カシスはどんな味?そのまま食べられる?特徴や食べ方や栄養成分も

カシスは甘酸っぱい味わいの果実で、夏が旬の果物です。夏になるとカシス味のお菓子やジュースが売られますよね。ケーキの飾りに載っていた李、ムースケーキになっていたりして、食べたことがある人も多いと思います。今回はそんなカシスにつてご紹介していきます。

  • カシスって何の実?

  • クランベリーとは違うの?

  • 味は?

  • 栄養はある?

という疑問について詳しく解説していきます。美味しい食べ方についてもご紹介します。

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カシスって何?

かしすじゃ

カシスとは

カシスはクロスグリとも呼ばれる、ユキノシタ科スグリ属に分類される植物です。甘酸っぱい味わいや色からブラックベリーなどと混同されがちですが、違う科に属しています。

英語ではブラックカラントと呼ばれています。カシスの実は小粒で赤黒く、房になってぶら下がります。その美しさはまるで宝石のようだとも例えられます。

産地や用途

カシスの主な産地はニュージーランド・カナダ・北欧です。日本でも青森県で栽培されていますカシスは高温多湿が苦手なので、涼しく風通しの良い場所でよく育ちます。

日本では生のカシスが市場に出回ることは珍しく、ほとんどはジャムやジュースなどのお菓子に加工された状態で販売されています。

クランベリーやブルーベリーとの違い

カシスは「ベリー」の一種だと認識されることがありますが、クランベリーやブルーベリーとは全く異なる科に属しています。

  • カシス:ユキノシタ科

  • クランベリー:ツツジ科

  • ブルーベリー:ツツジ科

  • ラズベリー:バラ科

  • ブラックベリー:バラ科

分類学上でいう「科」とは、似ている種どうしをグループにしたときの呼び名です。

赤い果実は「ベリー」とくくられることがありますが、生物学上の分類では全く違うものになります。

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カシスはどんな味?

日本で生のカシスを見かけることはほとんどなく、お菓子やジャムなどに加工されたものがほとんどですよね。生のカシスはどんな味わいなのでしょうか?詳しく解説していきましょう。

甘酸っぱい味が特徴

  • 酸っぱい
  • 香りがいい
  • ベリー系のフルーティーな香り

生のカシスは甘みよりも酸味を強く感じます。収穫したてのカシスは香りもよく、生でも食べられますが、カシスは日持ちせず、収穫して加工するか冷凍しなくてはなりません。

また、酸味が強いので砂糖と煮るなどして加工したほうが食べやすいですよ。

リキュールやデザートが人気

カシスのリキュールはとても人気です。「カシスオレンジ」と言うカクテルを飲んだことはありませんか?お酒が苦手な人でも甘くさわやかで飲みやすいですよね。日本でも手に入れることのできるカシスの加工品を紹介します。

  • カシスリキュール
  • カシス果汁ジュース
  • カシスジャム
  • カシスジェラート
  • カシスムースケーキ
  • 焼き菓子(パウンドケーキなど)

カシスのさわやかな香りと甘酸っぱい味わいは、夏にピッタリ。加工品にすると通年を通して楽しめますが、カシスは7月~8月に旬を迎える果実なのですよ。

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カシスの食べ方

カシスは美味しいだけでなく、栄養満点!カシスは生のものは入手困難ですが、ジャムやリキュールなどはスーパーでも購入可能です。カシスの栄養成分やその効果、カシスの加工品を使った美味しいレシピを紹介します。

栄養成分や効能

  • アントシアニン視力回復効果
  • ビタミンA(βカロテン)皮膚や粘膜を健康に保つ作用
  • ビタミンC免疫力アップ、シミ予防
  • ビタミンEアンチエイジング効果

カシスは小粒な果実ですが、オレンジの3倍のビタミンC、4倍のビタミンEを含むスーパーフルーツです。ビタミンCやビタミンEはアンチエイジング効果のある栄養成分ですから、夏の紫外線の強い時期に積極的にカシスを取り入れたいですね。

また、アントシアニンはブルーベリーにも含まれていますが、カシスにはブルーベリーには含まれていない種類のアントシアニンが含まれています。

さらにカシスは末梢神経の血流をよくする作用があり、視力回復に効果的です。

ドリンク

カシスを美味しく取り入れる方法で最も手軽なのが、カシスジュースを飲むことです。濃縮されたカシスジュースは、季節に合わせて様々な飲み方も楽しめますよ。

  • 炭酸で割って「カシスソーダ」
  • お湯で割って「ホットカシス」
  • ハイボールで割って「カシスハイボール」

お酒との相性もいいのでぜひ試してみてくださいね!

スイーツ

カシスの甘酸っぱい味わいは夏に食べたくなるスイーツにピッタリです。

  • バニラアイス+カシスジャム
  • カシスムースケーキ
  • カシスジェラート
  • カシスゼリー

カシスジャムやアイス・ジュースは手に入りやすく、お菓子にも扱いやすいですよ。それぞれの一押しレシピを紹介します。

カシスパフェ(グラスの高さ15cm)の作り方
  1. パフェグラスにコーンフレークを深さ2cmほど入れる
  2. カシスジャムチースプーン3杯ほど、ヨーグルトを入れる(グラスの2/3まで)
  3. カシスアイス、バニラアイスを入れ、生クリーム、カシスジャムで仕上げる
カシスゼリーの作り方
  1. カシスジュースを鍋で温め、ふやかしたゼラチンを加えよく混ぜる
  2. カップにお好みのフルーツを入れる
  3. カシスゼリー液を入れて冷やし固める
どちらも簡単に作れますので、ぜひおやつに作ってみてくださいね!

そのまま

カシスジャムやジュースはもちろんそのまま食べてもとても美味しいです。朝食やお風呂上りなど好きなタイミングで食べましょう。

普段からスマホやパソコンをよく使う人は、目の健康のためにカシスを日々の食事に取り入れて見てはいかがでしょうか?

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まとめ

甘酸っぱい味わいで、デザートにもお酒にも合うカシス。日本で生のカシスを食べられる機会は少ないですが、加工品として身近な存在ですよね。今回はそんなカシスについて詳し紹介しました。

この記事をまとめると

  • カシスはブルーベリーやブラックベリーとは別の種類

  • カシスは甘酸っぱい。酸味が強い味わい

  • カシスには視力回復効果やアンチエイジング効果がある

  • 生のカシスは傷みやすくほとんど市場に出回らない

  • カシスはジャムやジュースなどの加工品は手に入りやすい

カシスはビタミンやアントシアニンが豊富で健康的です。加工品は砂糖が多く入っていますので、食べ過ぎない程度に上手に食卓に取り入れてくださいね!