匂いをかぐとつい食べたくなるカレー、食べだすと美味しくてつい食べすぎてしまいますね。でも、カレーを食べると腹痛になる人も多いでしょう。カレーを食べると腹痛になるのは胃腸が弱いだけでなく、食中毒が原因かもしれません。カレーを食べてお腹が痛くなる、原因や下痢がどれくらい続くのか書いていきます。
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目次
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毎回カレーで体調不良になる主な症状
子どもから大人まで、好きなメニューの上位に入るカレーですが実はカレーを食べた後,体調を崩してしまう人もいます。体調不良の主な症状としては、腹痛、下痢があげられます。
腹痛になる原因と対処法
カレーを食べると腹痛になる原因として、2つ考えられます。1つ目はカレーに使われているスパイスが考えられます。インド発祥のカレーはスパイスが多く使われていて、数種類のスパイスがブブレンドされて使われています。
スパイスが多く使われていると、胃腸への刺激が強すぎて腹痛を起こしてしまうのです。スパイスが原因で腹痛を起こす場合は、カレーと一緒に野菜を食べましょう。野菜には消化酵素が含まれているので、胃腸の消化を助ける働きがあります。
腹痛になる原因の2つ目は、カレーがウィルシュ菌に汚染されたのでは無いかと考えられます。ウィルシュ菌についてはあとで述べますのでそちらを参考にしてください。
下痢の時間はどれくらい続く?
カレーを食べてからの下痢はとても辛いですよね。せっかく美味しいものを食べたのに、下痢をしてしまう。いつまで続きそうで気が遠くなりそうになります。食べた量や個人の体質にもよりますが、胃腸を刺激している菌やスパイスがでてしまえば、下痢もおさまるでしょう。
はちみつが下痢の原因?
カレーに含まれるハチミツが、下痢の原因かもしれないと考える人もいるでしょう。ハチミツは糖類なので、大量に摂取するとお腹がゆるくなる人もいるかもしれません。1才以下の子どもに、ハチミツ入りのカレーを与えるのは絶対にやめましょう。
下痢でチョコレートは食べていい?
下痢の時にチョコレートを食べていいかという人もいますが、答えはNOです。一般的なチョコレートには糖類が多く含まれていて、チョコレートに含まれるカカオは胃腸を刺激する作用があります。下痢の時はチョコレートは控えた方が賢明でしょう。
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胃もたれ、胃痛の原因と対処法
市販のカレールーや、レトルトのカレーを食べた時に胃が痛んだことはありませんか。胃痛の原因はカレールーに含まれる動物性油脂が原因です。一度にたくさんの動物性油脂を食べたことで、胃の消化能力が追いつかず、胃痛がおこるのです。
対処法としては、市販のルーを使わずに純粋なカレー粉とスパイスで作ったカレーを食べるといいでしょう。動物性油脂が含まれていないと、胃痛がおきにくいのではないでしょうか。ただし、スパイスの使いすぎには気をつけましょう。
吐き気がする原因と対処法
カレーを食べて、ムカムカ吐き気がする人もいるでしょう。翌日のカレーではないでしょうか?そうでなければスパイスたっぷりのカレーを一度にたくさん食べたので、胃腸がびっくりしていると考えられます。ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。
胸やけがする原因と対処法
カレーを食べて、胸焼けがする場合は吐き気や胃もたれと同じように、動物性油脂が多く含まれる、カレーを急激にたくさんのカレーを食べたからかもしれないですね。対処法としては、カレーと一緒にサラダなどの野菜を食べる脂肪を分解する烏龍茶などの飲み物を飲むといいでしょう。
胸焼けしないカレーの作り方
調子の悪い時や、年齢を重ねるとカレーを食べると胸焼けするという声もききます。市販のルーを使わず、カレーことスパイスを使い小麦粉を少なくするといいでしょう。たくさん野菜を使うのも、胸焼けがしないカレーになります。
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カレーで体調不良になる原因
カレーは美味しいけれど、食べると体調不良を起こしてしまう人は案外多いものです。体調不良になる原因をみていきましょう。
アレルギーが原因かも?
カレーを食べていつも体調不良になる人は、アレルギーが原因かもしれません。カレールーの成分表示をみて何か原因になるような食品が含まれていないか確認しましょう。
食中毒が原因かも?
翌日のカレーを食べて体調不良になる場合は食中毒の可能性もあります。カレーに潜む、食中毒の原因菌をみていきましょう。
ウェルシュ菌とは
カレーに含まれる菌のひとつにウェルシュ菌があります。ウェルシュ菌は土や水の中、人の腸のなかにいる菌です。通常であれば悪さをしない菌なのですが、空気がないところを好みます。
ウェルシュ菌が好む室温くらいになると、芽胞が発芽し悪い菌に変身してしまうのです。悪い菌になったウェルシュ菌は100度で数時間熱しても死なないといわれています。
ウェルシュ菌の症状と対処法
ウェルシュ菌に汚染さたカレーを食べた人は。6時間〜10時間の間に腹痛や下痢の症状がでてきます。ウェルシュ菌を悪い菌に変身させないためには、カレーを保存する前には鍋底からよくかき混ぜるのがいいでしょう。
ウェルシュ菌は空気に弱いため、よくかき混ぜて荒熱をとり、鍋のままではなく、小皿などに小分けしておくのがおすすめです。
子供がかかったら?
子どもがカレーを食べた後にお腹が痛いなどの症状がでたら病院に連れていきましょう。その時に、カレーを食べたと伝えると医師の診断の手助けになります。
下痢症状になった場合、子どもは脱水症状を起こしやすいのでこまめに水分を補給するようにするといいでしょう。
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カレーの正しい寝かし方
ウェルシュ菌が増殖しやすいとはいえ、寝かしたカレーは美味しいですよね。ここで正しいカレーの寝かし方をお伝えします。
常温でひと晩保存できる?
季節や地域にもよりますが、常温で保存するのは絶対にやめましょう。食中毒を防ぐ基本は「つけない・ふやさない・やっつける」です。常温保存は菌をふやす要素があります。カレーは、冷蔵庫で寝かすようにしましょう。
25度で放置した場合
25度というと、少し涼しさを感じる温度なので、カレーを鍋に入れたままコンロにおきっぱなしにしてしまう人もいるでしょう。仮に室温25度でカレーを保存した場合、菌が増殖し続け数時間で10万倍ほど菌が増えるようです。
鍋ごと保存するには?
カレーは匂いも色も容器に移りやすいため、鍋ごと保存したい人も多いでしょう。深い鍋よりは、浅い鍋に移し替えて、カレーが空気に触れる面をふやすようにしましょう。
冷蔵庫で寝かせる方法
冷蔵庫でカレーを寝かせる場合は、鍋の粗熱が取れて2、3時間以内に冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫に入れたら保存は1日までが無難です。
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まとめ
ここまでカレーで腹痛になる原因、下痢はどれくらい続くのかについて書いてきました。
この記事をまとめると
- カレーを食べて腹痛になる原因は、動物油脂が多く含まれている、スパイスが含まれているから
- 腹痛の原因は、ウェルシュ菌という食中毒の可能性も考えられる
- カレーを寝かせる時は、ウェルシュ菌が発生しないように、鍋をよくかき混ぜて冷蔵庫で保存する
- カレーによる下痢は食後平均して10時間後に発症する。その後5、6時間以上下痢が続く場合があるが下痢が止まらない場合は病院で医師にみてもらいましょう
カレーは美味しくつい食べすぎてしまいますね。でも、カレーを食べる時には、保存方法に気をつけるなどしてカレーを食べて体調不良にならないようにしましょう。
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