大根にはさまざまな種類があります。種類に合わせて料理に使っていくと思いますが、辛味大根はその名の通り辛味のある弾痕です。辛味を活かした料理に使いますが、思っていた以上に辛かったということはありませんか?
- 辛味大根の辛味を抑えるには
- 辛味大根と他の大根は何が違うの?
- 辛味大根の料理方法とアレンジ
使いづらいと思っていた辛味大根も、コツを知ることで料理のレパートリーが増えていきます。ぜひご一読ください。
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目次
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辛味大根を辛くないようにするコツ
辛味大根は種類にもよりますが、とっても辛いと感じる時があります。辛味が欲しいけど、もうちょっと辛くないようにしたい、そんな時に試してほしい方法を紹介します。
丁寧に大根おろしにする
大根おろしは、実はおろしかたで、辛味が大きく変わってくるのをご存じですか?普通の大根もそうですが、大根は部位によって辛味が変わります。先端を使えばより辛く、葉に近い部分を使えば甘みがあるので、まずは使う部位を変えるのも方法の1つです。
そしておろしかたですが、ていねいにおろすことが大切です。大根を下す時に切り口に沿っておろすことがほとんどだと思いますが、繊維に沿っておろしてみましょう。辛味の元である「イソチオシアネート」が生成されにくく、辛味を抑えることが可能です。
電子レンジで加熱する
おろしてしまった後の辛味大根は諦めるしかないのでしょうか?おろした後に辛すぎると感じた時は電子レンジで加熱をしてみましょう。大根おろしを耐熱容器に入れて、200g程度であれば600wで1分ほど加熱をしてください。
辛み成分が揮発し、辛味大根の中にある甘味が引き立ちます。ちょっとだけ辛味を抑えたい時には30秒程度から少しずつ加熱すると、お好みの辛さに調整することができます。
辛味大根と大根の違い
辛味大根とその他の大根、見た目にはさほど差はありませんが、どのような違いがあるのでしょうか?
大きさと水分量が違う
辛味大根は一般的に販売されている大根(辛くない大根=青首大根)とは形も大きさも異なります。辛味大根と呼ばれているものは、青首大根よりも小ぶりなものが多く、水分量が少なめです。
青首大根よりも「アリルイソチオシアネート(芥子(からし)油)」と呼ばれる辛み成分の元になる成分が多いのが、辛味大根の特徴になります。
辛味大根の種類
主な辛味大根の種類
- 辛味大根(群馬産)
- 辛いね大根
- カザフ辛味大根
- 辛味大根(京野菜)
- 伊吹大根(滋賀)
- 辛味大根(京都産)
- ねずみ大根
- 親田辛味大根
どれも小ぶりで、カブのような見た目のものもあります。辛味大根はスーパーなどで販売される量が少ないので、手にする機会は少ないかもしれませんが、種類ごとで辛味の強さも異なるので、その辛みを味わってみてはいかがでしょうか?
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辛味大根の調理方法
辛味大根は大根おろし!と決めつけてははいませんか?大根おろしもおいしいですが、それ以外にも調理法はあるのでご紹介します。
切って20分程空気にさらす
辛味大根は辛さが魅力!ですが、やはりちょっと辛すぎることが多いので、食べる前にちょっと一工夫が必要です。辛み成分であるアリルイソチオシアネートは揮発性があるので、切ったりすり下ろしたりした後に、空気にさらしておくことで、辛味が自然と抜けていきます。
時間は20分程度が良いので、辛味大根をすぐに食べない時には簡単で手軽に辛味を抜くことができます。
用途に合わせて加熱する
辛味大根は青首大根と同じように調理することが可能です。料理の用途に合わせて加熱をすることで、より辛味を感じにくく調理もしやすくなります。
辛味大根の主な活用方法
辛味大根は辛味を活かした料理に使うことが一番です。どのような活用方法があるのでしょうか?
大根おろしが定番
やはり一番使いやすくおいしいのが大根おろしです。そのままの辛味を活かしたい時はおろしてすぐに食べる、辛味を抑えたい時には先に紹介した加熱や放置して辛味を飛ばす方法があります。
お好きな辛さに調整することができるので、何回か食べてみて調整していくのも良いでしょう。辛味大根の大根おろしは、そのまま食べるもよし、焼き魚に沿えるのも良いです。
酢漬けでピリ辛に仕上げる
甘酢大根などは、その酸っぱさがおいしいのですが、辛味大根で作ることでピリ辛に仕上げることができます。
<材料>2人分
- 辛味大根 1/3
- 塩昆布 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/3
- 酢 大さじ2
<作り方>
- 大根は食べやすい大きさ(0.5cm幅のいちょう切りなど)に切る
- ジップロックなどの袋に材料を全て入れてもみ込む
- 冷蔵庫に入れて10分ほどおく
通常の甘酢大根などの酢漬けは、唐辛子などを入れますが辛味大根を使用することで不要となり、辛味大根の独特の辛さがアクセントとなりおいしいです。辛味を抑えた辛味大根の酢漬けにする場合、辛味大根を切った後10分ほど放置してからもみ込むと辛味が抜けてちょうど良い辛さとなります。
まとめ
辛味大根の活用法と辛味の抑える方法について紹介しました。
この記事をまとめると
- 水にさらしたりすると栄養が抜けてしまうので、電子レンジで加熱や放置するのが最適
- 青首大根と辛味大根の差はその大きさと水分量が違う、辛味大根は小さく水分量が少ない
- 味をつけてしまうよりも、そのまま大根おろしや酢漬けで辛味を楽しむ食べ方が良い
辛味が苦手という人もいるかもしれませんが、辛味はさまざまな方法によって抑えることができます。お好みの辛さにしてから、辛味大根を楽しむのはいかがでしょうか?