子どもから大人まで、幅広い年代の方から親しまれているカステラ。日本ではとても身近で、おやつとして楽しんでいる方も多いでしょう。
この記事では、そんなカステラについて、
- カステラとは?
- カステラにザラメを使う理由は?
- 家でカステラを作ろう!
をテーマに紹介していきます。カステラについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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カステラとは?
しっとりふわふわな食感が美味しいカステラ。一口ほお張れば優しい甘さが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちにさせてくれます。
ここでは、カステラの基本的な情報について紹介していきます。
カステラってどんなお菓子?
日本のカステラは、ケーキの一種だと思われがちですが、和菓子に分類されるお菓子です。優しい甘さとふんわりとした食感が特徴。
中でも長崎カステラが有名で、底にじゃりじゃりとした食感が残るザラメが入っています。
発祥は?
カステラは、15世紀~16世紀に日本を訪れたポルトガルの貿易商人やキリスト教の宣教師によって伝えられたと言われています。
日本に来たポルトガル人は、スペイン・カスティリアの食品であるビスコチョを持ち込みました。
カスティリアという地名をお菓子の名前だと勘違いした当時の日本人。それがなまってカステラと呼ばれるようになりました。
その後、日本人の口に合うように改良され、現在の日本で販売されているカステラができあがったのです。
ポルトガルの船が初めて上陸したのが、長崎説と平戸説があるため、カステラの発祥はその二つの土地が有力とされています。
カステラの原材料は?
カステラの基本的な原材料は、卵・砂糖(上白糖・ザラメ・和三盆糖など)・水飴(はちみつ)・小麦粉です。スポンジケーキと違い、油脂類が入っていないのが特徴です。
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カステラにザラメを使う理由は?
底にザラメがあり、じゃりじゃりとした食感が楽しめるのが、長崎カステラの特徴です。なぜ、長崎カステラにはザラメが付いているのでしょうか?
その理由について紹介していきます。
腐らないようにするため
現在では、配達機能が充実しており、早ければ頼んだ翌日に商品が届くこともあります。しかし、昔は商品を運ぶのに時間がかかります。
カステラは京都や江戸に献上していたため、遠くにカステラを運ぶ工夫が必須でした。また、カステラは卵を使い、水分量も多いため傷みやすい食品です。
そのため、長崎に豊富にあった砂糖を、カステラが腐らないようにまぶして運んでいました。砂糖は糖度が高く菌が繁殖できないため、防腐剤として砂糖を使用していたのです。
現在は防腐剤がありますが、じゃりじゃりとした食感が人気となり、そのまま残りました。
しっとりした食感を長持ちさせるため
カステラのザラメは、しっとりした食感を長持ちさせるために使われています。ザラメの原料である砂糖は保水性があるので、しっとりが長続きするのです。
また、ザラメは時間をかけてカステラに浸透していきます。時間が経ってもパサつかないように、ザラメを使用しているのです。
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家でカステラを作ろう!
カステラを手作りするのは難しいイメージがありませんか?実は家にある材料で簡単に作れます。
ここでは、基本的な、長崎カステラの作り方を紹介していきます。
材料
18×18cmの角型を使用する場合の分量は以下の通りです。
- 強力粉 100g
- 卵 4個
- 砂糖 100g
- みりん 大さじ2
- はちみつ 大さじ2
- サラダ油 大さじ2
- ザラメ 50g
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作り方
- 強力粉をふるいます。
- ボウルに卵を割り入れ混ぜて、湯煎にかけます。
- 湯煎にかけたまま砂糖を加えて、泡立て器を持ち上げるとリボン状になって落ちていく程度まで高速で泡立てます。最後は低速にして泡のキメを均一にしてください。
- サラダ油、はちみつ、みりんを加えて低速で混ぜ合わせます。
- 強力粉を1/3量加えて底からすくうようにしてゴムベラで混ぜ合わせ、残りの強力粉を加えて同様に混ぜ合わせます。
- 型にクッキングシートを敷き、ザラメを入れて全体に広げる。生地を流し入れて、型を10cm程の高さから2、3回落として、表面を平らにならします。
- 180℃に予熱したオーブンで10分焼き、140℃に下げてさらに30分〜40分焼きます。
- 型を10cm程の高さから落とし、焼き縮みを防止します。
- 粗熱がとれたらクッキングシートをはがし、お好みの大きさに切り分けます。
- お皿に盛って食べましょう。
ポイント
卵は常温に戻した状態で使います。湯煎は約40度で人肌になるまで温めてください。
本みりんを使う場合やアルコールが気になる方は、600Wのレンジで30秒ほど加熱してアルコールを飛ばしてから使うと良いでしょう。
その際は粗熱をとってから生地に加えてください。みりんを使うことでコクのある甘みがプラスされ、焼き色がしっかりとつきます。
ふんわりとしたカステラにしたいなら、強力粉を生地に加える際に、混ぜすぎないように気をつけてください。
焼き上がりは、竹串で刺して、生地がつかなくなるのが目安です。砂糖はグラニュー糖でも良いでしょう。
まとめ
カステラについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- カステラは、ポルトガルのお菓子を、日本人の口に合うように改良されて作られた和菓子。
- カステラのザラメは、傷みにくくするため、ふんわりとした食感にするために入れてある。
- カステラは自宅でも作れる。
作るのが難しそうなカステラですが、自宅でも作れるので、ぜひ試してみてください。
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