かつおの刺身・お寿司は何歳から食べられる?食中毒やアレルギーは?

魚の中でもビタミンBやビタミンDが豊富なことで知られるかつお。特に旬の時期に食べるかつおの刺身は絶品と言えるほどです。

大人から子供まで人気の高い魚であるかつおですが、子供にあげる場合は何歳くらいを想定するのが良いのでしょうか。

  • かつおの刺身は何歳から食べても良い?
  • かつおの刺身を子供にあげる際の注意点

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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かつおの刺身は何歳から食べられる?

与えられる時期

かつおの刺身には多くの栄養が含まれているため、子供にもおすすめの食材です。しかし、結論から言うと、かつおに限らず魚介類の刺身を子供にあげるなら2歳を目安とすると良いでしょう。

理由としては、2歳未満の子供は顎や歯が十分に生育していないことがあげられます。

美味しいかつおの刺身は身が引き締まっていることが特徴的です。

しかし、大人にとっては簡単に咀嚼ができるものの、顎や歯が生育していない子供にとっては刺身を喉に詰まらせてしまう恐れがあります。

そのため、ある程度体や咀嚼機能が成長する2歳が子供にかつおの刺身を与えることが出来る目安となるのです。

加熱したかつおはいつから食べられる?

一般的な食中毒菌は十分に加熱をすることによって死滅させることが可能です。

そのため、食中毒の可能性だけを考えた場合は、しっかり加熱したかつおであれば2歳未満の子供にあげても問題ありません。

ただし、火を通すことによってかつおの身は更に引き締まることになるため、子供にあげる際はかつおの身を細かくほぐしてあげるなどの工夫が必要です。

お寿司も同じ?

新鮮なネタを使ったお寿司も美味しいですが、子供にあげる場合の考え方は同じです。

2歳未満の子供には玉子や穴子など、加熱がされていて食感のやわらかいネタを少しずつあげると良いでしょう。

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かつおの刺身を子供にあげる時の注意点

子供の年齢が2歳以上になったとしても、かつおの刺身をあげる際に注意しなければならない点がいくつか存在します。

刺身用を選ぶ

お店の売り場に行くとかつおは大きく2つに分かれて販売されていることに気が付きます。具体的には「加熱用」と「刺身用」です。

このうち、かつおを刺身として食べる場合は必ず「刺身用」を購入するようにしましょう。

加熱用のかつおは、刺身用と比べて値段が安くなる分鮮度が劣ります。

また、目に見えない菌の数や衛生的な環境で加工が行われていない可能性も高いです。

一方で、生で食べることを前提とした「刺身用」のかつおであれば、衛生的な環境で加工が行われているため鮮度については申し分がありません。

かつおを食べることによる食中毒の発生を防ぐためにも、売り場に置かれているかつおの用途をしっかりと確認することが大切になります。

鮮度の良いうちに与える

刺身で食べるために「刺身用」のかつおを購入しても、家庭用の冷蔵庫に何日も置いてしまっては鮮度がどんどん落ちてしまいます。

かつおは鮮度の良さが味の良し悪しに直結するため、購入してから少なくとも翌日までには食べきることを心がけましょう。

食中毒に注意する

2歳を超えたとしても、子供の免疫機能はまだ十分に生育していません。そのため、大人が食べても問題がないような食べ物でも、抵抗力の低さから食中毒を発症してしまう可能性があります。

かつおを含む魚介類から発症する主な食中毒としては、

  • 海水の中に生息している食中毒菌である「腸炎ビブリオ」
  • アニサキスなどの寄生虫による食中毒

などには、特に気をつける必要があります。

仮に食中毒が発症してしまうと、激しい下痢や嘔吐の症状を繰り返すこととなり体力の少ない子供にとっては危険な状態になることも考えられます。

万が一、そのような症状が発生した場合は家庭内での判断はせずに速やかに病院で医師の診断を仰ぐようにしてください。

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かつおにアレルギーはない?

アレルギー

昔と比較して爆発的に増加している食物アレルギーですが、結論から言うとかつおには特定のアレルゲンが含まれてはいません。

しかし、かつおを含む魚介類は急激な温度変化を繰り返すことでヒスタミンと呼ばれる成分が発生する場合があります。このヒスタミンを摂取すると

  • じんましん
  • 吐き気
  • 腹痛

などの食中毒によく似た症状が発生するため、注意が必要です。

ヒスタミンは加熱しても消えない?
一般的な菌と異なり、一度発生したヒスタミンは加熱しても消えることがありません。そのため、かつおを含む魚介類の保存には細心の注意を払う必要があります。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • かつおの刺身を子供にあげる場合の目安は2歳前後になってからにすることが大切
  • 2歳未満の子供は咀嚼機能が十分に生育しておらず刺身を喉に詰まらせる可能性がある
  • お店でかつおを購入する際は、用途を必ず確認して刺身用を選択すること
  • 子供が2歳以上になっても、かつおの刺身を食べることで食中毒を発症する可能性がゼロではない
  • 子供の状態には常に注意を払い、体調不良などが発生した場合はただちに病院を受診すること

いかがだったでしょうか。

かつおに含まれる豊富なたんぱく質は、子供の成長に欠かせない栄養素の一つです。

一度に大量にあげることはせず、少しの量を様子を見ながら与えることで効果的に栄養素を摂取することが出来ますよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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