片栗粉といえば様々な料理に使うことができるとても便利な食材ですよね。例えば料理にとろみを出すために使ったり、スイーツに混ぜてサクサクとろとろの食感を作ったりなど様々な使い方ができます。
そんな片栗粉ですが実はアレルギーが生じる可能性があるということをご存知ですか?
今回の記事では、
- 片栗粉とは?
- 片栗粉でアレルギーが出ることはあるの?
- どんな症状が出るの?
- 肌につけてもダメなの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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片栗粉って?
片栗粉は調理用や和菓子用として使われるデンプンの粉(澱粉)です。もともとはカタクリ(ユリ科カタクリ属に属する多年草)の茎根から作られていましたが、カタクリが減少し非常に希少になってしまったことや、明治以降に北海道開拓が進みジャガイモが大量栽培されるようになったことが原因で、原料はジャガイモに切りかわっていきました。
現在、大量生産され市場に流通している多くの片栗粉はジャガイモ(馬鈴薯)から製造される馬鈴薯デンプンですが、名称はそのまま残りました。
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片栗粉の特徴
片栗粉は他の粉類とくらべるといろいろな特徴があります。
水と熱で粘性がでてくる:片栗粉は65℃以上になると「糊化」といって、どろどろねばねばの状態になります。これは食材にとろみを作るときに使われます。 無色透明で無味無臭:片栗粉は無味無臭です。さらに水に溶かすと透明になるため料理の色を変えないといった特徴を持ちます。透明になった片栗粉は、料理の出来上がりの時にツヤツヤしているので、見た目を美味しそうにしてくれます。
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片栗粉でアレルギーが出ることはあるの?
小麦などの粉製品ではアレルギーが引き起こされるという情報を聞いたことがあると思います。ですが片栗粉ではアレルギーが出たと言う報告はあまり聞きませんよね。むしろ小麦の代わりに片栗粉を使うことによって、小麦アレルギーを引き起こさずに安心して食べることができる代用品として使われることがあります。
そんな片栗粉ですが実はアレルギーが出てしまう方も稀にいるそうです。
片栗粉に含まれている「じゃがいものでんぷん」によりアレルギー症状が出る場合もあります。じゃがいも食べていつも体調が悪くなってしまったり、肌トラブルなどが生じる方の場合は、片栗粉を使った食材を食べてしまうとアレルギー症状が出てしまう可能性がありますので避けたほうがよいでしょう。
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どんな症状が出るの?
片栗粉によるアレルギーでは様々な症状が出る可能性があります。なので一概にこれだというような症状を伝えることができません。以下にアレルギーによって生じる可能性のある症状をまとめた表を準備してみたのでそちらを参考にしてみてください。
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片栗粉ローションも注意
皆さんは片栗粉ローションというものをご存知ですか?片栗粉ローションはマッサージやパックなどに使われる片栗粉と水を鍋で温めて作るローションのことで、自然由来のローションになりますのでとても安全で使いやすいものです。
赤ちゃんのお肌や、自然由来のものしか使いたくない方のスキンケアに使われることが多い片栗粉ローションですが、これもアレルギーが引き起こされる可能性がありますので十分に注意しなければなりません。
もし片栗粉ローションを使いたいけれど片栗粉のアレルギーが気になるという方の場合は、パッチテストをしてみてから使うようにしましょう。
片栗粉ローションのアレルギーだとどんな症状が出るの?
ちなみにじゃがいもや片栗粉にアレルギーを持つ人が片栗粉ローションを使った場合は、皮膚のかゆみや赤み、発疹などが出る場合がありますのでそのような症状が見られたらすぐに片栗粉ローションを洗い流し、悪化しないかどうか様子を見るようにしましょう。
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アレルギーの診察は何科に行くと良いの?
アレルギーの影響を疑った場合は、何科に行けばいいのか分かりづらいですよね。基本的には症状に合わせた診療科の受診を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!
耳鼻科/耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。食べ物を食べた後に「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。
小児科
子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。
内科
内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉ななんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです。風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。
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眼科
眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。
例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。
アレルギー科
あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。
クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 片栗粉によってアレルギーが出る人は稀にいる
- 片栗粉によるアレルギーの原因はジャガイモのでんぷん
- じゃがいもアレルギーの人は片栗粉を食べることができないので注意しよう
- 片栗粉を使ったローションでもアレルギー症状が出る場合があるので注意しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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