乳酸菌が入っていて、体にいいイメージのヨーグルト。赤ちゃんは免疫が低く、気温の変化で体調を崩しやすいので「免疫力をつけるためにヨーグルトを食べさせたい」と考えるお母さんも多いと思います。でも、無糖のヨーグルトって、大人でもすっぱくて食べにくいですよね。「ヨーグルト嫌いにならないように加糖のものを与えたい」と思っても、どのくらいの月齢なら与えてもいいのかな?と悩んでいるかもしれません。そこで今回は、
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加糖ヨーグルトは何歳から食べられる?
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どのくらいの量をあげたらいい?
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加糖ヨーグルトにアレルギーを引き起こす成分はある?
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食べさせるときの注意点は?
- 加糖ヨーグルトは何歳から食べられる?
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目次
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加糖ヨーグルトは何歳から食べられる?
食べられる時期
加糖ヨーグルトは離乳食が終わる、1歳を過ぎたあたりが適切です。免疫力をつけるために離乳食で与えたいと考えている場合、残念ながら離乳食として加糖ヨーグルトを与えるのはあまりよくないようです。
離乳食の時期は味の薄いものを与えているため、赤ちゃんにとって加糖ヨーグルトは甘すぎるうえ、美味しいと感じてしまうと他の離乳食を食べなくなってしまう恐れがあります。
食べられる量
離乳食を終えても、1歳だとあまり量は食べられませんから、体調などを考慮して、40~80gくらいを与えて、様子を見ましょう。
また、加糖ヨーグルトは離乳食が終わったころから食べられますが、やはり甘くておいしいと他のものを食べ無くなったり、人工甘味料が入っているものもあるので、できるだけプレーンヨーグルトを与えるようにしましょう。
アレルギー成分は?
ヨーグルトの主な原料は牛乳です。食物アレルギーは食べ物に含まれるタンパク質がアレルゲンとなります。
ですから、牛乳を加工して作られるヨーグルトは、牛乳のタンパク質質を含むため、牛乳アレルギーがある場合はヨーグルトでもアレルギーを発症します。
食物アレルギーはアナフィラキシーショックを起こすと死に至ることもありますから、初めてヨーグルトを与える時はヨーグルトを触ったスプーンを唇につけてなめさせてみて、アレルギー反応を起こさないか様子を見ましょう。アレルギー反応には、次のようなものがあります。
- 湿疹・肌のかゆみなどの皮膚の症状
- 目が腫れる・目のかゆみ・鼻水などの粘膜の症状
- 呼吸のみだれ
- 動悸・意識がもうろうとする
ヨーグルトをなめさせてみて上記のような症状が見られたら、食べさせるのをすぐにやめ、病院でアレルギーの検査を受けさせることをおススメします。
無糖ヨーグルトはいつから食べられる?
無糖のヨーグルトはアレルギーが無ければ離乳食中時期ごろから食べさせることができます。無糖ヨーグルトを与える時の注意点は、
- ハチミツは入れない
- 体調を見ながら与える
- 少量からにする
赤ちゃんにハチミツを与えると、ボツリヌス症になる危険性が高いので、絶対にハチミツは入れないようにしましょう。甘みを漬けたいときは、ごく少量のきび糖を足してあげましょう。
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加糖ヨーグルトを赤ちゃんに与える時の注意点
下痢の時は食べさせない
ヨーグルトは整腸作用のある乳酸菌が含まれていて、便秘解消や腸内環境を整える効果があるということは、多くの人が知っていますね。
大人でもお腹がゆるくなっている時にヨーグルトを食べると下痢をしてしまうことがありますから、体の小さな赤ちゃんが下痢をしている時もヨーグルトを食べさせると症状が悪化してしまう可能性があります。
体にいいと言われている食品でも、食べさせるタイミングによっては体調不良のもととなってしまうので、無理に食べさせず、体調がいい時を見計らって食べさせるようにしましょう。
最初は少量から
離乳食から赤ちゃんに無糖ヨーグルトを食べさせる場合の月齢ごとの食べさせる量の目安を表にまとめてみました。
月齢 | 食べさせてもいい量 |
7~8か月 | ~50g程度 |
9~11カ月 | ~80g |
1歳~1歳6カ月 | ~100g |
上記の表は大体の目安ですので、お腹を下しやすい子や食が細くヨーグルトだけでお腹がいっぱいになってしまう子もいますから、赤ちゃんの食べられる量や体調に合わせて与える量を決めていきましょう。
無糖ヨーグルトに慣れてから
離乳食の時期にヨーグルトを食べさせたことが無い場合、いきなり加糖ヨーグルトを与えるのはあまりお勧めしません。
なぜなら、加糖のヨーグルトでアレルギーを起こしたときに、ヨーグルトが原因なのか、他のフレーバーが原因なのかなどの判断が付きにくいためです。
無糖ヨーグルトを与えてみて問題がなさそうな場合に、加糖ヨーグルトを与えて見ましょう。加糖ヨーグルトを与える前に、無糖ヨーグルトをアレンジして食べさせてみるのもいかがでしょうか?
- 少量のつぶしたバナナと合わせる
- 小さくカットしたイチゴを混ぜてあげる
- 加熱してつぶしたカボチャと混ぜる
- きなこを混ぜる
ヨーグルトに他の食材を混ぜてあげると、ヨーグルトのタンパク質に加えて、フルーツのビタミンも摂れますし、カボチャやバナナの食物繊維は離乳食を始めた赤ちゃんがなりやすい便秘も改善してくれます。
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まとめ
いかがでしたか?甘くておいしい加糖ヨーグルト、可愛いわが子にも食べさせたい、という気持ちは分かりますが、離乳食が終わっていないとリスクがあることが分かりましたね。今回の内容をまとめると、
この記事をまとめると
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加糖ヨーグルトは離乳食を終えた1歳過ぎ頃から食べられる
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まずは無糖のヨーグルトで様子を見る
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加糖ヨーグルトを与えすぎると他のものを食べ無くなる恐れがある
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下痢の時にヨーグルトは症状を悪化させる可能性がある
と言うことを解説してきました。ヨーグルトは健康にいい食べ物ですし、わが子には丈夫で健康に育ってほしいから早く食べさせたいと思うかもしれませんが、何事も焦らず、赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切ですね。