近年食品の冷凍保存が大ブームで、作り置きの方法や冷凍食材など、色々な情報が見られるようになりました。今回は、冷凍食材の中でも人気の高いカリフラワーについて紹介していきます。
カリフラワーやブロッコリーは生鮮食品ですから、1年を通して価格の上下が激しいですよね。1個200円~300円になってくると、ちょっと手が出しづらくなります。そんなときに便利な商品が冷凍食品です。
冷凍カリフラワーなどは1年を通して値段が同じで、そこそこの値段で購入できます。ですが気になるのはその品質ですよね。生野菜が高いときは冷凍食材で代用できますが、美味しくなければ買いたくないですよね。そこで今回は、
- 冷凍のカリフラワーはまずい?
- 冷凍のカリフラワーを美味しく調理しよう
- カリフラワーの保存手順
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね♪
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目次
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冷凍のカリフラワーはまずい?
冷凍カリフラワーは美味しいのでしょうか?冷凍カリフラワーの使用感について紹介していきます。
まずいというコメントが多い
結論から申し上げますと、冷凍カリフラワーは食感が美味しくありません。詳しくは後述していきますが、やはり冷凍と生では、食感や旨味など、どれも劣ってしまいます。
筆者も冷凍ブロッコリーをよく購入しますが、やはり今一つです。ですが利便性や保存性が高いという利点があるので、使いどころだと思います。
繊維がこわれてふにゃふにゃになるから
冷凍カリフラワーがいまいちになってしまう大きな理由は、カリフラワーの繊維が壊れて水分が流出するためです。水分だけであればまだよいのですが、旨味成分や水溶性の栄養素なども一緒に流出してしまいます。
そのため冷凍野菜は食感が悪く、美味しくないという評判になります。ただ、解凍方法によっては比較的ましに解凍できたり、調理方法で補うなど、冷凍野菜もおいしく食べられますので色々調べてみてくださいね。
どうして繊維が壊れるの?
カリフラワーに限ることではありませんが、食品を凍らせて解凍した場合、細胞が壊れて水分が流出します。どうして細胞が壊れるのかですが、これは水が凍ると体積が増えることに由来します。
学校の理科の実験などで目にしたことがあるかもしれませんが、野菜などの植物を観察すると無数の細胞でできていますよね。その細胞一つ一つに水分が含まれていますが、この水分が凍ることにより膨張し、破裂するからです。
細胞が破裂しているため、解凍後は水分を維持する細胞膜に穴が開いている状態です。水分やビタミン、ミネラルなども流出してしまいます。
豆知識♪
冬場に水道管などが破裂する事故が良く起こりますが、これも水が凍ったことによる膨張が原因です。多くの物質は冷えると縮む性質なので、水は物質の中でも特殊であることがわかります。冷凍のカリフラワーを美味しく調理しよう
冷凍カリフラワーを美味しく調理するためには、調理方法や解凍方法などで少し工夫が必要です。冷凍カリフラワーを調理する際のポイントについて見ていきましょう。
おすすめの使い方
冷凍カリフラワーを使用したおすすめの調理方法は、汁物や炒め物、煮込み料理といった、凍ったまま使用できるレシピです。理由は後述しますが、解凍してマヨネーズなどで食べる方法はあまりお勧めできません。
解凍しないで使う方が良い理由
冷凍カリフラワーを解凍しないほうがよい理由は、先ほども少し紹介した通り、水分と一緒に旨味成分や栄養素まで流出してしまうからです。ビタミンやミネラルの多くは水溶性なので、解凍した際に出るドリップと一緒に流出してしまいます。
そのため凍ったまま汁物などに使用することにより、流出した栄養素や旨味を逃さず摂取することができます。
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カリフラワーの保存手順
続いて生のカリフラワーの保存方法について紹介していきます。冷凍保存する手順や、保存期間の目安などについて詳しく見ていきましょう。
基本は冷蔵保存
最近では「冷凍して長期保存」が便利で流行っていますが、野菜やお肉を美味しく保存させるためには冷蔵保存が基本です。野菜やお肉、お魚などはどれも生鮮食品ですから、買ったらすぐに調理して食べるのがベストなのです。
しかし近年は共働きや労働時間の長時間化により、毎日買い物に出向くのは難しいですよね。まとめて買って長期保存が常識となりつつありますが、この方法で美味しさを追求することは難しいといえます。
豆知識♪
野菜を美味しい状態で保つためには、生育に適した温度や湿度で管理することです。ですので、大抵の野菜は常温保存の方がおいしく食べられるものばかりです。
特に夏野菜や根菜類を保存する際は注意が必要で、冷蔵庫に入れると逆に腐ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
冷凍する時は急速冷凍で
野菜を冷凍保存する際は急速冷凍することにより、細胞の損傷を抑えることができるといわれています。ただし家庭用冷蔵庫では限界があります。
最近では急速冷凍モードなどが備え付けられている冷蔵庫も多く販売されているので、そういった機能を使ってもよいかもしれませんね。ステンレス製トレイなどがある場合は、使用することにより冷却速度が早くなります。
保存期間の目安
冷凍野菜の保存期間は1か月程度といわれていますが、多少のおいしさを犠牲にできるという場合はさらに長期保存することも可能でしょう。家庭用冷凍庫は開閉により温度が高くなってしまうため、冷凍保存であっても多少の品質劣化は生じます。
まとめ
今回は、冷凍カリフラワーを美味しく解凍・調理する方法、カリフラワーの保存方法などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 冷凍カリフラワーは凍ったまま調理するのがおすすめ!
- 解凍することにより、食感が悪くなる、栄養素や旨味の損失といったことが見られる。
- カリフラワーを美味しく食べるには、基本的に冷蔵保存がおすすめ。
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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