でんぷん粉と片栗粉の違いは?それぞれの料理の役割・使い方は?

食材を固めたり、料理にトロミを付ける際などに欠かせない食材と言えば、片栗粉やでんぷん粉といった食品です。中華料理や洋食、和食など、幅広いメニューで使用されています。揚げ物などに使用することも多いですよね。

今回は、片栗粉やでんぷん粉、コーンスターチの、それぞれの特徴や使い方について解説していきます。今回紹介していくテーマは、

  • でんぷん粉とは
  • 片栗粉とは
  • 【おまけ】コーンスターチとは

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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でんぷん粉とは

でんぷん粉とはどのような食品なのでしょうか?でんぷん粉の特徴や使い方について解説していきます。

特徴

でんぷん粉はデンプンを粉末状にしたものを指す意味合いで使用されますが、でんぷん粉と呼ばれる商品は販売されていないようです。

じゃがいもや小麦、とうもろこしなど、様々な食品にデンプンは含まれており、それらのでんぷんを粉末状に乾燥させた食品を「でんぷん粉」と呼びます。

食品の栄養素を見るうえで「炭水化物」と呼ばれる項目がありますが、この炭水化物こそが「デンプン」なのです。ですので、炭水化物が含まれている食品には何かしらのデンプンが含まれているのです。

使い方

でんぷん粉は様々な料理で使用されます。小麦粉はパンや麺類、スイーツなど、主食からデザートまで幅広いシーンで使用されます。揚げ物などの衣などにも使用されることから、食材の下処理などにも使用されています。

近年大ブームとなった「タピオカ」は、「タピオカでんぷん」と呼ばれる原料をもとに作られた食品で、ドリンクなどで使用されています。米粉やコーンスターチなど、加工方法によって様々な名前が付けられ、販売されています。

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片栗粉とは

続いて中華料理で使用されることの多い片栗粉について解説していきます。あんかけの「餡(あん)」に使用されることが多いですが、片栗粉はどのような特徴を持った食品なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

特徴

片栗粉は、ジャガイモなどのでんぷんを粉状にした商品で、通常はお料理のトロミ付けなどに使われます。

中華料理などの餡の原料となることはもちろん、唐揚げや竜田揚げなどの「衣」としての役割もあります。日本の家庭では、小麦粉と同様にとても使用頻度の高い食品です。

本来の片栗粉は、カタクリの根っこから採取したデンプンを粉にしますが、ジャガイモの方が安価に大量生産できることから、市販されている片栗粉のほとんどはじゃがいもデンプンを原料とした片栗粉です。

使い方

片栗粉は、料理にとろみをつけたり、照りを出したり、衣として使用するなど様々な使用方法があります。中華料理の餡の原料になることから、欠かせない食品となっています。唐揚げなどの衣として使用することも一般的です。

お肉や野菜などにまぶして焼き上げることで、食材の水分や旨味を閉じ込めるといった働きも期待できます。

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【おまけ】コーンスターチとは

コーンスターチはその名の通りトウモロコシに含まれるでんぷんを原料とした粉末状の食品です。プリンの凝固剤として使用されたり、中華料理などのトロミ付けにも使用されます。コーンスターチの特徴について見ていきましょう。

特徴

コーンスターチは片栗粉よりも粘度が低く、温度が下がっても粘度が持続するという特徴があります。

この特徴を一番活かしたレシピが「カスタードクリーム」と言えるでしょう。他にも、使用すると独特の舌触りになったり、食感が変わったりと、様々な特徴があります。

クッキーやタルトなどにコーンスターチが使用されることも多く、「ホロホロと崩れるような食感」を楽しむことができます。また、コーンスターチにはグルテンが含まれていないため、小麦粉とは違う食感のスイーツや料理になります。

使い方

コーンスターチは先ほど紹介した通り、クッキーやタルトといった焼き菓子、カスタードクリームのトロミ付け、他にも揚げ物などに使用されることも多いです。

葛もちやわらび餅などに使用される、葛粉やわらび粉の代用品として使用されることも多く、安価に原料が調達できることから主流となりました。

コーンスターチは片栗粉よりも粘度が低く、温度が下がっても粘度が持続するという特徴があります。

まとめ

今回は、料理やスイーツ、食材の下処理など、幅広い用途で使用されるでんぷん粉や片栗粉、コーンスターチについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • でんぷん粉はじゃがいもや小麦、とうもろこしなどのでんぷんを粉末状に乾燥させた食品
  • 片栗粉は、ジャガイモなどのでんぷんを粉状にした商品で、料理のトロミ付けや揚げ衣などに使用される
  • コーンスターチはトウモロコシに含まれるでんぷんを原料とした粉末状の食品で、クッキーやタルトといった焼き菓子、カスタードクリームのトロミ付け、揚げ物などに使用される

いかがでしたか?デンプンは様々な食品に含まれている成分で、加工段階によって様々な名前で販売されています。「こんなところにも使用されていたのか!」と思える場所もあるかもしれませんね。とても便利な食品ですから、色々な料理で使用してみましょう。

少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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