青果売り場には、よく1/2カットされた大根が並んでいます。購入するなら葉のついた上部の方を選びますか?それとも下部の根の方を選びますか?選ぶ部位によって大根おろしの辛さが違うのをご存じですか?さて大根おろしの辛みにはどんな栄養成分があり、それは胃に何かしら影響があるのでしょうか?今回は
- 大根おろしの辛み成分とは?
- 大根おろしの効能とは?
- 大根おろしを効果的に食べるには
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目次
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辛い大根おろしは体に悪い?
大根の辛さは、体に害をおよばすものではなく「イソチオシアネート」という辛み成分によるものです。イソチオシアネートは、一体どのような成分でどんな効果があるのでしょうか?
辛み成分の正体
大根の葉に近い上部の方は、水分が多く甘みが強いとされています。そして根の部分は水分が少なく辛みが強くなります。
しかし辛みの成分「イソチオシアネート」は、すりおろして細胞を壊さないと作れない成分です。ただその量は根の先端に近いほど多いとされています。
どうしても辛みが苦手という場合は、真ん中の切り口部分を活用してみましょう。辛みと甘みのバランスがよいのでおすすめです。
イソチオシアネートの効能は?
「イソチオシアネート」は、発がん物質を分解するのではないかと医学分野からも注目を浴びるほどの成分です。ガン予防や潰瘍化を防ぐ研究が日夜進められています。
また大腸菌を死滅させるほどの抗菌作用や肝機能の向上効果が見込まれています。
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大根おろしの効能
春の七草「すずしろ」として日本で古くから親しまれている大根には、豊かな成分が含まれています。大根の根には、アミラーゼやオキシターゼ、ビタミンCが豊富です。大根をすりおろしてより得られる効能とは、体にどのような影響があるのでしょうか?
胃腸を整える
大根おろしに含まれている食物繊維が腸内の老廃物排出を促します。また、アミラーゼにはでんぷんを分解し、胃腸を整える働きや消化を助け胃もたれや胸やけを予防する効果があります。
ダイエット
胃腸をと整える効果は、ダイエットにも有効です。また血行促進にも効果があるので、基礎代謝の上昇が期待できます。代謝の上昇は、消費エネルギーを増やします。
そしてカリウムが含まれている大根おろしは、むくみ対策にもなり、まさにダイエットに向く食材になります。ただし規則正しい生活とバランスよい食事を心がけましょう!
美容効果
大根おろしは、豊富なビタミンCが含まれています。ビタミンCは、コラーゲン生成に欠かせない栄養素です。またシミの原因となるメラニン色素の生成を防ぐ働きがあります。
ビタミンCは、熱に弱いので生で食べられる大根おろしなら美容効果が期待できます。
大根おろしを効果的に食べる方法は?
大根おろしを効果的に食べるには、すりおろしたらすぐ食べましょう。辛みの成分は時間がたつと消えてしまうからです。
ただし、たくさんの効果を得たくて欲張り過ぎてしまうと何かしら体に影響がでてきます。効果的な食べ方とはどうな食べ方なのでしょうか?
食べ過ぎるとどうなる?
大根に含まれている食物繊維を過剰に摂ると下痢になる場合もあります。またアミラーゼの刺激により胃酸が活発になり胃痛を起こす可能性もでてきます。
大根おろしのちょうどいい量は、小鉢に一盛程度、大根6〜8㎝の長さ(約300g)が目安になります。そして過剰な消化を促さないように空腹時はさけるとよいとされています。
熱を加えない
アミラーゼやビタミンCを効果的に得るには、熱を加えないで食べるのがよいとされています。ただ胃の調子がよくない場合は、スープなどの汁物にして食べるのもよいでしょう。
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まとめ
以上になります。いかがでしょうか。
この記事をまとめると
- 大根の辛み成分は、すりおろして細胞を壊さないと作れない成分「イソチオシアネート」で、根の先端に近いほど多いとされています
- 大根おろしにはアミラーゼやオキシターゼが豊富なことから胃腸を整える働きや血行促進にも効果があり、豊富なビタミンCもまた美容に必要なコラーゲンの生成に欠かせない栄養素が含まれています
- 大根おろしは、小鉢に一盛程度、大根6〜8㎝の長さ(約300g)が目安で、熱を加えないで食べると効果的です
- 辛みの成分は時間がたつと消えてしまうのですりおろしたらすぐ食べましょう
体の調子に合わせて効果的に大根おろしの成分を得るようにしたいですね!
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