片栗粉の保存方法とは?保存容器に入れるのがおすすめ?日持ちを長くするポイント

片栗粉は揚げ物の衣に使ったり、料理にとろみをつけたり、下味をしっかりつけたいときに食材にまぶしたりしますよね。このように使用用途が多いので家に必ず常備してある家庭も少なくないのではないでしょうか。しかし常備するとなると気になるのは「保存方法」ですよね。きちんと保存しないと「ダニ」や「カビ」が発生してしまう恐れもあります!

今回の記事では片栗粉をより長く保存するための方法やおすすめの保存容器を紹介しますね!

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片栗粉って?

片栗粉は調理用や和菓子用として使われるデンプンの粉(澱粉)です。もともとはカタクリ(ユリ科カタクリ属に属する多年草)の茎根から作られていましたが、カタクリが減少し非常に気象になってしまったことや、明治以降に北海道開拓が進みジャガイモが大量栽培されるようになったことが原因で、原料はジャガイモに切りかわっていきました。

現在、大量生産され市場に流通している多くの片栗粉はジャガイモ(馬鈴薯)から製造される馬鈴薯デンプンですが、名称はそのまま残りました。

片栗粉の特徴

片栗粉は他の粉類とくらべるといろいろな特徴があります。

  • 水と熱で粘性がでてくる:片栗粉は65℃以上になると「糊化」といって、どろどろねばねばの状態になります。これは食材にとろみを作るときに使われます。
  • 無色透明で無味無臭:片栗粉は無味無臭です。さらに水に溶かすと透明になるため料理の色を変えないといった特徴を持ちます。透明になった片栗粉は、料理の出来上がりの時にツヤツヤしているので、見た目を美味しそうにしてくれます。

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片栗粉の保存に失敗すると?

悲しい

非常に使い勝手の良い片栗粉ですが、保存に失敗するとどのようなことが起こるのでしょうか。

ダニが発生する

片栗粉は開封後に適切に保存しないと、「コナダニ」とい非常に小さいダニが湧いてしまいます。コナダニの見た目は白く、粉に混ざっていると見分けがつきづらいという特徴もあります。

コナダニ自体に毒性はありませんが、アレルギーの原因になる場合があります。さらに注意なのが片栗粉の袋を「クリップ」や「輪ゴム」で止めただけではコナダニの侵入を防ぐことはできないことです。

匂いが移る

片栗粉は湿気を吸収しやすいといった特性があります。なので匂いの強いものの近くに置いておくと、その匂い成分が水分にくっつき、それを片栗粉が吸収してしまうことでニオイが移ってしまうのです。特に梅雨の時期や夏の時期は湿気がたまりやすいので、片栗粉の劣化を早めてしまいます。

カビが発生する

片栗粉は湿気を吸いやすいので、「カビが生えやすい」です。カビの生える理由は湿気を吸収したり、カビの胞子が片栗粉の保存容器に入ってしまうことですが、温度の変化が大きく変化してしまう環境に置いていてもカビが生えることがあります。これは温度の変化が「結露」の原因になるためです。

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片栗粉の保存期間

片栗粉の保存期間は以下の通りです。

片栗粉の保存期間の目安

  • 常温で保存する場合の保存期間:1~2カ月
  • 冷蔵で保存する場合の保存期間:1~2カ月
  • 冷凍で保存する場合の保存期間:6カ月

この表を見てもらうとわかりますが、片栗粉は常温でも冷蔵でも保存期間は変わりません。よほど温度の変化が激しい場合や、湿度が高くなってしまう場所でなければ常温保存でも問題なく保存することができるのです。

冷凍保存する場合

片栗粉を冷凍保存するというイメージはあまりないですよね。ですが、冷凍庫にほぞんすることで保存期間を3倍以上にすることができます。片栗粉は冷凍しても固まりませんので、取り出してすぐに使うこともできます。

冷凍する際の注意点としては、冷凍庫から出した片栗粉は常温で放置してしまうと結露が出来てしまってカビの原因になるので、つかったらすぐに冷凍庫もどすようにしてくださいね。

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片栗粉は保存容器に移そう

ここまで説明してきたとおり、片栗粉は非常に湿気や水分に、温度変化に敏感な食材です。なので保存する場合は「保存容器」を使用することがオススメです!

保存容器に移す理由

片栗粉を保存容器に保存する理由は「鮮度を保つ」ためと「カビやダニが入り込まないようにする」ためです。片栗粉を袋のまま保存してしまうと、どうしても隙間が出来てしまいます。どんなに小さな隙間でもカビやダニなどは入り込む場合があるので、しっかり密閉できる容器に入れる琴が重要なのです。

さらに、おしゃれな保存容器で統一すれば、キッチンインテリアとしても使用できるようになるといったメリットもあります!

どんな容器がおすすめ?

保存容器には主にキャニスタータイプとタッパータイプがあります。キャニスタータイプは蓋が開けやすいという特徴があり、使いたいときにすぐに使えるメリットがあります。タッパータイプは蓋がしっかりと閉まってくれるので高い密閉性や保存性を持ちます。

片栗粉をよく使う人は「キャニスタータイプ」で、使う頻度が少ない人は「タッパータイプ」にするとよいでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか!適切な方法で保存することができれば、片栗粉は約半年も日持ちさせることができます。美味しく安心して使うためにも、食材の保存方法はしっかり覚えておきましょうね!

この記事をまとめると

  • 片栗粉は湿気や温度変化によわい!
  • 適切な方法で保存しないと、カビやダニが発生する恐れがある!
  • 冷凍庫や保存容器を使用すれば、半年も日持ちさせることができる!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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