆを食べる場合もあります。

鰹節とあう離乳食は・・・おかゆ・ほうれん草などの青菜・大根・にんじん・じゃがいも・豆腐・納豆など野菜やタンパク源に幅広く使えます。

鰹節には豊富な栄養が含まれているので、離乳食にむいています。鰹節に含まれる主な栄養素は、ビタミンD、カルシウム、マグネシウム、鉄、DHA、EPAなどになります。

DHA、EPAは脳の成長に欠かせない栄養素なので成長期の子どもにとって欲しい栄養素のひとつですね。鰹節はかけるだけの手軽さで栄養価がアップするので、上手に使ってください。

離乳食を与える時期

アレルギーの心配もなく、栄養豊富な鰹節を離乳食に取り入れたいと考えるママは多いでしょう。鰹節を離乳食に取り入れるには段階があります。

  • 初期食・・・かつおだしとしてあげるならOK
  • 中期食・・・細かく削ってある鰹節なら他の食材と混ぜてOK
  • 後期色・・・細かく削ってある鰹節を食材にふりかけても大丈夫
  • 離乳食に鰹節を使うときは、細かく削ってあるものを選びましょう。

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まとめ

ここまで鰹節でアレルギーは起こるのか?赤ちゃんは大丈夫なのか、ヒスタミン中毒について書いてきました。

この記事をまとめると

  • 鰹節は特定原材料に含まれていないので、鰹節を食べてアレルギーが起こる確率はとても低い。

  • 鰹節はだしに使うのであれば、離乳食の初期食から食べても大丈夫。

  • 離乳食で鰹節を使う場合は、細かく削ってあるものを選び他の食材と混ぜると食べやすい。

鰹節は少量ずつパックになっているものを常備しておくと、新鮮な鰹節を食べることができます。離乳食に使う場合は開封したら、大人も使うなどしていつも開封したての鰹節を使うようにしましょう。

鰹節に含まれるDHA、EPAは脳の成長に欠かせない栄養素です。離乳食の時期から魚を食べさせたいと思うママは多いでしょう。白身魚はモサモサして食べにくい赤ちゃんも、鰹節なら食べてくれる場合もあります。他の食材に混ぜるなどして使うと、魚が苦手な赤ちゃんも食べてくれるでしょう。鰹節を上手に取り入れて、赤ちゃんのころからたくさん栄養が取れるようにしてください。

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