かしわ天ととり天の違いはなに?名前の由来は?唐揚げとは何が違うの?

うどんといえば香川県のさぬきうどんですが、さぬきうどんのお店に行くと「かしわ天」というとり天にとても良く似たものが販売されていますよね。私はうどんにはかならずかしわ天をつけるくらい大好きなのですが、皆さんはどうですか？

今回の記事では、

これらについて解説していきたいと思います。

スポンサードリンク

かしわ天とはどんなもの？

かしわ天とは鶏肉に衣をつけた天ぷらのことで、香川県特有の言い回しだそうです。香川県といえば讃岐うどんが有名ですが、うどんの付け合せにかしわ天が生まれました。

一般的な天ぷらは下味をつけずに衣をつけてあげるのが一般的ですが、かしわ天の場合は醤油または塩に薬味を混ぜたタレに漬け込んでから衣をつけていきます。かしわ天のふわふわした衣がうどんのタレを吸い込んでくれるのでとても美味しく食べることができます。

スポンサードリンク

特徴は？

かしわ天は醤油、塩、生姜で下味を付けてから揚げていきます。更に水で溶いた卵を衣に使うことで揚げ上がったときに白い衣になるのも特徴です。サクサクしっとりな衣が大好きな人が多いのではないでしょうか。

かしわ天ではもも肉や胸肉、ささみなどの部位を使うことが多く、うどんだけでなくポン酢や辛子をつけて食べることもできます。濃厚な味わいを楽しみたい方は油の多いもも肉をつかうのがおすすめ、逆にさっぱりとした鶏肉を味わいたい方は胸肉やささみを使うのがおすすめです。

スポンサードリンク

なぜかしわっていうの？

西日本では鶏肉のことを「かしわ」というので、鶏肉を使った料理にかしわという言葉をつけることがあります。たとえば鶏そぼろを使ったうどんはかしわうどん、鶏肉を使った炊き込みご飯はかしわめしなど。

そもそもかしわとは675年に仏教国強化によって肉食が禁止される法律が生まれたことで、その頃にお肉を隠すために使われた隠語だそうです。ちなみに似たような隠語にイノシシ肉は「ぼたん」、鹿肉は「もみじ」というものがあります。どれもすべて植物からとった名前だそうです。

スポンサードリンク

かしわ天ととり天の違いは？

鳥の天ぷらはとり天と呼ばれていますが、かしわ天ととり天の違いとはどんなところにあるのか疑問に思ったことはありませんか？

そのちがいは地域による違いで、とり天が生まれたのは「大分県」でかぼすやポン酢と一緒に食べる郷土料理であり、かしわ天は「香川県」の呼び方でうどんと一緒に食べるように作られたものです。

どちらも鶏肉を使っているということに違いはないのですが、全国的なイメージとしてはとり天が「もも肉」、かしわ天が「胸肉」を指すという物が多いですよね。

鶏の唐揚げとは違うの？

さらに同じ揚げ物料理として鶏の唐揚げというものがありますよね。唐揚げは基本的に下味をつけて粉類をまぶして揚げたものです。とり天は天ぷら粉を使うのに対し、唐揚げは小麦粉と片栗粉を混ぜて作るのが特徴的です。

小麦粉と片栗粉を混ぜて作ることによってカリカリサクサクとした、天ぷら粉にはない食感になるのが唐揚げの特徴です。唐揚げの場合は、下味をつけて小麦粉と片栗粉を混ぜて衣をつけたものであればどんな食材であっても唐揚げと言われます。例えば山菜の唐揚げ、ゴボウ・レンコンのから揚げなどの種類もあります。

竜田揚げとは違うの？

竜田揚げに関しては主に鶏肉を使って作る「みりんと醤油でしっかり下味をつけた」揚げ物のことを言います。唐揚げの場合は鶏肉でなくても唐揚げをといいますので、そこが大きな違いでしょう。

とり天・かしわ天との違いは醤油ベースの下味をつけているということでしょうか。その他にも衣は片栗粉だけを使うというのも特徴的です。片栗粉だけを使うことによってカリカリとした硬めの食感に仕上がります。

スポンサードリンク

かしわ天の作り方！

では最後に家でも簡単に作れるかしわ天の作り方について解説していきたいと思います。

＜作り方＞

こんな感じでかしわ天はとても簡単に作ることができます。鶏の唐揚げよりもサクサクふわふわなので、鶏の唐揚げに飽きた方にもとてもおすすめな調理法ですね！

にんにくがしっかり香る唐揚げや竜田揚げよりもより和風の味付けで楽しめるので、ぜひご家庭でも作ってみてくださいね。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか？今回の記事をまとめると、

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク